MR. Strangelove, M.A., or: How I learned to stop worrying and love IR.

The TA Gazette in Canada

里竹日記「カナダTA時報」

The TA Gazette in Canada



最新の日誌へ|



以前の日誌へ|




2002/03/31 0:21
BGM: Diana Krall, "The Look of Love"

 キュートなバーテンダーに淡い想いを抱いてはいけないのでしょうか?



2002/03/30 0:32
BGM: スガシカオ 「愛について」

 今回の「愛読者アンケート(自己愛編)」へのご回答、ありがとうございまいした。アンケート調査の結果、大変貴重なデータを得ることが出来ました。なんといっても愛読者は、畏友トミイ、ご近所ジェイ、旧友ぶんちゃん、の3名であることが判明。というわけで今後の里竹日誌、この御三方のために捧げてまいる所存です。罵詈雑言の数々でぶっ飛ばして参ります。里竹御三家(君達のことだ)、しっかりつかまって、ついてきたまへ。ビール2パイント+ウィスキー2杯で酔っ払った里竹でした。ではおやすみなさい。



2002/03/29 0:09
BGM: Holly Cole Trio, "My Foolish Heart"

 今週はイースター。金曜日から月曜日までお休み。かの文豪、夏目漱石はイースターについて倫敦日記で悪態をついている。金曜日、グッド・フライデーで商店などが休み。漱石は買い物しそびれ、週末を遣る瀬無く過ごす。月曜日、休み明けと思って赴くと、イースター・マンデーでこれまた休み。堪忍袋の緒が切れようで、イースターなどけしからんとまで言い放っている。というわけで罵詈雑言の主はわたし一人ではないのである。

 今日の罵詈雑言。正確には昨日の深夜であるが、何気なく目にした新聞記事にわたしは思わず罰当たりな言葉を発していた。そうですか、そういう手に出ましたか、不魔殿。そしてあなたは引き受けるんですか。なるほどね、でも、言っておきますがね、わたしが尊敬するマダムOに肩を並べようなどと、まさかそんな夢想と戯れておるんじゃないでしょうね。詳細については、正式発表を待って、後日改めて書く。しかしあの記事は信憑性が高いのだろうか?



2002/03/27 20:09
BGM: Diana Krall, "When I look in Your Eyes"

 自己愛アンケートによると、読者の皆様は「里竹に読めと強制されて」本誌と関わり始めたようである。強制されて始めたとはいえ、更新されていないと「悲しく」ときには「殺意すら覚える」らしい。人間の心理というのは厄介なんである。付き合ってくれと強引に押しまくられて仕方なく付き合い始めたけど、いつのまにか情が移って振り向いてくれないと切なくなり、別れ話を切り出されてストーカー化するってパターンに似ていますね。比喩が長いってば。でもってよくわからん。ところで情熱的な愛とストーカー化する愛との違いって何でしょうね。例えば女優に恋した貧しい絵描きが、女優の住む部屋の窓から見える広場を100万本のバラで埋め尽くし、真っ赤なバラの海に驚く女優を窓の下から見つめる場合は情熱なのか、ストーカーなのか。ご意見をお待ちしております。




2002/03/26 19:54
BGM: Diana Krall, "Cry Me a River"

 読者の皆様、いかがお過ごしですか?本誌では「愛読者アンケート(自己愛編)」(3月24日の日誌参照)へのご回答を引き続き募集しております。一読してお分かりになるように、かなりバイアスのかかった質問事項で構成されたアンケート。自己愛編と銘打つ所以である。思惑通り肯定的な回答が多く、すこぶる機嫌がよろしい。どんどん回答して、わたしの気分を盛り上げていただきたい。

 さて、今回のアンケートで、「更新されていないと殺意すら覚える」という愛読者がおられることがわかった。彼、ぶんちゃんは剣道3段(もっと上だっけ?)、お父上も柔道の高段者であられる。まじで殺されかねない、とびびって更新しています。ぶんちゃん、「味噌煮込みうどん」美味しゅうございました。ついでに700番を踏まれたようで、おめでとうございます。「里竹日誌キリ番ゲット会」(以後、TKクラブ)会員番号7番を差し上げます。高校時分のあのことは(どのことだろう?)、これっきりで忘れてください。ところでたった今決まったのですが、TKクラブ1番はわたし(100番と500番踏み)、2番はジェイ(200番踏み)、3、4、6番は欠員、5は永久欠番。キリ番を踏んだ方は自己申告ください。

