最強


じじの口癖。
何か言うと、『ほ〜かい・・・(そうかい)』、そして、人の話をあまりよく聞かずに、
「○○は、いいのかなぁ?」と聞くと、『いぃんじゃネエか。』



私が、翌日のバレーボールの時のために500mlのスポーツドリンクを買っておく。
私の留守に、子どもがそれを見つけて、「これ、飲んでもいいのかなあ?」と、じじに聞く。

『いぃんじゃネエか。』
簡単な返事だ。

私が帰ってきて冷蔵庫を開けると、当然ドリンクは無い。
「ああ〜!!ここにあったスポーツドリンクはっ??」
「俺が飲んだよ。」と、子ども。
「明日持っていくやつだったのにい〜!!」
「だって、じじがいいって言ったモン!」

ああ・・・わかんねえなあ、とかいってくれよ・・・。

子どもがじじに言う。
「さっきのドリンク飲んじゃダメだったんだってさ。」
すると、じじは一言。
『ほ〜かい・・・』


この 『ほ〜かい・・・』は、最強の一言だと思う。
『ほ〜かい・・・(ソリャ、悪かったなあ)』ともとれるが、
『ほ〜かい・・・(そんなのしらねえよ)』ともとれる。
そのうえ、「だめだったんだ」という事実を、ちゃんと受け止めてくれたようでもあり、
無責任な感じに放っぽらかされたようでもある。


聞く側によって、どうとでも取れる言葉なのだ。
これが、もし「そうかい」だったら、もう少しはっきりしそうなものなのだが・・・。
だから、文句も言えない。

うち中で、「あれは、凄い一言だ・・・。」ということになっている。