優しい海
by 熱燗 僕の、行く先。 誰にだって、分からない行き先。 凄く遠くをみているようで その実 笑っちゃうほど 近くの事に精一杯だよ 僕が引っぱる飛行機雲に 詩を付けておいでよ 誰かが、居酒屋のカウンターで言っていた 「人生なんか バカタレ 泡みたいなもんだ」 そんなこんな 抱えながら 飛んで行く紙飛行機を 見つめてる 惚けた様に あれやこれや 思い悩みながら 飛んで行くその軌跡に 虚ろな瞳 俺達は魅せられて行く 不安な未来の その 表裏一体な魅力に溺れて行く by みすまる 理由なんて誰も考えなかった “紙飛行機ツア〜”と銘打って 部室で縮こまる後輩達を 君は外へ駆り立てる 山奥の深い谷にかかる 橋を目指して ドライブ ただ みんなで紙飛行機を飛ばすために 君の感性が 鋭く尖って きらきらしていた頃 真っ白な紙が きっちりと 揺るぎない直線で 折りたたまれて 柔らかな風に乗る もう海へ着いたろうか by いさな 守られて 飛び立つことの幸せを 全身に浴びて 遠く 遠くへ by ルナク 「とべる と いうこと」 やさしさが やさしさが やさしさが あの すいへいせん を ほほえみが ほほえみが ほほえみが あの すいへいせん を あんなに かがやきに かえているから わたしは きょうも とべるの です by てんこ 茜色に 染まりかけた 海? 闇色に 染まりかけた 空? 結ぶように 飛ぶ 幼子の手から 放たれた 紙飛行機 一つ 遊びつかれて 一日が おわる時を 嘆くかのような 涙の粒を 輝かせて 飛ぶ 空へ by 一筆 遠い海を越えて地球の裏側まで秒単位 はるか彼方の君にも一瞬で僕の言葉は届く 顔を見るのさえできるようになった 世界はこんなに広いのにね でも画像も文字情報も君を抱きしめることはできない そこに僕がいないことが 君には耐えられない夜になる モニターの向こうで何度もごめんねと繰り返す君に 僕の手は触れることができない スイッチを切ってしまった君が あのあとちゃんと眠れたのかどうか 僕には確かめる方法がない そばにいることだけが絶対じゃないけど それでしか伝わらないこともある 繰り返す波音を聞きながら君の言葉を思い出す 12時間ほど待っていてくれ この海を越えて今君のそばへ行くから |