***

 月曜日。ギル教授のクラスに出る。今学期も終わりに近づき、期末ペーパーのプレゼンテーションのスケジュールを組んだ。ギル教授の提案で、学生がお互いに討論者を努めることになった。
「どうやって決めましょうか。誰を選んでもいいわよ」と教授が言った。
「そうねぇ」とエリザベスが答える。「わたし、里竹のペーパーを選んでいいかしら」。





2002/03/24 23:05

 TA日誌と銘打っている割にはTAの話題が上らない本誌。「看板に偽りあり」と肩透かしを食らった方も多いかと愚推する。読者の皆さんは何を期待して本誌をご覧になっておられるのであろうか。今後の編集の参考のため、「第二回 愛読者アンケート(自己愛編)」をおこないます。ふるってご回答くださると、幸甚でございます。

質問1 あなたは本誌をどのような形でお知りになりましたか?
1 里竹本人が読めと強制する。
2 友人の熱烈な薦めで。
3 検索の結果たどり着いた。
4 リンクされていた。

質問2 どの程度の頻度で本誌を閲覧なさっていますか?
1 毎日
2 週に数回
3 週に一回

質問3 里竹日記(旧「愛と誤解の教務助手」)のバックナンバーを
1 全部熟読し大いに楽しんだ。
2 飛ばし読みし大いに笑った。
3 バックナンバーなんてあったの?これから読むのが楽しみ。うひ。

質問4 訪問したのに更新されていないときの気持ちは?
1 世界中で自分にしか聞こえない程度の音で舌打ちをする。タイミングが合わなかった自分が悪いのだ。
2 里竹も忙しいのだと同情する。里竹も人の子だ。
3 ネタの枯渇は才能の枯渇に等しいと思う。でも里竹はそうじゃない。

質問5 お薦めリンクを訪れたことが
1 ある。(具体的には?)
2 ない。

質問6 あなたは本誌の掲載内容に満足なさっていますか。
1 大変満足。

質問7 本誌の話題で一番面白かったのは?(自由回答)

質問8 今後、期待する話題は?
1 愛の政治学
2 TAちょっといい話
3 「世界の車窓から」的現地報告
4 里竹罵詈雑言の数々
5 その他

ゲストブックにお書き込みくださいませ。



2002/03/23 1:05

 クラスメートのエリザベスに誘われカフェに行った。ぼくたちはコートを脱いで席についた。
「あら」と彼女は言った。
 ぼくたちは二人ともデニムのシャツにチノパンをはいていた。
 彼女は微笑み、「偶然ね」とぼくに言った。
 店の外に積もった雪が太陽に照らされて、ガラス越しにまぶしく光っている。春が近い。



2002/03/15 23:05

 大変得がたい体験をした。きっかけは一通の配達通知であった。某所まで小包を取りに来い、という。当地ではこういう場合、郵便局ではなく、最寄の郵便取扱所に受け取りに行くことになる。たいていは、雑貨屋が郵便業務を代行している。誰でもそうだと思うが、自分宛に小包などがあると、わけもなくウキウキしてしまう。サンタさんを待つイヴの夜、って感じ。わ、わたしだけですか?ともかく、小包を受け取るなどまったく心当たりのなかったわたしは、どこかの親切な足長おじさんがわたし宛にどえらい遺産でも残して送ってきたのではあるまいか、などと意味のない妄想にふけりつつ、郵便取扱所に足を向けた。住所は聖通りの1901番地。当地随一の目抜き通りである。瀟洒なブティックや小洒落たレストランを横目に1800、1850番と行き過ぎる。しかし、こんなところに取扱所なんてあったかいな。そう思った瞬間、1901番地にたどり着いた。そしてわが目を疑った。そこはセックス・ショップであった。ショーウィンドウ全体をエロ雑誌が飾っている。セックス・ショップと郵便取扱所。わたしの貧困な常識ではとても両立しそうにない、セックスと郵便。そういえば『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はセックスがらみのハードボイルドだったよな。西欧社会ではセックスと郵便はセットなのだ。無理からに自分を納得させようとするわたし。でも、納得がいくが、腑に落ちない。エロ本を買いにエロ本屋に行き、AVを借りにAVレンタルに行くのは全然構わない。しかし郵便を受け取りにエロ本屋に行くのは本意でない。目的と手段が一致しないのは合理的選択論者として我慢がならない。とはいえセックス・ショップに入らないと郵便を受け取れない、虎穴にいらずんば虎子を得ず。しょうがないので店に入る。おやじがエロ本を立ち読みしている。ちっともハードボイルドじゃない。AVとかで溢れとるのかと思ったが、そんなものはなく、意外や意外、普通のスポーツ雑誌やファッション雑誌のほうが多い。駄菓子も売っている。奥にはグリーティングカード・コーナーもある。要するにただの雑貨屋なんである。だったらなんでショーウィンドウにエロ本満載なのか。なぞである。なぞをなぞのまま放っておくのはよろしくない。学者としての探究心に欠ける。探究心に欠ける者は学者としてやっていけない。というわけで、なぞの探求のため、何度か通わねばなるまい、と心に誓った里竹であった。

