87号
小さいから楽しいホテルの経営
                             平成17年10月19日
                                      vol87
                        
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   [小さいから楽しい。古いから味がある
            大きいホテルに負けるな!]
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      私が造りたい「小さいホテル」10
                   
◆前回までは色々数字の羅列で読みにくかったかと思います。
今回はあまり数字を使わず少し具体的に、どのようなホテル運営を
するかをお話しします。

◆私がホテルを建てるとした場合、以前にもお話しましたように、
街中にある「小さなホテル」です。

◆総客室数は20室までとし、1室の面積は約40平方メートル。
その中には小さなキッチン、鍋・まな板・包丁等、最低限の台所セ
ット。
4人掛けダイニングテーブルセットとソファーコーナーそれぞれ別
に設置します。

◆寝室とフロ・トイレはそれぞれ個室に区分けされ、寝室ツインベ
ットの他に大型のクローゼットがあります。
長期滞在を考えるとその程度の設備と備品は必要と考えます。

◆電話はIP電話にしておき、国内は無料にすることも可能かもし
れません。

◆冷蔵庫は冷凍庫付きのモノにし、またお客様が自由に使えるよう
に、中は空にしておきます。
もしもお客様から要望があれば、飲料などはその都度入れてあげる
ようにします。

◆1階には小さいレストランを造ります。
レストランといってもメニューは飲料と軽食主体です。
メニュー内容は美味しいけれどコックが必要でないモノにします。
宿泊者はこのレストランで朝食と昼食をとることが出来るようにし
ます。
夕食は近くの飲食店から出前が取れるように契約します。

◆このホテルでは運営にあまり人手を掛けることが出来ません。
宿泊者は長期滞在のお客様が主体になりますので、フロントのチェ
ックインやチェックアウトの業務はそれ程忙しくありません。
また、前に書きましたように、IP電話などにすれば電話料金や冷
蔵庫の精算は必要なくなります。

◆また、ホテルのフロントはレストランのレジと兼ねるようにしま
す。
ここがポイントの1つです。

◆昔、見た西部劇を思い出し、それをヒントにして考えました。
西部劇では町の中心は酒場で、その酒場の2階は宿泊が出来るよう
になっていました。
酒場のカウンターで宿泊の受付もしていたようです。

◆レストランのレジとフロント業務を兼用するとすれば、やはり少
し広めのカウンターが必要でしょう。
ホテルスタッフは宿泊フロントとレストランの仕事をします。

◆1階はレストランばかりではなく、車椅子を使われるお客様用の
お部屋も用意します。
部屋の入り口から段差がなく、バス・トイレの入り口も広く、ドア
はなるべく「引き戸式」にします。

◆1階には小さくてもロビーを造ります。そこは宿泊者専用とし、
フロアースタンドとソファーを出来るだけ沢山置き、また、札幌の
ホテルですから、北国らしく暖炉を設置して、冬には実際に薪をた
いて暖をとれるようにします。

◆全体照明は少し落として、フロアースタンドの明かりと暖炉の火
の明かりがメインになるようにします。

◆そのようなところで、お客様はゆっくり好きな本を読んだり、暖
炉の火を見ながらお酒を飲むのです。

◆話が前後してしまいましたが、このホテルの全体的なイメージを
お話します。

◆イメージコンセプトとしては、アメリカ風にしたいですね。
アメリカ風といってもアーリーアメリカンではなく、煉瓦を使い、
大きな煙突があるボストンの民家をイメージします。それはイギリ
ス風に近いかもしれません。

◆札幌もボストンも冬は寒いです。北国仕様の建物にし、内装も出
来るだけ木を使い、温もりと安らぎのあるモノにします。
決して価格の高い材料でなく、使うほどに良くなり、古くなれば味
が出る材料にこだわります。

◆ホテルの目玉の一つは先ほどお話しましたように暖炉です。
私は燃える火の光を見ていると、心まで温かくなります。

◆今はあまりしなくなりましたが、昔はよく焚き火をして芋を焼い
たりしました。芋も美味しかったですが、焚き火を見ているとなん
ともいえない満足感みたいなものを、子供心にも感じたものでした。

◆このような火に対する思いは人皆同じなのではないしょうか。
以前テレビの対談に出ていた俳優の渡哲也さんも「趣味は焚き火で
す」といっていたくらいです。

◆ホテルのロビーに暖炉があり、そこに薪をくべて火を焚くと、お
客様も自然とロビーに降りてくるでしょう。お部屋にいるよりも、
火の側で時を過ごす人も多いでしょう。
心が豊かになり、もしかしたら、そこで共に知らない土地で知り合
った人達とのコミニュケーションも自然と生まれてくるかも知れま
せん。

◆日本人の多くは昔から囲炉裏端での家族団らんの姿や、親しい人
との語らいの様子を憧れとして抱いてきた人達が多いでしょう。
「ホテルのロビーに囲炉裏端」とも思いましたが、それは北海道よ
りは東北以南の地域のホテルの方が似合うと思い、止めました。


内容が余りにも「私のこだわり」の話しばかりが続きますが、ご容赦
ください。
次回も「こだわり」の続きになります。


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■発行者 SHCC 
     山地伸幸
住所 札幌市西区発寒7条12丁目 株式会社ニシモク

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□■編集後記■□

札幌は秋も深まってきました。
山の方では紅葉が始まり、今月末には里にも降りてくるでしょう。
10月末に初雪が降ることもあります。

その頃になると「雪虫」というものが飛びます。
その虫は2週間ほどでいなくなりますが、不思議とその後に雪が降
ります。
雪を呼ぶ虫です。その姿も白い綿毛につつまれて名前の通り雪のよ
うです。

この名前をとって「雪虫スフレ」という名前のお菓子が売られてい
ます。
美味しいお菓子なのですが、どうしても私は「雪虫」というネーミ
ングが好きではありません。

初めて「雪虫」という言葉を聞いた人は、雪のようにファファした
イメージから、「かわいらしく」思うのかもしれませんね。
でも、この時期に走ったり、自転車に乗っていますとその虫が体中
につきます。
害がある虫ではないようですが、顔にいっぱい付いてりすると、
チョット嫌なものです。

この時期は北海道、札幌では冬支度を始めます。
11月には庭の草木の雪囲いをします。
大根や白菜を大量に買って、漬物つくりの準備もしなければなりま
せん。

皆さんのお住まいのところでもまたそれぞれに冬支度が始まるので
しょう。

そう言えば、今度の休みにストーブの煙突掃除をするよう家内から
言われていたのを思い出しました。


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