2002/06/28

ツアー12日目

 猪がでた。


2002/06/24

ツアー8日目

 わたしの祖父は時代劇好き、チャンバラもの好きであった。そして2年ぶりに会った父親は如実に爺様化していた。昼間から「暴れん坊将軍」の再放送をごろ寝して見物。夜は夜で「水戸黄門」である。
 数年ぶりに見る「水戸黄門」にわたしは驚愕した。まず、由美かおる、健在であった。もっとも恒例の8時27分のお色気シーンは封印されていた。とくに見たくもないのであるが、なんとなく寂しい。そして「うっかりはちべい」がいない。「風車のやしち」もいない。さらに驚いたことに、水戸黄門が出てこないのである。黄門様の出てこない「水戸黄門」。そ、そんなの、あり? にもかかわらず、印籠はでてくる。では誰が「えぇい、静まれ、静まれぃ。この印籠が目に入らぬかッ」と怒鳴るのか? 答えは、松尾芭蕉。まじ? である。「黄門様の名代であるぞ」と叫んでおった。なんやねん、それ。トミイ、ジェイ、日本は大変なことになっています。里竹の「日本再発見リポート」続報を待て。



2002/06/23

ツアー7日目

 荷物の整理。メールのチェック。世はすべてこともなし。


2002/06/22

ツアー6日目

 羽田―伊丹。吹田の姉宅。甥と初対面。実家へ。山奥。


2002/06/21

ツアー5日目

 二日酔い。足元がふらつく。今日は活動休止。昼に回転寿司を食って、マンガ喫茶へ。バスケ漫画の最高峰「スラムダンク」をむさぼり読む。名作。泣いた。
 夜。O君とお好み焼き屋へ。すっごくうまい。ご馳走になりました。


2002/06/20

ツアー4日目

 昼。母校へ。Y先生・O先輩と会食。Y先生とは2年ぶり、O先輩とは4年ぶり。
 午後。ゼミの後輩とお茶。
 夜。ゼミの同期と飲む。ハシゴしまくって電車がなくなり、銀座からタクシー。こんな飲み方は二度とすまいと思う。


2002/06/19

ツアー3日目

 午前中、惰眠をむさぼる。
 昼。ランチを台湾の友人と。昼から飲むビールはうまい。
 夜。大学時代の部活仲間と新橋で再会。旧友の噂話で盛り上がる。


2002/06/18

ツアー2日目

 下宿を出る間際まで帰朝講演の原稿準備。
 昼。渋谷でY先輩と待ち合わせ。渋谷にモアイ像があるのをあなたはしってましたか? わたしは知らなかった。渋谷で増殖中というお洒落系のカフェでランチをご馳走になる。
 午後。母校へ向かう。渋谷駅周辺にはサッカー日本代表のユニフォームを来た若者が結集していた。母校に到着。指定された教室に向かう。見覚えのある後輩がいた。曰く、今日のゼミは日本―トルコ戦と時間が重なるため休講。な、なに? わたしとH君が報告のはずだったが、H君の報告は延期、わたしの報告はサッカーの試合終了後、5時半からおこなうという。なんだかなぁ。
 夜。ゼミの連中とコンパ。  


2002/06/17

ツアー初日

 朝から某国大使館へ。JR大井町―新橋―地下鉄銀座線と乗り継ぐのだが、結構な荷物を抱えていたわたしは、あまりの満員電車の混雑振りに恐れをなして、5分間隔で発着を繰り返す電車を30分ほどぼんやり眺めていた。
 昼。丸の内の某商事ビルへ。学部ゼミの同期と待ち合わせて鰻屋へ。うまかった。
 午後。母校へ。いろいろ雑用を済ませる。改築された図書館がすっかり変わっていて、使い方がわからなかった。
 夜。お世話になる友人Oの下宿へ。彼に会うのは4年ぶり。翌日の記念講演の準備を午前2時ごろまで。


2002/06/16

ツアー当日(後半)

前回までのあらすじ

 ツアー当日、数々の災難に襲われる里竹。トロント―成田のフライトで隣に座ったおばさんとスチュワーデスの通訳係としてこき使われた後、お礼一つ言わずに去っていったおばさんの態度に脱力してへたり込んでしまう。

 ほぼ全員降り終わった頃にわたしも席を立った。再入国審査を受け、荷物のピックアップに向かう。預けた荷物は、東京滞在用のボストンバックと実家滞在用のトランク。トランクの色はメタリック・ブルー。ボストンバックはすぐに出てきたが、トランクがいっこうに出てこない。そしてベルトコンベアは停止した。やれやれ。わたしは13時間のフライトで疲れた重い体を引きずってクレームに向かった。
 そこではピックアップされなかった銀色のトランクが一つ残っていた。当然わたしのものではない。しかし、目印に巻くベルトがわたしのものと全く同じであった。青とピンクの格子模様のベルト。汚れ具合も同じ。どこかのそそっかしい人が間違えたのであろう。
 ANAの地上職員がわたしのトランクを間違えてピックアップした人を見つけ出してきた。初老のご夫婦だった。彼らは既にトランクを自宅に宅配便で送っており、それがわたしのトランクかどうか確かめようがなかった。間違えたトランクが自宅に届き次第、そしてそれがわたしのトランクであった場合には、折り返しわたしの実家へ転送してもらうようお願いして空港を後にした。すっかり気の抜けたわたしは、成田エクスプレスに乗るという贅沢を自分に許し、大井町のホテルに向かった。
 


