52号
小さいから楽しいホテルの経営』
                                平成16年10月22日
                                    vol 052
                                  金曜日発行

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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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        飲食サービス2
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今回も引き続き飲食サービスについてお話します。

◆前回は無料で朝食をサービスすることをお話してきました。
今回はお金をいただける朝食について、1つの方法を提案したいと
思います。

◆お金をいただける朝食は、レストラン運営をしていないホテルで
も提供することは不可能ではないと考えます。

◆前回ご紹介した朝食サービス、「朝食代は宿泊費に含まれていま
す。」と、朝食代は無料という謳い文句だからこそ、お客様は椅子
に座ることが出来ず、立ったままで食事をしても文句は言いません。
でもお金をいただこうとするならそれなりの工夫が必要です。

◆レストランが運営されていないにですから、朝食はお部屋で摂っ
ていただくことを想定して考えます。でもこれはシティホテルの
ルームサービスのようなモノではありません。

◆パック詰めされた朝食をお部屋にお届けする方法を考えます。
100室もあるホテルでは少し大変ですが、部屋数がそれ程多くな
いホテルでしたら出来ると思います。

◆手順としては、あらかじめチェックインの時に朝食の予約を受け
て、朝食の数を確定します。
その時、トラブル防止の意味からも、写真撮りした朝食内容をお見
せしながらお客様のご了解をいただきます。

◆同じような朝食写真は客室内にも置いておき、お客様が後からで
も予約が出来るようにしましょう。

◆パック詰めする朝食のイメージは、「ピクニックバック」のよう
なものです。
竹や籐で作った蓋付きケースの中に、清潔な布ナップキンを敷き、
サンドイッチやホットドックとジュースのパック等をきれいに並べ
て入れておきます。

◆コーヒーは小さい魔法瓶に入れて差し上げてはいかがでしょう。
カップに2杯くらいのコーヒーが入る小さい魔法瓶があります。
魔法瓶とピクニックバックをセットとしたものであれば、朝食代と
して500円位はいただけると思います。

◆朝にお部屋までお届けすると言っても、ノックしてお部屋の中ま
で持って行くのではありません。特にお客様からそのように依頼さ
れた場合は別ですが、原則は、黙ってお部屋の外、ドアの側に置き
ます。

◆1室づつノックしてお届けするのは時間がかかるばかりでなく、
お客様がまだ寝ていたり、シャワーを浴びているかもしれません。
お届け時間をあらかじめ決めて、その時間に持っていくのが良いと
思います。

◆ドアの側にと言っても、床に置くわけにいかないので、置き台を
用意します。
客室ドアの側の壁に、収納できる折りたたみ式の台が邪魔にならず
いいと思います。
台の大きさは幅30cm、奥行き20cm位でいいでしょう。


◆朝食が入った「ピクニックパック」の中に『おはようございます。
今日も元気でお出かけください。またのお越しをお待ちしておりま
す。』などの手書きのメモを入れておけば、お客様とのコミュニュ
ケーションが図られていいのではないでしょうか。

◆サンドイッチ程度ですからそれ程の設備もいりません。
また、レストランのようなウエイトレスもいりません。
調理をしたり「ピクニックパック」を運んだりするのに人手は、
1人か2人くらいでしょう。調理人である必要はありません。
実働は2時間くらいで済みます。

◆宿泊者に食事を提供するには調理師免許を持った調理人は必要あ
りません。「食品衛生責任者」がいることと、調理場所が保健所か
ら承認されるものであれば大丈夫です。

◆ホテル建築の時に一度承認をもらっていますので、改めて認可を
もらうとしても、それなりの設備があるので、営業許可は比較的取
りやすいのではないでしょうか。

◆私も「食品衛生責任者」の資格は取りましたが、資格は1日講習
で取れました。
支配人が取っておけば営業が出来ます。

このようなサービスは小さいホテルだから出来ると思います。

尚、「折りたたみ台」の参考写真を私のホームページ上に載せてお
きます。


次回は朝食以外の飲食を希望されるお客様に対する対応について
お話します。


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■発行者 SHCC 
     山地伸幸
住所 札幌市西区発寒7条12丁目 株式会社ニシモク

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□■編集後記■□

皆さんは「観楓会」と言うものをご存知でしょうか?
「かんぷうかい」と読みます。北海道の人は良くご存知と思います
が、東京にいた時「観楓会」と言ってもほとんどの人が知りません
でした。

私はそれまで「観楓会」と言うモノは全国的なものかと思っていま
したので、逆にびっくりしたのを覚えています。

辞書にも載っていますので、言葉としては古くからあったのでしょ
う。調べると京都でも使われているようです。

「観楓会」とは本州でいう「紅葉狩」のことです。本来は秋の紅葉
を見に行くと言うものから始まりました。春に花見に行くようなも
のです。

でも北海道では会社や団体、または仲間内で山あいの温泉などに行
って宴会することでした。
ですから10月頃は旅行シーズンで、温泉に1泊旅行しに行ったも
のでした。

今でも「観楓会」はあります。でも不景気と言うこともあるのでし
ょうが、1泊旅行は少なくなったようです。
あるのは宴会です。
10月は「観楓会」と称しての飲み会が続きます。

ホテルなどは12月の忘年会前のこの時期も大切な書き入れ時でも
あります。

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