***

 で、気になる小包の中身。高校時代の旧友ご夫婦が「味噌煮込みうどん」を送ってくれました。赤飯つき。ありがとうございました。気にかけてくれる友がいるというのは、よいものである。やさしさに支えられて生きているのだなぁと思う。普段、あらゆる物事に罵詈雑言を浴びせ、ジェイに苦笑されているわたしであるが、心を改め、三日に一度くらいに控えようと思う。では、お聴きください。ブルーハーツで『ひとにやさしく』。



2002/03/14 19:44

 耳寄りの情報を得た。わたしがTAをやっている授業を教えているクルマちゃんは、ポスドクの若手研究者である。彼は、なんと、超有名子役だったらしい。当地の公用語人学生なら誰でも知っているそうな。ホンマかいな、と思って調べると、おお、映画にも出演。『チュック(毛糸の帽子)の戦争(英題:戦争を止めた犬)』(1984)。身振り手振りを駆使した講義の様子から、大学で演劇サークルでもやっていたに違いないと踏んでいたが、プロだったのねん。「同情するならカネをくれ」などと言っていたのだろうか?そして子役から学者への職業替えの過程にはどのようないきさつがあったのであろうか?なんか知らんが、大変好感度が増した。



2002/03/12 20:35

 わたしは普段、インターネットへの接続には某大手プロバイダーを使っている。You've Got Mail ってやつである。使い始めて3年が経つが、こいつは使い勝手がよろしくない。しょっちゅうフリーズする。勝手に接続を切る。挙句の果てには、過去のメールとアドレス帳を消去するという許しがたい反逆をしでかしたこともある。2度も。メールソフトの癖に生意気なことこの上ない。ただ、わたしの周りにこいつを使っている友人がいないので、この現象がわたしにだけ降りかかる災難なのか(世の中は不平等だ)、こいつの使用者一般が苦しんでいる災厄なのか(世の中は平等に不完全なのだ)、判然としない。もし後者なら、世界中の使用者から何らかのクレームがあるだろう。気になっていろいろと調べたが、どうやらこいつと「ゲイツさん家の窓」は相性が悪いらしい。こいつがバージョンアップするたびに、「窓」との反りが合わなくなるようである。「窓」のバージョンアップの場合も然り(vice versa)。というわけで、両社はトラブル対策用のツールをウェッブ上で配布しているが、非常に見つけにくい場所に置かれている。しかも、トラブルが頻繁に起こることを積極的には公表していないようである。わたしは「窓:千年紀版」(以降、窓千)のページをうろうろと彷徨った挙句、プロバイダーのページへたらいまわしされた。曰く、旧ヴァージョン5.0は窓千に対応しておらず、窓千対応の新ヴァージョン5.0は窓千のCD-ROMに付属しているとな。そんなの初耳。で、CD-ROMを立ち上げ、探したら、あったがな。こりゃ失礼しました。早速インストールだ。でもその前に、旧ヴァージョンがAOL5.0 for Windows 95/98 リビジョン177.148 であることを確認しておいた。インストール後、新ヴァージョンを確かめる。AOL5.0 for Windows 95/98 リビジョン177.33 って、おい、ヴァージョン・ダウンしてどうする。一気に不信感が増す。その後、接続するたびに自動ヴァージョンアップしてくメールソフト。そして、何度目かの接続の後、AOL5.0 for Windows 95/98 リビジョン177.148 になりましたとさ。そして相変わらず、フリーズを繰り返し、勝手に接続を切断する。こういうのを最近では「上書き損のくたびれ儲け」というらしい。大体名前がおかしいよな、窓千なのに95/98ってさ。




