60号
小さいから楽しいホテルの経営』
                              平成16年12月24日
                                     vol60
                                  金曜日発行

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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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          ホテル施設管理
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今回はホテルの建物設備の管理についてお話します。

◆ホテルを建築する時、経営者はまず、どのようなホテルにするの
か設計の段階から一所懸命考えを凝らします。
そして建築が始まると意匠がらみの備品の選定をします。

◆時間に追われての仕事ですが、建築が進んでホテルが出来上がっ
ていくこの頃が一番楽しい時期です。
 
◆建築の時は、このように一所懸命に気を使って作り上げ、少しで
も良いホテルを作ろうとします。
しかし、折角良いホテルを建築しても、完成後は営業に力が入るせ
いでしょうか、建築物や設備の管理に対して関心が薄れてしまうよ
うです。

◆ホテルとは原則的に1度開業すると1日24時間、1年365日
稼動し続けるものです。
保守・管理が不十分だと、すぐに機能が低下したり、物が色あせて
交換・張替えというようなことになります。

◆「小さいホテル」の場合、設備などのチョットした修理は、主に
支配人を中心としたホテルスタッフがしていることが多いと思いま
す。
自分達で出来ることは何でも積極的に行動するのは大切です。
「小さいホテル」の支配人は「何でも屋」でなければなりません。

◆ですから、インパクトドライバーや丸ノコなどの大工道具、テス
ターなどの電気修理器具等の必要な工具を用意し、それを使いこな
すようにすることが大切です。

◆客室やロビー等の弱電の初歩的な修理、壁や家具の補修もします。
ユニットバスの下水が詰まれば、手を突っ込んでゴミを取ります。
これらの事はもう皆さんは既に実施していることでしょう。

◆自分達でこのような修理や補修をする上で大切なのは、メンテナ
ンス用品の新製品情報です。
ホテルの支配人はこのような情報には敏感でなければなりません。
いつの間にか役に立つ製品が開発されていることがあります。

◆もう既に使われているホテルもあると思いますが、「壁紙の修理
セット」「家具のキズ修理セット」、その他に手を突っ込んでも取
れない下水の詰り解消のための簡単な「圧縮空気を使ったパイプク
リーナ」等は、私も展示会等で見つけて使いました。

◆ぜひとも、建築関連や家具インテリアの展示会や説明会には積極
的に行きたいものです。

◆自分達で出来る修理ばかりでなく、自分達に手の負えないような
故障も発生します。
例えば、ボイラーや空調機の修理などは専門的な知識がなければ出
来ないでしょう。その時は専門業者に故障の都度、修理を依頼する
ことになります。

◆しかし、都度の修理ばかりでなく、日頃から信用のある業者と定
期保守契約をしておかなければなりません。
この保守点検を怠りますと、故障しやすくなり、機器の寿命が落ち
てしまいます。

◆今の厳しい経済情勢の中、売上が上がらずコストを削減しなけれ
ばならないということはわかります。
設備保守に掛けるべきお金も、掛けることが出来ないということも
あるかもしれません。

◆でも、これからも長くホテルを運営していくのであれば、将来必
ずかかってくる可能性のある、新たなる設備購入の時期を少しでも
先の延ばす方がコスト削減になるのです。

◆予算が豊富にあるわけではないのですから、全ての機器について
保守契約することは出来ないと思います。
選択して自分のホテルでの最低限必要と思われるものに限ってする
のが現実的でしょう。

◆このようなことは言われるまでもなく、皆さんはお分かりです。
でも、実際は最低限しなければならない保守契約をしていないホテ
ルも有ります。

◆たとえば、エレベーターの保守契約を「もったいない」とか「ま
だ大丈夫だろう」とかの理由をつけて契約しないところがあります。

◆メンテナンス料金を節約しても、機器交換の時期が早まるだけで、
逆に高いものになってしまいます。
その上、安全性という重大な問題も絡んできます。

◆ただ、機器が故障し、部品交換などで費用がかかると業者から言
われた時、言われるままに「そのユニット全てを交換しないとダ
メ」なのか、本当は「一部の部品交換だけで出来る」のではないか
の判断がつかない時があります。
残念ながら業者の言いなりになる場合があります。

◆部品を取り替えるのにかかる費用が2〜3千円なのが、ユニット
ごと取り替えると数万円になる時もあります。

◆多分に部品交換の方が業者側にとって面倒とか、その会社に技術
がないとか、売上を上げたいだけなのかわかりません。
私達に専門的知識がないので業者を信用するしかなというのが現状
ではないでしょうか。

◆話は少し横道にそれるのですが、このような時に思うのです。
「設備管理コンサルタント」といわれる会社が「あるといいな」と
思っています

私が考える「設備管理コンサルタント」のことは次回にお話します。

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■発行者 SHCC 
     山地伸幸
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□■編集後記■□

今日はクリスマスイブですね。
この時期は大人になっても少し心がウキウキする気分になります。

私の1番下の娘は小学校6年生です。
もうサンタクロースはいないということはわかっているようですが、
健気にも親のために信じているフリをしてくれます。
それに応えるように、親は夜にサンタクロースになります。

クリスマスとはそんな「相手の気持ちを大事」にして、お互いにサ
ンタクロースを信じようとするお芝居をさせてくれるものなのかと、
フッと嬉しくなってしまいます。

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