奇抜なタイトルで詩を書こう!!
甘井サブレさんが始めたこの企画。
落合朱美さんの主催で、第2回も行われました。
面白すぎるこの企画、なんともチャレンジャーな
『勇者への道』を辿る人は更に増えてしまいました。 超笑
第2回 〜落合朱美様 主催〜
| お相手 | さちのタイトル | お相手のタイトル |
| 落合朱美様・・・主催者 | 跳び箱の内側から | 二子山部屋入門 |
| 甘井サブレ様・・・勇者 | かさぶたからチューリップ | 空飛ぶ社長と咆哮ドジョウ |
| 絵都 様・・・勇者 | 不味いラーメン屋の魅力 | えっと、ぴ |
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<二子山部屋入門> さち ここに来れば 強くなれるって聞いたんですが・・・ もっと体格がよくないと だめですか? 今はまだ 小さいけれど 頑張って食べますから 学校で ボクをバカにした奴等 アッと言わせてやりたいんです 本当に もし力士になれたら きっとあいつらなんて 相手にしなくなるだろうけど 今のボクには この想いがすべて どうか 強くしてください 「二子山部屋入門」〜番外編〜 モグモグモグ... どんなに食べても 太っても 大丈夫 大丈夫 二子山部屋があるもん もはや時代は モンゴルだって 若乃花も貴乃花も もういないけど だけど 大丈夫 大丈夫 二子山部屋に入って 新しい時代を作るから いっぱい食べて大きくなる 大きくなって強くなる 番付上がって 人気も出たら TVに映って 有名人 もう ただの おデブじゃないぞ 懸賞金もガッポガポ ただ 残る問題は 胸はどうやって隠すんだろう・・・ (お嬢さん 女性は入門できません。 女性は土俵に上がれません・・・) |
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<かさぶたからチューリップ> 甘井サブレ ワイルドな勾配以外には 何もない坂道で 転んだ ほんのわずかな段差のせいで 右の膝と脛をやられた どっこす坂の 夕日どき 血まみれのオレは へたりこみ 脛をタラタラと滑り降りる血の赤に ちょっと クラッとした いっこうに止まらぬ血の滝を 着ているシャツで押さえようとして 今朝着たばかりのシャツだったことに 気づいて決意は鈍ってた そこへヒロセがやって来た そこへヒロセがやって来て よぉ と片手を上げたから ヒロセは あっ、と息を呑んで ワイルドな坂を駆けのぼり 坂の上にある公園で ハンカチを濡らして来てくれた それは 淡いチューリップ模様で そのオレンジ色が綺麗だったから 思わず訊いていた 「汚しちまうぜ、いいのかよ?」 ヒロセはオレを睨みつけ 傷口を上からぐっと押さえつけた それはもの凄い力で それは熱い手のひらで 痛ぇよ、とうめいたら すまなそうに ごめん、といった そして 続けてこう言った 「そのハンカチ、返さないでね」 え、なんでだよ…? それを確かめる暇もなく ヒロセは じゃ、と立ち上がり どっこす坂をのぼって見えなくなった 家でハンカチを洗おうとしたら 妹がグーで横腹を ねじ込んで来た ツッコミ上手は こういう手口で 難なくネタを集めやがる 「ははん、その人ふられたね…」 「モト彼のプレゼントってトコかな?」 …ツッコミブスめ、とつぶやいた ……二度目のグーは容赦がなかった しかし 推理は的中してた ヒロセのダチに 例のハンカチをみせるなり 最低ヤローの罵詈雑言 だ オレの血はもう止まったのに ヒロセの中のその傷は よっぽど重症らしかった あのときの傷が癒えた 黒紫のかさぶたから 芽が伸びて チューリップが 咲いてしまいそうだから 柄でもないけど 声をかけよう その傷の痛みが 少しだけ 晴れるなら 隣町のハーブ園でも誘ってみよう |
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<えっと、ぴ> さち 少し緊張する ぴ 「ぴ」っと 背筋を伸ばす ぴ 「ぴ」っと 紙が破ける ぴ 「ぴ」っと 指差される ぴ えっと、ぴ 「ぴあにか」 上手く吹けなくて 音楽のテスト 腹 痛くなった ぴ えっと、ぴ 「ぴんち」になって交代する ピッチャーの身にもなってくれ ぴ えっと、えっと、ぴ やっぱり 緊張する 「ぴ」の 音のせいかな やっぱり ただの きのせいかな |