2002/06/15

ツアー当日(前半)

 午前5時、草稿のアウトライン完了。午前7時、タクシーを呼び、空港へ向かう。7時半過ぎには空港カウンターでチックインを済ませていた。連日の荷造りに加え、徹夜でアタマが重い。ハタと気づくと、チックイン時にマイレージ登録するのを忘れていた。思えばこれが、わたしをこれから襲うことになる数々の不運の兆しだったのかもしれない。
 8時半まで、空港のカフェで時間をつぶした後、セキュリティチェックを受けた。今回、ラップトップコンピュータを持参しているので、当然、起動させられた。あー面倒くさい。他の手荷物をX線検査した女性係官が、「はさみ、もってるでしょ」という。一瞬何のことだかわからなかったが、小さな眉毛切りを見せると、取り上げられた。こいつは返してもらえないと悟ったわたしは、「えー、結構高価なんだけど」とウソをついた。すると、切手代を払えば自宅に転送してくれるとことになった。
 トロントまでの飛行機は10時発の予定であった。しかし予定が遅れ、10時50分発というアナウンスがあり、さらに11時20分発にまで遅れるという。これだと13時05分のトロント発への乗り継ぎが微妙である。どうしたらいいんでしょうかね、と職員に訊くと、「一生懸命走ってください」。実際、トロントに着いて、到着ターミナルから出発ターミナルまで一生懸命走って移動し席についたときには出発間際であった。
 成田までのフライト、となりは団体ツアーのメンバーらしいおばさん二人組み。このおばさん達は機内サービスのとき日本語で注文する。カナダ人スチュワーデスを相手に、である。それはそれで構わない。外国が話せるからといって偉いわけでもなんでもない。しかし、サービスが出来ないカナダ人スチュワーデスは困惑し、困りきった表情でわたしに助けを求める。その度にわたしが通訳することになった。おばさんAが日本語で言う、スチュワーデスが助けを求める、わたしが通訳する、Aが日本語で言う...。同じことが繰り返されるとそれが習慣化される。

 A「ほっとこーひー」
 スチュワーデス「...?? Water?」
 わたし「ホットコーヒーが欲しいそうです」
 スチュワーデス「Oh, yes. Cream and sugar?」
 A、自分に訊かれているとは思っていない。
 わたし「クリームとお砂糖はいりますか?」
 A「のー」

 A「こーちゃ」

 スチュワーデス「オチャ?」
 わたし「紅茶だそうです」
 A「なんで紅茶が通じないの?」
 わたし「彼女は日本語がわからないと思いますが」
 A「でも紅茶でしょ」
 わたし「紅茶は日本語ですっ」

 スチュワーデス「Do you want something to drink?」
 わたし「オレンジ・ジュースに氷を入れてください」
 A「オレンジ・ジュース」
 スチュワーデスは氷をカップに入れようとする。
 それを見たAはすかさず、「氷、ノー」
 スチュワーデスはわたしを見つめる
 わたし「氷はいらないそうです」

最後にはAとスチュワーデスは当然わたしが通訳するものであると期待し、あるいはそれが当たり前、という状態にまでなった。政治学的に言うとこれはもう立派な制度化、である。そしてAはわたしに対してひとことの礼もなかった。成田に着くと、AとBはわたしの顔も見ずに、会釈もすることなしに、一目散に搭乗降口に向かった。日本人はいつから「ありがとう」を出し惜しみするようになったのであろうか。無力感に襲われたわたしは脱力し、しばらく席から立てなかった。



2002/06/14 21:29
ツアー前日

 ふう。引越し終了。荷造り完了。帰朝講演草稿未完成。


2002/06/12 2:32
ツアー2日前

 アルゼンチン、だめじゃないか。負けちゃぁ。

***

 それにしても荷物が多い。あまり知られていない事実であるが、わたしは荷造りが下手である。旅慣れていないお上りさん状態である。あれもこれもと詰め込んでいるうちに、あっというまに荷物が膨れ上がる。あーぁ、旅立つ前に疲れてしまう。こういうのってわたしだけではないと思うんですが、どうなんでしょう?


