37号
小さいから楽しいホテルの経営』
                                平成16年7月9日
                                  vol 037
                                金曜日発行

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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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      スイスのエコホテル3
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◆今回も以前の日経新聞で紹介されていましたスイスのエコホテル
のお話をします。

◆今回は、グラウビュンデン州の山間にある「ホテル ウクリヴ
ァ」というホテルです。

◆まず見た目に違うこのホテルの特色は1つは客室にテレビ、電話、
冷蔵庫がないこと。

◆もう1つは敷地内の会議室等の屋根に64枚の太陽光パネルが張
られ、これによりホテルのお湯は、水温70度から90度になり、
このホテルの年間熱エネルギーの半分をまかなえています。
将来的には100%にする予定だそうです。

◆環境保護という考えから、「不必要なモノは極力省く」というホ
テルの方針はホテルの隅々まで行き届き、それを理解していただい
たお客様には支持されています。

◆宿泊客からの要望が無ければ、シーツなどは取り替えないため、
普通であれば3人のベットメイク係が必要な22室70ベットのベ
ットメイクの仕事も、1人で済んでしまうそうです。
そしてその洗剤も全て天然素材のものを使っています。

◆このホテルのレストランの運営もこだわっています。
食事や飲物の材料は「有機」「地元産」「季節性」の3条件に合う
ものに限定して提供し、加工食品は一切使わないです。
コーヒーも「有機」です。

◆有機食材にこだわるといえばスイスの別のホテルでも、「毎週金
曜日はバイオデーです」として、メーンダイニングでは有機食材を
メインにして顧客に勧めているホテルもあります。

◆それでも客室にテレビも電話も冷蔵庫もない、「不必要なものは
極力省く」という考え方はホテルの独善であってはいけないと思い
ます。

◆自分は正しいことをやっているのだと言っても、一般のホテル
サービスと比べ不便さをお客様に押し付けることになるわけで、
「充分すぎるほどの告知が必要です。」とその「ホテル ウクリヴ
ァ」の支配人は言っています。

◆ここまで徹底して「不必要なものは省く」と言っても、リゾート
地であればこそ許されるのでしょう。
リゾートには非日常性を求めてお客様が来ます。
数日間なら「テレビも電話も無くて良い」と考えてくれるお客様は
多いのかもしれません。


◆これまで3回にわたって「スイスのエコホテル」を取り上げて紹
介してきました。
日本でもこれからは、「エコロジー」「バイオ(有機食材)」それ
に「ユニバーサルデザイン」が、今まで以上に注目されるでしょう。

◆そしてそのようにセグメントされた市場にこそ「小さいホテル」
が力を発揮していける場所です。

◆「ユニバーサルデザイン」とホテルについてはまた別の機会にお
話します。



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次回はまたホテルの実務に戻って、「ベットメイク」について改め
て検討してみたいと思います。

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□■編集後記■□

7月1日は私にとって記念すべき日になりました。
以前から憧れの人でした稲盛和夫さんと一緒に、回転寿司店で昼食
を摂り、一緒に写真を撮り、サインまで書いていただきました。

普通の食事でなく、回転寿司を一緒に食べてというのが珍しいと思
います。

稲盛和夫さんはご存知の方も多いと思いますが、京セラの名誉会長
であり、今のKDDIの前身の第二電電を創業した人です。
今はKDDIの名誉顧問でもあります。

一緒に昼食を摂ったと言っても、勿論2名でとったというわけでは
なく、6名テーブルでです。
はじめから最後まで大変緊張していました。

土光敏夫さん、松下幸之助さん、そして稲盛和夫さんは私はにとっ
て尊敬する経営者です。

土光さんは石川播磨重工や東芝を建て直し、経団連会長の後は、当
時の中曽根首相に乞われて「臨時行政調査会会長」を勤め、その生
活ぶりはNHKで放映され質素な生活から「めざしの土光さん」と
呼ばれた人です。

松下幸之助さんは皆さんご存知の通り今の松下電器を創業し、世界
の松下にした人です。

3人の本は沢山読み見ました。それぞれが憧れの経営者です。
今回は、会いたかった憧れの経営者にやっと会えたという喜びです。

私にとってこれからの仕事の上で励みになりました。そして写真と
サインは見る度にヤル気を起こさせる力となってくれそうです。

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