
RSはギア比についての不満が多い!
その事に触れたページも多いのだが、ちょいと私もそれについて考察、、、
まずRSの元となっているγとγ-SPの比較表を以下に示す。
| 変速比\各マシン | RS250 | RGV250γ | γ-SP |
| 1速 | 2.454 | ← | 1.875 |
| 2速 | 1.625 | ← | 1.470 |
| 3速 | 1.235 | 1.277 | 1.222 |
| 4速 | 1.045 | 1.090 | 1.040 |
| 5速 | 0.916 | 1.000 | 0.925 |
| 6速 | 0.840 | 0.925 | 0.840 |
| 1次減速比 | 2.565 | 2.565 | 2.560 |
| 2次減速比 | 3.000 | 3.142 | 3.285 |
| 6速最終減速比 | 6.4638 | 7.45478775 | 7.064064 |
ギア比大→速度小 ギア比小→速度大となる
乾クラのSPはクロスミッションが入っているため1,2速のギア比が低い!
それに大してRSとγは同じギア比である。
しかし6速においてはRSとSPのギア比が同じになっている。
この事はつまり格ギアの使用範囲がRSはワイドであると言う事を指す!!
これによりシフトダウン時の回転数の落ち込みや、
シフトアップ時にパワーバンドを外すといった事が発生する!?
特に1〜3速においては峠の上りなどで、
下のギアでは吹け切ってしまい、上のギアではパワーバンドを外すといった
最悪の症状も多数報告されている。
唯でさえピークパワー重視のエンジンのためピーキーな仕上がりになっているのに
これでは使いにくくて仕方ない!?
この解決策として多くのRS乗りがSPの乾クラキットの移植を望むのである。
そうすることにより1,2速のカバー範囲を狭め回転の落ち込みを減らし
パワーバンドをキープし易くするのだ。
しかしこの解決策には副作用がある。
乾クラによりクラッチの繋がりがダイレクトになる上に、
1,2速のギア比をクロスすることにより1速のギア比が低くなり
発進が著しくデリケートになるのだ!!
平地での発進ですら半クラが常となり、坂道発進ではクラッチ板の焼ける臭いが、、、
通常の街乗り適正は無きに等しいものとなるだろう。
もし街乗りにも使うというならクラッチ板交換費用を頭に入れておかねばならない!?
それと2次減速比が一番低いと言う事にも注目してもらいたい!?
スプロケットはF14・R42となっているのだが、
これではギア比自体がワイドな上に、ファイナルで最高速仕様となっている事を示す!!
つまりパワーをγより上げた分、格ギアの担当領域を拡大し
最高速が出せるようなセッティングとなっているのである。
最高速の違いを表に示すと以下のようになる。
12000まで回してシフトチェンジしたとするときの
各ギアにおける最高速と、シフトチェンジ後の回転数の落ち込み
| マシン | RS250 | 回転数(rpm) | RGV250γ | 回転数(rpm) | γ-SP | 回転数(rpm) |
| 1速 | 73.3 | 70.0 | 87.8 | |||
| 2速 | 110.7 | 7946 | 105.7 | 7947 | 111.9 | 9416 |
| 3速 | 145.6 | 9124 | 134.5 | 9430 | 134.7 | 10705 |
| 4速 | 172.1 | 10152 | 157.5 | 10248 | 151.0 | 10705 |
| 5速 | 196.3 | 10521 | 171.7 | 11008 | 164.6 | 11009 |
| 最高速度(km/h) | 214.1 | 11002 | 185.6 | 11101 | 195.9 | 10083 |
机上の計算なので実際は走行抵抗等により異なります
確かに最高速はγより格段に出るようにはなってはいるが、
この仕様では峠での速度域では選択できるギア範囲が狭く
より一層フィーリングの悪いものとなってしまう。
解決策としてはスプロケットを換え2次減速比を変えるか、
エンジン自体をリードバルブの交換や圧縮比アップ等のチューニングにより
中速域でのピックアップの良いものにするしかない!!
ギア比とは関係無い問題ではあるが、6千回転付近のトルクの谷を無くす事も
RSの課題の一つだろう!!
もっともスプロケでファイナル(2次減速比)を変えても、
そのギアによる最高速が変わるだけなので根本的解決とはなりえないが、
ステージとなる峠の速度域に合った仕様とすることで、
走りやすくはなるであろう。
ではスプロケットを変更した場合の最高速の変化を以下の表に示す。
| 2次減速比 | 2.800 (F15-R42) |
2.857 (F14-R40) |
ノーマル3.000 (F14-R42) |
3.143 (F14-R44) |
3.231 (F13-R42) |
3.385 (F13-R44) |
| 1速(km/h) | 78.5 | 77.0 | 73.3 | 70.0 | 68.1 | 65.0 |
| 2速(km/h) | 118.6 | 116.2 | 110.7 | 105.7 | 102.8 | 98.1 |
| 3速(km/h) | 156.0 | 152.9 | 145.6 | 139.0 | 135.2 | 129.0 |
| 4速(km/h) | 184.4 | 180.7 | 172.1 | 164.3 | 159.8 | 152.5 |
| 5速(km/h) | 210.3 | 206.1 | 196.3 | 187.4 | 182.3 | 174.0 |
| 最高速度(km/h) | 229.4 | 224.8 | 214.1 | 204.4 | 198.8 | 189.7 |
F1down=R3up
ご覧のような具合になるわけであるが、私は現在F14-R44を選択している。
一応F13のスプロケットも用意してあるので、
次は思いきり良くトップスピードを切り捨てF13-R44にしようと思っている。
多くの人は現在の私の様にF14-R42かF13-R44にしているようである。
最後に予断ではあるが、私の黒魔はF14-R44でメーター読み220km/hをマークした事がある!!
ノーマルRSのパワーでは204km/hとなるところを約10%up!?
当然この計算が正確なわけでもなく、またメーター誤差の可能性も捨てきれないが、
もしコレでF15-R42としていたならば、246km/h出る計算に♪
もっとも走行抵抗は速度が大きくなれば更に強くなるし、
その速度まで引っ張るだけのトルクが無ければ話にならないのだが、、、
しかし聞いた所によるとRSでメーター読み240km/hをマークした人もいるらしいので
全くの夢物語というわけではなさそうだね!!
ある情報筋では市販250cc最高速度はNSR250改(MC21)で実測248km/hだとか?
メーター誤差を5〜10%程度だとすると、
メーター読みだと270km/h程出さなくてはいけない!?
いくらRSと言えどメーターは240までしか打ってないぞ(-_-;)
ちなみに旧型RSのメーター誤差は最高速度域で10%程度らしいけど
黒魔のメーターは大型と比べて大差が無かったので、
メーター誤差5%程度で収まってるかも♪
最後に、、、
もっと詳しいデータをお持ちの方がいたら是非お教えくださいm(_
_)m