51号
小さいから楽しいホテルの経営』
                                平成16年10月15日
                                    vol 051
                                  金曜日発行

  -------------------------------------------------------      
[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
-------------------------------------------------------
                              

   =======================================
          飲食サービス
========================================
今回からしばらくホテルにおける飲食サービスについてお話します。

◆最近、ビジネスホテルを建築する時、レストランを作らず宿泊の
みの営業を目指す傾向にあります。
レストランを運営することで採算性が悪くなることを心配してでし
ょう。

◆しかし、監督官庁はファッションホテル(ラブホテル)建築を抑
制するため、ホテル内にレストランを有さないホテルには建築許可
を下ろさなくなりました。

◆それで、ビジネスホテルもレストラン運営はするつもりは無くて
も、ホテル開業の許可をもらうために、レストランのホールと厨房
を設計図面上に書き、そして実際にレストランを作らなければなり
ません。

◆これからのお話は、レストランを運営しているか、いないかは別
にして、レストランのスペースと最低限の厨房設備はあるものとし
て進めます。

◆初めは、実際にはレストランを運営していない場合について検討
してみます

◆今は、ホテル間の競争から宿泊者に朝食を無料で提供しなければ
ならない場合が多いです。

◆レストランを運営していないホテルでの朝食の提供方法は、レス
トランやロビーの一角に可動式のコーヒーマシンやジュースの機械
を置き、パンやおにぎりも一緒に置き、それをお客様に自由に取っ
ていただいているの場合が多いようです。

◆宿泊のお客様は、朝食の提供が始まる時間になると一気にいらっ
しゃいます。
そのためどうしても、ほとんどの人は立って食べるか、お部屋へお
持ちになり食べます。

◆立って食べるのは男性だったら出来るのでしょうが、女性には抵
抗があるでしょう。

◆また、このような形式で朝食を提供するとすると、食べ物を口に
押し込むという食べ方になり、ゆっくり食事が出来ません。
時には、少し遅れてきたお客様の分が不足してしまうこともあリま
す。

◆そうであれば、一層のこと朝食はお部屋でしていただくことを前
提にして検討してみてはいかがでしょうか。

◆パンは2個くらいと飲物をあらかじめセットにして紙袋に入れて
おきます。
そして、それをフロントカウンターなどの上に置いておきます。

◆すると、お客様も取りやすいですし、一人で沢山持っていかれる
心配もありません。宿泊されたお客様の数だけ作ればいいのです。

◆飲物は1人用パック容器に入ったジュースでも、ドリップ式の
コーヒーでも良いでしょうし、両方入ってもいいかもしれません。
これだと、お持ちになって外へ出かけていただくことも出来ます。

◆ロビーであわてて食事するより、ご自分の部屋でドリップした
コーヒーをゆっくり飲みながら、パンを食べていただく方がいいの
ではないでしょうか。

◆そのため、客室にはコーヒカップを用意して置きましょう。少し
費用は掛かるでしょが、たいした金額ではないと思います。

◆100円ショップでもコーヒーカップは揃うでしょうが、割れや
すいかもしれません。
私が以前使ったことがあるフランス「アルコロック」社の食器は大
変丈夫で、少しくらいぶつけても割れません。
「割れにくい」を謳い文句にしているだけあって、メイク係が乱暴
に扱っても大丈夫でした。

◆この製品は見た目は磁器に見えますが、ガラス製です。
カップ・ソーサー1セットで400〜500円くらいです。

◆一人用ドリップコーヒーも驚くほど安いのもあります。
よく新聞で広告している「ブルックス」と言う会社では1杯当り
19円という安い価格で売っています。

◆工夫すればパンも含め1人当たり100円から200円くらいの
費用ですべて提供することが出来ます。



次回はレストランで食事は出せないけれど、お金の取れる朝食の出
し方を考えてみたいと思います。


参考:「アルコロック」社の製品を取り扱っている会社『キッチ 
    ン・ズー』のホームページもご紹介します。
http://www.kitchenzoo.com/arc2/main_contents.html


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

============================================================
★過去のメールマガジンは私のホームページにもあります。
 よろしければご覧になってください。
============================================================



■ご意見ご感想をお待ちしております。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

■発行者 SHCC 
     山地伸幸
住所 札幌市西区発寒7条12丁目 株式会社ニシモク

■eメール shcc_j@ybb.ne.jp



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


□■編集後記■□

先日、学習塾のフランチャイズの説明会があり、勉強がてら行って
きました。

説明会に行く前は、学習塾のフランチャイズに対して、「塾も数多
くあり、このような少子化の時代、よくやれるものだ」という気持
ちを持っていました。

でも話を聞いてみると、知らないことばかりでした。

日本の少子化現象は、団塊の世代2世が減少し始めた1982年頃
より始まっています。

それにもかかわらず、全国の学習塾は1981年に1万9千ヶ所あ
った塾の数が、2001年には5万1千を越しています。
ものすごい勢いで増えているのです。

また、学習塾で上場している企業21社のうち、16社はここ10
年間の間に上場しています。

子供の数が減少しているのに学習塾が増え繁盛している現象は、
一見矛盾しているように見えます。

少子化により子供の数は確かに減少していますが、逆に子供の通塾
率が伸びているのです。

1970年から1980年の10年間で小学生の通塾率は12%⇒
16%。中学生は38%⇒44%の伸びでした。

それが2000年では小学生の通塾率は37%、中学生は76%に
なっています。
少子化になったからこそ、親は大切な子供の教育にお金を掛けるよ
うになってきたのです。

その学習塾も5万1千ヶ所以上ある塾のうち、企業塾が運営してい
るのは30%くらいで、後70%は個人で運営している塾だそうで
す。

今回説明されたフランチャイズ展開は、個人事業者が運営している
塾が70%もあるというところに、今後フランチャイズ塾が発展出
来る可能性があると見ているようでした。

ただ、普通の学習塾のフランチャイズでは、あまり他社との差別化
が出来ません。
このフランチャイズが展開する塾は、普通の塾運営に子供の「人格
形成」を併せて教育すると言うところを特徴としています。

ある機関が集計した資料があります。
質問は「学校における教育内容としては特にどのようなことを充
実・強化すべきだと思いますか?」と言うものに対して、その回答
は「基礎学力の徹底」と「道徳などの人格教育の充実」がほとんど
並んでトップでした。

このフランチャイズは人格教育に「7つの習慣」を選びました。
「7つの習慣」とはスティブン・R・コヴィー氏が書いた本で、少
し前ベストセラーになったビジネス書です。

コヴィー氏は「誠実」、「謙虚」、「勇気」、「正義」、「忍耐」、
「勤勉」、「節制」などを見直し、人格の大切さを説いています。
そして人生に成功するためには、そのスキルを身につけることが必
要であると言っています。

大手企業では、この本に書かれている内容を基にした「7つの習
慣」セミナーによって従業員の人材育成に力を入れ、効果を上げて
いるという実績があります。
それを子供向けに変えて、プログラムを作ったのです。

そのプログラムでは通塾しながら勉強していきますので、そのスキ
ルは身に付き、習慣化され、自分の能力になっていくと言っていま
す。

説明会を聞いて、知らない業界の新しい知識を得たのと同時にこれ
からは、勉強が出来るだけの子供ではなく、一人の人間として育つ
ための教育が大切だと改めて感じました。

そして、私の子供の入れてみようかと考えたりして?います。


トップページに戻る

メールマガジン52号