2002/06/12 2:32
ツアー3日前

 わが里竹日誌もついに朝日新聞にフィーチャーされるまでになった。アフリカ「魔術」サッカー関連の記事である。しかしこの記事は魔術サッカーをキワモノとして扱っておるのが気に食わない。アフリカにおける魔術(witchcraft)の伝統は、政治・経済・社会に深く根ざしており、そして必ずしも「悪」を意味しない。わが国でいう「やおろづのかみ」みたいなもんである。それを科学vs魔術、西欧vs原始的アフリカの紋切り型二元論、二項対立に還元してどうする。こんな答案ではCだぞ。落第すれすれだぞ。ちゃんとコース・パックを読んだのかよぉ。いくら穏健なへたれTA里竹でも機嫌を損ねるぞ。これだから朝日はいつまでたっても近代化依存の似非良識派体質が抜け切れんのだ。しかもアルゼンチン「儀式」サッカーの存在にも触れていない。今回のワールドカップの最大の目玉に気づかないとは、まだまだである。根拠不確かな中田代表引退報道なんぞにかまかけているばやいではないのだ。


2002/06/11 12:58
ツアー5日前

 ただいま引越しの荷造りに加えて、ジャパン・ツアーの荷造りでてんやわんやである。14日に引越しして15日にツアーに出る。しかし、部屋の惨状を見るにつけ、ほんとにヒコーキに乗れるのか心配である。帰朝記念講演「Canadian Foreign Policy after the events of September 11」の準備もままならぬ。どげんしたらええかのう。

***

 ジャパン・ツアーの予約がぼちぼちと入り始めた。トーキョー・ツアーでは酒池肉林が楽しめそうである。鰻の「菊川」。渋谷でランチ。くにたちフレンチ。一足お先に六本木。すまんな、ジェイ。大阪場所で甥っ子と初顔合わせ。はっけよい。ホームタウン・ツアーではハヘロ氏が食い倒れの街で食い倒れの饗宴にいざなってくれるらしい。持つべきものは(うまいものを食いに連れて行ってくれる)友人である。共倒れにならなきゃいいけど。


2002/06/08 21:09

 このたび、「里竹ジャパン・ツアー 2002」開催の運びとなった。ツアー日程は以下の通り。

 6月16日      成田着
 6月17―21日   東京ツアー
 6月22日      大阪ツアー
 6月23―7月16日 故郷ツアー
 7月17日      成田発

各ツアーに参加を希望される方は「里竹ジャパン・ツアー 2002」事務所までご連絡を。なお、東京ツアーは6月19、21日にのみ空席あり。大阪ツアーは満席。故郷ツアーは予約受付中。



2002/06/06 1:09

 前日の日記で、セネガル―アルゼンチンの決勝対決を大胆予想した。が、しかし。そんな対決はそもそも物理的にありえないことが判明。セネガルの属する Group A とアルゼンチンの属する Group F は決勝トーナメント第1戦か、準決勝で対決するらしい。決勝トーナメントの組み合わせがすでに決まっているとは知らなかった。しかしながら転んでもタダでは起きない里竹日誌。日本の皆さんに朗報がある。Group A と Group F のチームは決勝トーナメントに入ると日本で試合をするらしい。いざ、スタジアムへ。魔術と儀式の生対決をお楽しみに。

***

最近のお気に入り曲。"A Thousand Miles" by Vanessa Carlton. http://www.vanessacarlton.com/


2002/06/06 1:09

 どうですか、皆さん、ワールド・カップ、盛り上がってますか。開幕戦でいきなりセネガルがフランスに勝った。TAの授業でセネガル政治を取り上げたので、わたしは感慨深かった。セネガルには特有の民主主義概念があって、「デモクラアアシイ(demokraasi)」という。民主主義という概念は欧米の専売特許ではなく、各地の歴史・社会・風土に根ざしたそれぞれの民主主義がある、っつうことである。セネガル・デモクラアアシイだ。でもってアフリカ・サッカー界にはいまも「魔術(witchcraft)」の伝統があるのだ。深いなぁ、アフリカ。でもってでもって、アルゼンチン・サッカーは「儀式(ritual)」なのだ。儀式としてのサッカー。これもぜーんぶTAの授業でやった。いったいどんな比較政治なんでしょうか。今から考えるとかなり不思議な授業であった。セドリックは魔術を使ってわれわれの授業を儀式化したのかも。何と言っても子役スターだからな。自分で書いていてよくわからない。ただ、ひとつ確かなことがある。これら一連の出来事はとても偶然とは思えない。つまり、セネガル―アルゼンチンの決勝戦を予見しているに違いない、ということだ。魔術サッカーvs儀式サッカー。すごい楽しみ。

 トミイへ。かの有名な「英国ブックメーカー」でセネガル―アルゼンチンの決勝戦を10ポンドくらい買っておいたほうがいいかもよ。当地への旅費が稼げるかもしれない。まじで。



2002/06/01 1:09

 チェリッシュ。

 えっ?

 だから、チェッリシュ。

 なにが?

 ダ・カーポじゃなくて。

 ダ・カーポじゃない?

 そう、ちがう。


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