夜になって庭をのぞいたら、雪だるまが作ってあった(笑)
まったく子供ってのは無邪気でいいね^^
山口方面に帰省している人から、飛行機が欠航のため帰京できないと連絡があった。
あちらは晴天のようで、空港に行って欠航を聞いて、ビックリしたということだった。
羽田空港で除雪作業を行った影響が大きいが、機体のやりくりも運航に大きく影響する。
一便の遅延・欠航が、将棋倒しのように他の便に影響を及ぼすわけだ。
この出来事で、『合成の誤謬』という言葉を連想した。
元々は経済学用語で、ミクロレベルで正しい行動も、マクロレベルでは必ずしも正しくない
というような意味で使われる。
具体例としては、『貯金を増やしたのに貯蓄が減った』というものがある。
つまり、個人レベルでは貯金すれば貯蓄は増えるが、国民全員が貯金に走ると、
個人消費が低迷し、ひいては経済活動全般が停滞し、マクロレベルでは貯蓄が減ることになる
というジレンマを指す。
別の分かりやすい例をあげると、観劇で席に立ったら見やすくなったが、
全員が同じように席に立ったらまた見えなくなった、というような例で説明されることもある。
一つの行動が、全体に及ぼす影響に思いをはせるべきという教訓にもつながる話だと思う。
さらに連想を続けると、『事業仕分け』という名目で、予算の歳出を削減する試みがなされた。
無駄な支出を抑えるというのは、それ単体で見れば、なるほど合理的のように見えるが、
一方で、必要な支出を増やさなければ、経済の停滞を招くのは自明の理であろう。
公共事業の削減、公務員の給与削減、公務員の新規採用大幅削減など、
単体で並べられれば、確かに歳出カットに貢献する具体策が並んではいるが、
支出を減らすことばかり考えて、肝心の収入増に目を向けなければ経済政策としては危うい。
家計のやりくりに苦慮する主婦でさえ、無駄な支出を抑えることだけでなく、
自らパートに出るなどして何とか収入を増やす努力をするのにである。
公共事業が万能薬とは言わない。
しかし、公共事業が減ると、ゼネコンをはじめ、幾万の下請業者に仕事が回らなくなる。
仕事がこない工事業者は給与カットに走る。給与が減った労働者は、飲みに行かなくなり、
飲食店は売上が減る。やっていけない飲食店は廃業に追い込まれる。
人員削減に走れば、失業率は高まり、大卒新規採用も低迷する。
本来やるべき設備投資も先延ばしになる。機械設備メーカーの売上は低迷する。
事業税、法人税などの納税も当然に減少する。
ここにあげた飲食店、大卒者の就職、機械設備メーカーなどは、言うまでもなく一例にすぎない。
現実の経済活動においては、桶屋が儲かる式に、あらゆる分野に波及効果が及ぶことになる。
公共事業を増やせば、上記と逆の作用が期待できる。
公務員の給与削減や採用抑制も、その先に及ぶあらゆる影響に思いをはせるべきである。
幸いいくつかの政策は見直しが図られつつあるようだが。
別の例では、ある原発の稼働停止によって、地元経済が大打撃を被ったという話がある。
宿泊施設、飲食施設、観光施設など、人の動きによって支えられる産業は枚挙に暇がない。
原発稼働停止そのものは時勢に照らして合理的判断といえるのかもしれないが、
その結果、どのような影響が及ぶのかに思いをはせるべきである。
それを運が悪かったで済ますには、あまりにも気の毒ではないかと思う。
以上、大雪から始まり、最近感じていることを連想してみた。あくまで私見ということで悪しからず。
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