福田内閣から麻生内閣にかわり、さあ、新内閣の景気対策はというとき、アメリカ発サブ
プライムローンの救済策が下院議会で否決された。リーマンブラザーズの破綻となり、一挙
に金融不信となった。株価暴落は一瞬にして世界の市場すべてに波及し、市場は購買力を無
くし、世界同時不況の大津波となって世界の市場を飲み込んだ。原油に走っていた投機マネー
はより所を無くし、円に集中して、ドル安、ユーロ安で円高を引き起こした、輸出の大手、自
動車産業は円高の為替差損から一挙に赤字決算になろうかと言われている。需要の減少は仕
事量の激変となって、非正規雇用派遣切りとなり、大量解雇、住居明け渡しにと波及し、即、
生活を直撃する憂慮すべき社会問題に拡大しつつある。正直者の若者や、中小企業の経営者が懸命に働いていても、突然降りかかってきた今回の 惨事には、人としての人権までも無視された、口惜しさとやりきれなさが渦巻いている。 市場原理主義というのは大切なことだが、投機が行き過ぎると「弱いものいじめ」になる。 野放し同然の投機マネーと、労働で稼ぎ出したマネーとが同じ土俵の上で評価されている現状 に、いささか不信を覚えるのは自分だけだろうか。金融の在り方と雇用問題に抜本的な組織 改正が必要ではなかろうかと思われる。 我が家でも大変なことがあった。妻が狭心症の精密検査を受けての帰りの車の中で心筋梗 塞となり、折り返して緊急入院手術、12日間の病院生活をおくった。手術が早かったので経 過は良好である。が、今も様子を見ながらの薬に守られた生活である。 お医者さん嫌いの私も、2年前からの倦怠感を覚える体調不良でCT検査、レントゲン検査、 24時間心電図検査、エコー検査などを受けることになった。新鋭機械を使っての精密検査は 初めての経験だった。 結果は心配される病気はなく、生活習慣病の域に入るもので心配無い、ということで一安心し ている。「健康であればこそ何事も出来るのだ」と至極く当たり前のことながら、しみじみと 加齢を感じさせられている昨今である。
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