78号
小さいから楽しいホテルの経営
                               平成17年5月16日
                                    vol78
                        
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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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         私が造りたい「小さいホテル」1
                   
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◆私がこのメルマガで「ホテルは大きいばかりがホテルではないで
すよ。」「大きいホテルだから出来ないことが、小さいホテルだか
ら出来ます」とお話して来ました。

◆お客様の立場で見ると、「小さいホテルの方が良い」ことが沢山
あると思っています。

◆一方、今のホテルの中で本当に「お客様のため」を考えているホ
テルがどれ程あるのだろうかと疑問に思うことがあります。
その1つはホテルの料金の決め方です。

◆ホテルの宿泊料金の決め方は「積み上げ方式」です。
建築に掛かったコストから投資効率などを考えて、販売価格を算出
してきました。
出版されているホテル運営に関する指導書にも、そのように書かれ
ています。

◆『平方メートル当たりの投資コストが○○○○千円かかりました。
シングルルーム15平方メートルなので料金は○○千円にしま
す。』方式です。私の経験でもそうでした。

◆でも、それは本当にお客様が納得する価格でしょうか。
「顧客志向」を追及するホテルが取るべき考え方でしょうか。
本来は、ホテルがお客様と想定される客層が納得する価格を最初に
決め、そこから投資コストが逆算されるべきではないでしょうか。

◆皆が豪華なホテルを造り、開業してきたのはバブルの時です。
異業種からホテル業に参入した会社もありました。
「ホテルを造る」とは、1つのステータスシンボル的な気持ちで捉
えていました。

◆ですから、ついつい思い入れが強くなります。少しでも豪華なホ
テルを造ろうと思います。
その気持ちはわかりますが、思い入れは自己満足です。(コレも自
己反省です)

◆「お客様商売」であることを忘れてはいけません。
どのような客層の」お客様に「いくらの価格」で販売するかをまず
決めなければなりません。

◆それから逆算して、投資効率を図りながら、投資コストを算出し、
その中で少しでもお客様が喜んでいただけるように考えないと、根
本的に「お客様商売」とは言えません。

◆それをそれなりに忠実に守り、展開しているのが格安ビジネスホ
テルチェーンの「東横イン」や「ルートイン」です。

◆「安かろう悪かろう」的なところはありますが、現在のデフレ時
のビジネス客向けのホテルとしては、よく考えられていると思いま
す。

◆もう1つ考え直さなければならないのは、ホテル側が想定してい
るホテルの利用客を、無意識うちに決め込んでいないかということ
です。

◆ビジネスホテルはビジネス客。シティホテルはエグゼクティブビ
ジネス客というようにホテル側がお客様を決め込んでいないでしょ
うか。

この続きは次回にします。
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□■編集後記■□
先日、大変びっくりしたことがありました。

古本屋の「ブックオフ」で安くて面白そうな本を4冊買いました。
買う時、その内の一冊をパラパラとページをめくっていくと、1ド
ル札が目に入りました。

一瞬、誰かが「しおり」代わりに入れたかなと思ってよく見ますと、
50ドルが2枚、20ドルが1枚。あと、5ドルや1ドルがあり、
「何コレ!」と言う感じでした。

1ドル105円としても13000円以上になります。
きっと、本を売った人が挟みこんだのを忘れてそのままブックオフ
に出し、ブックオフの店員も本の中身も確認しないで、本棚に並べ、
それをまた誰も手に取らずに私が見つけたものでしょう。

こんな偶然というものはあるのですね。
私はツイているのかもしれません。

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