Im Lost...
Please show me the Way to go
FLAM  「炎」の意。英語のFlameの語源となったと考えられる。
ライターやガスコンロの無いこの世界では「火」をおこすという行 為
は中々の重労働である。それとは逆に自然界に存在する物質の殆ど は
燃焼する性質を持っている。燃える物なのに燃やせないという庶民 の
ジレンマを反映したのがこの霊句だ。
 確かにこれによって火を自在に使いこなせるようになり、暮らし が
より豊かになったのは事実だが、戦争がより残酷な物となったのも
忘れてはならない。
 文明の大きな発展と共に人類に良くも悪くも浸透したのがこの
FLAM「炎」である。
GRAV  エネルギー、又はエネルギーが作り出す「力場」を意味する。
全ての魔法力の源であるエセリアルもGRAVであるし、「炎」に
よって引き起こされるエネルギー、風の力もまたGRAVである。
 一般に動詞の霊句と組み合わせることによって、魔法の力を移動
させたり出現または消滅させたりする時に用いられる。
 炎を消す呪文「AN FLAM GRAV」など。「AN FLAM」
のみだと目標物はおろか持っている松明の火までも消してしまうので
場所の指定が必要という訳だ。
 また、GRAVは「雷」や「稲妻」を意味することもある。これは
太古の人々が落雷を見て水や炎のエネルギーとは違う、より神秘的な
力を感じ取った時の名残であると言われる。(神の怒り?)
HUR  「風」を意味する霊句。
不思議なことに「4つのエレメント」でルーン語で表現されている のは
「炎」と、この「風」の霊句のみである。
 魔導師達は手を使わずに物を動かすときに、対象物に直接働きか け
る方法はあえて取らず、代わりにその周りの空気、つまりHURに
魔法をかけていたようだ。
IN  何かを生み出す、作り出すなど「AN」の対義語である創造の霊 句。
が、まるきり対議しているという訳でもなく、この句もまたほかの
霊句と組み合わせることにより様々な効果を発揮する。
 例「IN LOR」で光を出現させる呪文になる、など。
JUX  「危険」や「災い」或いは「罠」などの意味を持つ。
老練な魔導師は、まだ若く血気盛んな弟子たちにこの霊句を教えるべき か
必ず迷うという。一時魔導師達の間で禁句となるほどこの句は忌まわし い
力を持っているのだ。
 魔法力が一歩間違えば危険なのはもう百も承知のことだと思うが、こ の
霊句は攻撃魔法の呪文の中にしかるべき文法を用いて挿入することによ り
あえて人の力では制御できぬほどの災害を起こす呪文に発展させるとい う
皮肉かつ大変強力な効果を発揮する。
 自分では御することが出来ぬ「災い」の力ををあえて強調語として呪 文
に取り込むということは、その魔法が生み出す神の怒りにも似た力に対 し
周りはおろか自らも滅せられると、自分で宣言しているようなものだ。
 自滅を促すような霊句であるために魔導師達の間で封印されてきた言 霊
だったが、これもまた戦火の拡大を期に復活した言葉の一つである。
 今回ジェンサール師が開発した「戦士の魔法」では、生半可な腕では
JUXを使用できぬよう、あらゆる手段でこの霊句の使用を制限してい る。
その一つにこれを用いた魔法は魔導書の後半部分、つまり魔法の修行を
かなり積んだ者にしか使用できないようになっている。
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