シーソーゲーム 山本有希子

日々、生活の中にあるリズムと僕自身を維持するためのバランス
生きていくために、そう 「僕が僕であるために」 在るバランス
それは光と共にというよりは 闇に近い部分に存在し僕をいつも悩ませる

―――――――――シーソーゲームは続いてく―――――――――――

たまに聞こえるノイズが心地よく 重低音は今日も頭の中で傷を掻き回す
 冷たい眼で トンネル越しの景色(セカイ)を見ているよ
捨てられた自分 捨てた自分 覚醒した何かと共に・・・・
常に何処かへアンテナを張り巡らせ 僕は不快と戦ってるんだ

ゴミ捨て場で知り合った女の子が言うには
僕の目に映っている世界は どれも退屈らしく―――それこそがゴミ―――
捨ててしまえ!なんて平気な顔で・・だから
「正直、そうしたいとこだよ」って このゴミ捨て場に身を投げ捨てた
驚いたあの子 真ん丸い目
いっそ縛られるなら完全に 縄なんてもろいものじゃなくて
鎖とか硬くて どうしようもないもので 僕に痛みを頂戴
笑えない冗談で 口付けを交わした
どうせあの子も 手ぶらでゴミ捨て場なんて どうかしてる
僕に近い世界で生きているんだろ?
だから 乾いた唇に僕なりの潤いをあげた


ただ それだけ とか 「罪ですか?」


>簡単に何かをプラスして それによって何かをマイナスにして
>うまく利用してよ バランス
>立っているのがやっとなんだ 人生に対するバランス

「笑顔をくれたからって 返すものは笑顔じゃなくてもいいんだよ」
嘘ついて生きているのはみんな同じ 社交辞令だらけの毎日
ため息が癖になりそうだから 吸い込む空気くらい美味しくしてよ
時々 空を 仰ぐから 時々 手を 叩くから
リズムに合わせて 一歩一歩 コンクリート 踏みしめるよ

つまずきそうになるときがきたら そのときは 目を閉じて
END