2002/03/11 19:55

 あまり知られていない事実であるが、わたしはかつて「深夜ラヂオ族」であった。雪降り積む屋根裏部屋でロウソクの灯りをたよりに中学入試の受験勉強をしていた12歳のころから、蛍雪の大学入試受験まで、わたしの傍らにはラヂオがあった。深夜ラヂオから離れがたく、また受験が大好きだったので、二年続けて大学入試を受けたというのはご愛嬌である。大学入学で上京した後も、深夜にラヂオを聴く癖がぬけなかったわたしは、ある日、見つけてしまう。深夜11時。ジェット機の飛行音が流れる。それは伊丹に住む従兄妹の家で聞いたような、やかましいものではない。上空1万フィート、静謐な雲の上、旅心を掻き立てる飛行音。そして低音の渋い男の声が続く。この飛行音と男の声は、わたしの心を静かに、しかし確実に揺さぶった。霧深いロンドン、パリのカフェ、アンダルシアの夕べ、チュニジアの夜、香港の喧騒へと、夜毎わたしをいざなうのだ。なぜこれほどまでに漂泊の思いが募るのか。なぜ「JALでいく美食とオペラのイタリア5日間の旅、24万8千円から」に申し込もうとしていたのか。わたしには今でも理由がわからない。「ジェット・ストリーム。あなたとわたしの夢の旅」。


2002/03/10 10:14

 衝撃の名店「大阪」(2月22日の日誌参照)についてはご記憶の方が多いと思う。先日、ジェイを伴って「大阪」を再訪した。前回はあまりのショックに言葉を失い、その衝撃の根源を探りそこねた我々であるが、今回、いろいろなことがわかった。おかみさんは1969年にこの店を開いたそうだ。老舗、といってよい。当時、当地は国内最大の商業都市として経済的繁栄を謳歌し、日系企業も盛んに進出していたそうだ。「大阪」も随分その恩恵を受けたようである。おかみさんは宮崎県延岡市から移民として当地にやってきた。当時は無条件で移民になれたそうである。中には旅行に来てそのまま移民した人もいたという。隔世の感、である。われわれはこの店を近くにある酒類専売公社のおじさんに教えてもらった。おかみさんにそう告げると、常連さんであるという。「あの人、来るたびに、俺はお客にいつもこの店を薦めている、って言うんだけど、いやぁ、初めてですよ、そう言って来て下さったのは」。おじさんはわれわれがワインの品定めをしているときにいろいろ薦めてくれたが、明らかに酔っており、呂律が回っていなかった。おかみさんによると、いつもそうらしい。店でワインを試飲し、「大阪」でランチを食い、お銚子も飲み、店に帰って利き酒。酒とバラの日々、である。かような話に花を咲かせ、われわれは店を出た。そして一つの結論に達した。「大阪の女将」、侮りがたし。これはもう通うしかあるまい。焼き魚定食がいつも「鯖」「秋刀魚」「鮭」であったとしても。



2002/03/06 2:41

 さて、過去二週間、世間を騒がせ、成り行きが注目されていた懸案に一つの結論が出た。マス・コミュニケーション技術の革命的進歩によって、グローバリゼーションという名のものとに、大量の情報が日々垂れ流される2002年。日頃から朝日毎日読売NHKといったメディアを取捨選択しつつ、時には目もくれず、本誌「TA時報」をより所となさっている(いるのか?)賢明な読者の皆様は、くだんの懸案事項、すでにお気づきであろう。いうまでもなく、原因不明の停電により、30分あまりで打ち切られた中間試験(2月22日の日誌を参照)のことである。講師のクルマちゃんことセドリックが試験の打ち切りを発表した直後から、当地の界隈ではあらゆる噂が飛び交った。「休み明けに抜き打ちテストをやるらしい」「まじかよ。そんなの許せねェ」「チョー簡単なテストだったのに。あと5分もあれば提出してたわよ」「同じような問題で時間をおいて再テスト、っつうのが妥当じゃねぇか?」「でもまた勉強するの、面倒だわよね」。そして休み明けの月曜日。500人を超える学生で鈴なりの大講義室。彼らは待っているのだ。そしてクルマちゃんことセドリックの重大発表。「中間試験のことだが」。500人がいっせいに固唾を飲む。「学部長と相談した結果、我々はひとつの結論に達した」。500人の学生の命運を握ることに、ある種の快感を感じ始めたクルマちゃんことセドリック。彼はその特権を1秒でも長く独り占めしたいようだった。じれったさに学生は落ち着きをなくし、気を失う女子学生も出始めた。クルマちゃんことセドリックは続ける。「再試はなし」。すなわち、採点仕事からの解放決定!8人のTAは停電に感謝した。給料泥棒?何とでも呼べ。うひ。



