79号
小さいから楽しいホテルの経営
                               平成17年6月1日
                                   vol79
                                金曜日発行

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[小さいから楽しい。古いから味がある
         大きいホテルに負けるな!]
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       私が造りたい「小さいホテル」2
                   
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◆お客様がホテルを利用するのは色々な目的があって使います。
でも、現状はその要望に即してはいなく、お客様は我慢してホテル
を利用しているように思います。

◆お客様の旅行目的はさまざまです。そしてその形も、団体旅行か
ら個人旅行。パック旅行から個々人に合わせた旅行。周遊型から滞
在型。滞在型も体験型へと変わってきています。

◆外国からのお客様も増えています。またその目的も温泉体験やス
キー、また日本の一般生活体験など数多くあります。

◆お客様を単純にビジネス客・観光客と区分は出来ません。
お客様の旅行目的に合わせたホテル作りをしていかなければ、折角
の大切なビジネスチャンスを失うことになります。

◆お客様のホテル利用の目的は多岐にわたっていますから、その目
的に合ったホテルも数多くあっていいはずです。
そして、お客様の細かい要望に合ったホテルは「大きいホテル」で
は出来ません。「小さいホテル」だから出来るのです。

◆私が造りたい「小さなホテル」のコンセプトは『ホテルに暮ら
す』です。
このホテルは文字通りのホテルです。
そのようなホテルはヨーロッパよりアメリカのホテルに多いようで
す。

◆1930年代にノーマン・S. ハイナーが書いた「ホテルライ
フ」という本は当時のアメリカでホテル生活をしている人のことが
詳しく書かれています。
諸事情で自宅を売却して、ホテルに住み、子供もホテルから学校に
行く様子も書かれています。

◆ホテルで暮らす上での、良い点や逆に弊害なども細かく書かれて
います。

◆勿論ホテルで生活するわけですから、ホテルの部屋はそれなりの
設備や広さがあります。

◆日本でも金持ちの一部の人はホテルに暮らしているようです。
日本オペラの草分けと言われた故藤原義江さんは帝国ホテルに、映
画解説者の故淀川長治さんは確かニューオータニに暮らしていたと
思います。

◆『ホテルに暮らす』と言っても、私が造りたいホテルはそのよう
な一部のお金持ちのためのホテルではありません。
一般の人達の生活感覚に近いものです。

◆最近は団塊の人達の嗜好・動向が新聞等に取り上げられています。
先日の日経新聞に掲載されてた記事ですが、野村総合研究所が昨年
まとめた研究では、50代が積極的にお金を使いたい分野は「旅
行」が50%以上でトップ、「趣味・レクリエーション」が36%
となっています。

◆お金を使いたい分野のトップに旅行や趣味・レクリエーションと
いうことは
体験型の旅行、またそのために滞在型の旅行の需要が高まると考え
ています。

◆10年ほど前まで盛んだった「パックツアー」は今では少なくな
ってきました。
旅慣れた人達が増え、旅行の目的を持ち、自分でプランをして旅に
出るようになりました。

◆今、少しずつ盛んになってきているのは、自分の趣味や研究を高
める旅行です。2泊3日の北海道旅行パックでは分からなかった知
床の魅力を自分の趣味の釣りをしながら味合うこととか、東京の谷
中や、根岸、浅草などを回り江戸情緒にたっぷり浸るには1週間は
欲しいところでしょう。

◆北海道について言えば春の花粉の時や夏の暑さから逃れるために
2〜3ヶ月北海道に暮らすこともあるでしょう。

◆そのような旅行をする人にとって価格の面とホテルの広さの面を
満たすホテルはどれほどあるでしょうか。
現在のようにビジネスホテルとかシティホテルしかなければ、
ウイークリーマンションでしょうか。
でも、それでも不十分です。

続きは次回にします。

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■発行者 SHCC 
     山地伸幸
住所 札幌市西区発寒7条12丁目 株式会社ニシモク

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□■編集後記■□

今の物販売店は2極化しています。
それは「100円ショップ」と「ブランドショップ」のことばかり
ではありません。

「売れている店」と「売れない店」です。
「売れている店」は売れるものを売っています。
「売れない店」は売れないものを売っています。

きわめて単純なことですが、それが現実でありポイントです。
売れるものを売っている店はお客様の立場に立って売ります。
売れないものを売っている店はその店の都合を優先しています。

先日新しく出来た家具のアウトレットの店に行ってきました。
物珍しさもあってか、お客様も多かったです。

目玉品の極端に安い家具もあり、それは売れているようでした。
でも、圧倒的に多いのは他の店で売れ残った家具が、メーカーや問
屋から流れてきているものでした。

それを見ていると、その家具は本当に売れるのだろうかと疑問に思
ってしまいます。

今の消費者は安いから買うというより欲しいものを買います。
他で売れなかったものは消費者が欲しいと思わなかったからなので、
安くしても、それ程売れないのではないかと、他の会社の店のこと
ながら危惧しています。


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