61号
小さいから楽しいホテルの経営』
                             平成16年12月31日
                                       vol61
                                    金曜日発行
 
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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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     ホテル施設管理2
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前回お話しました、私が『あったらいいな』と思う、「設備管理コ
ンサルタント」についてお話します。

◆ご存知のように、ホテルは1日24時間、1年365日間、何時
の時もベストの住環境・サービス環境をお客様に提供しなければな
りません。
そのために電気・ガス・水道の設備を中心として、建物・什器備品
等全てのものをベストの状態にしておかなければなりません。

◆これほどに多くの設備をベストに維持しなければならない産業は、
ホテル以外にあまり無いと思います。

◆ホテルは装置産業・設備産業と言われる割に、幅広く設備関連に
関しての知識と技術を持っている人は、ほとんどのホテルにいない
のではないでしょうか。

◆しかしホテルにはサービスに関してのベテランはいますが、設備
のベテラン技術者はいません。
大ホテルは別として、小さなホテルにそのような人を雇用すること
は無理です。

◆私が考える「設備コンサルタント」とは電気、ガス、水道それに
建築物、什器に関しての知識を持っている集団のことです。

◆「設備コンサルタント」は、どのメーカー・業者にも属していな
い完全に独立したものとして、ホテルサイドに立ってアドバイスが
出来るものでなければ意味がありません。
ホテルとはコンサルタント契約を結びます。

◆この「設備コンサルタント」会社に似ている業者は有ります。
でもそのほとんどは、機器メーカーや販売会社とのつながりが有り、
どちらかというとそれぞれの分野の専門会社に丸投げして、中間
マージンを受け取っているところが多いです。

◆業種は違いますが、最近公認設立された「ITコンサルタント」
業のような存在に近いかもしれません。
「設備コンサルタント」は公的に認定されていなくても、完全に独
立した存在であれば良いと思います。

◆経験豊富な60歳以上のシニアの人々の力を活用するとそのよう
な会社は出来そうな気がします。
私の知識不足なのかもしれませんがまだそのような会社は無いと思
います。

◆専門業者に依頼すると言えばもう一つあります。
ホテルの電飾看板です。

◆電飾看板は必ず電球切れを起こします。自分達で出来る場所にあ
る看板は取り替えられますが、そうでなければ必ず業者に依頼しな
ければなりません。

◆蛍光灯が切れ掛かって、点滅している看板ほどみすぼらしいもの
はありません。
外部にある電飾看板の蛍光灯の寿命は大体1年です。

◆ですから蛍光灯の取替えをあらかじめ念頭において、電飾看板の
設置場所を決めてなければなりません。
とは言っても、看板ですから高いところに設置する場合の方が多い
でしょう。

◆私のホテルは9階建てで壁に袖看板が付いていました。
9階のところから下へ長さ6メートルと3メートルの2つの看板が
連なって取り付けていました。

◆10年程前に初めて看板の蛍光灯を取り替えるため、看板設置業
者に見積を依頼したところ、100万円以上の見積書が来ました。
「蛍光灯を取り替えるだけなのに100万円以上かかるとは」とび
っくりしたのを覚えています。

◆当時は、いかに安く看板を製作し、付けるかを検討してばかりで、
蛍光灯交換費用については、まったく頭になかったのです。大きな
反省です。

◆結局、他の業者でも80万円かかるとのことで、80万円の業者
に依頼しました。

◆この費用が毎年掛かるとなると大変なコスト負担になります。
看板製作費用は少し高かったけれど、ネオンの看板にすれば良かっ
たなと後悔しました。
ネオン看板ですと10年以上の寿命があると聞いています。

◆このようにべらぼうに高い料金も、年月が過ぎると共に下がり、
最終的には40万円台に下がりました。

◆電飾看板の蛍光灯を取り替える費用が高い理由は、クレーン車な
どの車両とそれを操作するオペレーターを共に借りる為です。

◆そんな時に『あったらいいな』と思うのです。
電飾看板の電球・蛍光灯取替え専門業者です。専門の業者はまだい
ないと思います。

◆私のホテルのように高いところはクレーン車のような特別の車両
が必要でしょうが、それ以外の2階から3階くらいの高さにある袖
看板はバケット車というカゴ付の小さなクレーン車で蛍光灯取替え
工事は出来るでしょう。

◆この会社は自前でバケット車を所有し、オペレーターもいる、看
板の照明取替専門の会社です。

◆街中には沢山の看板があります。ホテルの看板ばかりではありま
せん。
蛍光灯は先ほどもお話しましたように1年に1度は取り替えなけれ
ばなりません。
看板のあるところの経営者は取替え費用の負担に困っているはずで
す。少しでも安くなればと思っていると思います。

◆蛍光灯取替専門業の会社を始めるとすれば、初めに看板のあるホ
テルやお店と事前契約します。
その契約先を、1年に1回来る照明寿命に併せて計画的に回れば、
バケット車や人を効率的に運用できますので、コスト安につながる
はずです。

◆結果看板のある店の経営者達は交換費用の低減に結びつき、喜ば
れるはずです。
電飾看板のあるところは全てお客様なのですから、見込み客の数は
大変なものです。
誰かやってみる人はいませんか?


次回は「ホテルの設備管理」に戻してお話します。


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■発行者 SHCC 
     山地伸幸
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□■編集後記■□

今日は大晦日ですね。
今年もメルマガ『小さいから楽しいホテルの経営』をお読みいただ
きありがとうございました。

来年1月7日は「正月お休み」にさせてください。
14日からお送りします。

それでは、来年も皆様にとってよい年でありますよう、お祈り致します。

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