4月20日(月)
妻の病気平癒の感謝の気持ちを込めて伊勢神宮の内宮外宮参拝と志摩半島観光を目的地とし、
長男家族と共に5名での一泊二日のドライブに出た。この季節の土日、伊勢神宮近郊の宿は学校
が春休みとなっているので混雑している。伊勢から少し離れた志摩半島の安乗崎灯台が絵画
のモチーフにもなろうか、との目安から宿を選ぶこととした。が、始めての地域なのでなか
なか思うにまかせない、嫁がネットで調べて
「灯台の近くで口コミ評判の良い宿があるから・・・」とTelをくれた。
アドレスを開いてみた。灯台まで300mほどで、地理的には申し分ないところである。
「良いところを見つけてくれました」と、さっそく嫁に予約の依頼をして宿が決まった。
当日は、計らずも高速道路がどこまで走っても1000円という景気対策の初日となった。伊勢
湾岸道路を気持ちよく走り、途中、湾岸道路と東名阪との合流点で少し渋滞があったが
ほぼ順調に伊勢西ICに到着した。最初に外宮を参拝した。ウイークデーしか外出しない私達
には意外と多い人出にびっくり、しかし、神域に入ると独特の空気が流れていて、敬虔な心境
になり、お静まりを掛けられるのが不思議である。続いて内宮に向かったが「おかげ横丁」は、
まるで祭りの催し物でもあるような人ごみの様相で、なんとか昼食をすませて内宮参拝に向か
った。宇治橋は工事途中で仮りの橋が出来ていた。玉砂利の巡拝通路は初詣並みの人ごみであ
る。
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おかげ横丁見物は明日のお楽しみとして安乗崎の宿へと向かった。伊勢市を出ると車の数
も急に少なくなり、桜や新緑の、のどかな山野を眺めながら走り、溺れ谷といわれる的矢湾の
海とも湖とも判別できない岸辺を走り、変化の楽しめるコースである。
安乗崎に近づくと海風に倒された幹立ちの樹木が見られて外海が近づいたことが分かる。宿に
近づいた岬への道は、漁村の素朴さの残る狭い道で1車線となり、カーナビが無かったら心配
で入って行けない、漁港の防波堤を兼ねたものだった。ともあれ岬の先端の宿に到着した。
ネットでの口コミ道理の美人で愛想のいい女将に案内されて部屋に落ち着いた。
お茶を頂き、まだ日暮れまで2時間程あるので、灯台を拝見しようと出掛けた。映画「喜び
も悲しみも幾年月」のモデルになったといわれる四角形で白亜の灯台はそれなりの威容を感じ、
画材として十分なモチーフである、断崖の岩場と波頭とがすばらしい調和を作っている。
絵画とするには、光の当たり方で夕日とするか、朝日とするかが選択のしどころである。
翌朝7時、西よりの風が非常に強かったが、半島の西側の断崖を吹き上がって流れ、松風の音
だけが頭上に響き、灯台前の園地ではそれほど強い風当たりは無かった。朝日に輝く灯台と
断崖とをカメラに収めることが出来た。9時から灯台の展望台が公開されるので、朝食をすま
せ、再び訪れて登ることが出来た。大王崎から神島・伊良湖岬まで遠望できて壮観である。
伝統ある古い遺跡としても価値有る灯台を地元のご夫婦の方がボランティアで管理されてい
るとのこと頭が下がる。
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二日目のコースはパールロードを使って鳥羽を経由し、伊勢志摩スカイラインを通って伊
勢市に向かうコースとした。途中で「伊雑宮」(海女さんの守り神・三大お田植え祭のひとつ)
を参拝、パールロードの駐車場を兼ねた展望台に立ち寄って、春の日差しに輝く的矢湾のパノ
ラマを満喫、鳥羽展望台パーキングエリアで昼食を済ませた。パールロード随一の本格的な
鳥羽展望台からの神島は、伊勢志摩スカイラインから見る神島より近くにあることに気づい
た。伊良湖水道から外海の雄大さは一幅の絵ではなく、少年に大志を抱かせる壮大さがある
ように思えた。
再び伊勢に入り「おかげ横丁」で買い物して帰路に着いた。伊勢自動車道と東名阪との合流
点手前20km先から渋滞がはじまりのろのろ運転がしばらく続いたが、途中サービスエリヤで
夕食を済ませ、湾岸道路に入って順調な走りとなり帰宅でき、満足な旅でした。
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