2002/03/05 1:54

 わざわざ日誌のスペースを使って発表することでもないが、500番目の訪問者は、わたしであった。なんか、せつない。

***

 懸案(だかどうだか)の毛糸の帽子。金曜日に図書館へ行き、登録したり、データ検索したり、文献のコピーをしたり、ぼー、と窓の外を眺めたり、いろいろと用事を済ませていざ帰るか、と思ってポケットに手を伸ばし帽子を探ったが、なかった。あるべきところにその物がない、というのは心地よいものではない。この埋めようがない喪失感は、月の出ていない夜に感じる気持ちと似ている。あるいは、夜中の三時に目がさめて、隣で寝息を立てているあなたのことがなぜか知らない人に思えて遠い存在に感じてしまう、そんなときに感じる孤独、といってもよい。フィッツジェラルドが、"In a real dark night of the soul, it is always three o'clock in the morning, day after day." というとき、彼は正しい。 そんな大げさなものですか。いやね、今朝はめちゃくちゃ寒くて、マイナス13度の寒風の中、毛糸の帽子無しで歩くと耳がちぎれそうなので、紛失を後悔したという心象風景を綴ったんですけどね。しかし、図書館のどこで、いつ帽子を失ったのか、まったく覚えていないところが哀しい。気絶していたのか、わたしは。日々、物忘れがひどく、これまた青春の終わりを感じる冬の午後である。




2002/03/02 0:34

 まず、読者の声から。前日の日誌では二つの話題を取り上げているが、前後の脈絡があまりになさ過ぎ、つい深読みしてしまう、意図はあるのか、との問い合わせがあった。まっとうなご意見である。そこまで真剣に読んでいただけると、日誌書きとしては嬉しい。そうですね、おぢさんが悪かった。次回からは、日誌のトピックとしての重要性はもちろん、empirical puzzle から導き出された research question を論理的に整合性のあるかたちで提示し、従来の日誌から得た知見を批判的に乗り越え、新たな理論的分析枠組みを構築し、もちろん操作可能な独立変数と従属変数を抽出し、検証可能な仮説を方法論的に理にかなった事例で検証するという日誌にしていこうと思う。もちろん結論部ではIRはもとより政治学の知的蓄積への貢献点を強調せねばなるまい。政策的含意は言わずもがな、である。そんな日誌、誰も読まねぇよ、思いつきで書いたんだろ、そうならそうと始めから言いなさい。

***

 で、早速思いつきの話題転換。きょうは珍しく吹雪いていた。図書館で毛糸の帽子を紛失したわたしは、仕方なく頭髪を雪にさらして帰途についた。途中、雪がやみ、雪を払おうと頭に手をやると、髪の毛が凍っていた。手櫛をするとバリバリと音がする。こんな状態が髪の毛によいとはとても思えない。頭髪の砂漠化がいっそう進むことが懸念される。Excuse-moi, j'voulais pas t'faire de peine.



2002/03/01 1:47

 ジェイの勧めで Le fabuleux destin d'Amelie Poulainを観た。そうですね、なかなか可愛らしい作品であった。フランス人がラヴコメを作ると、ああいう風になるのね。メグ・"40越えてその可愛さは無理がある"・ライアンとかジュリア・"お口にCD-ROM"・ロバーツとは一味違って面白かった。フランス人も意外と純情なのである。アメリーは "eye-ball actress" とMirrorで評されていた通り、チャーミングな役回りであった。月9とかが真似しそう。

***


 昔、マンガでこんな会話を読んだことがある。初老の夫婦と年頃の娘が暮らす家に強盗が入る。強盗は夫婦を縛り上げ、娘に危機が迫る。

妻 「娘だけはやめて。まだ嫁入り前なのよ」
強盗「うるせぇ」
夫 「お、お前、こんな、強盗なんてロクでもないことやって、どうせたいした仕事なんてしてないんだろ。ひ、昼間は何やってんだ」
強盗「公務員だけど。一応」
夫婦「(顔を見合わせて)公務員なら、安心?」
娘 「いやぁー」

 たしか『じみへん』だったと思うが、あのシュールな空気を伝えられないのが残念である。面白かったなぁ。しばらく篭球部「じみへん」仲間のSと、ことあるごとに「公務員なら安心?」とおちゃらけていたのが懐かしい。そんなSもいまや某省キャリアだから恐れ入る。しかし「公務員なら安心」という前提に懐疑の目が向けられるこのご時世、彼は大丈夫だろうか。強盗なんかやるなよ、S。



以前の日誌へ|


ホームページへ|