旧満州鉄道の旅(哈爾浜:ハルピン)

旧満州鉄道の旅

大 連

長 春

瀋 陽

 
 
東方のモスクワ ハルピン

 朝5時半、クラクションの音で目を覚ましました。部屋は14階なのですが、ホテルはハルピン駅の近くのためか、駅に集まっては流れていくタクシーが絶え間なく鳴らすクラクションの音が響いてきます。朝食にはまだ時間があるので、駅まで散歩することにしました。とてもいい天気です。駅前広場で360度の景色をビデオに収めてホテルに戻りました。

 午前の市内観光、手配したバスが交通渋滞で来れないとのこと。実際にスチーム管を埋める工事が街中の至る所で行われています。現地ガイドさんが通りかかったバスを捕まえて交渉した結果OKということで、そのバスに乗り込んで市内観光がスタートしました。そんなことがありなんですね。

 バスに乗ってすぐ「20分スタートが遅れたから、昼食のビールは奢ります」とガイドさん。そこまでするのかと感心してしまいます。現地ではビールを冷して飲む習慣はないので「レストランにたくさん冷すように連絡しておくよ」とガイドさん。1本3元としても馬鹿になりません。予定内の対応なのかしらと不思議に思いました。ちなみに私たちがレストランで買い求める時は1本10元です。ハルピンビールは青島ビールよりも3年早くドイツの技術で作られ、中国で一番飲まれているビールだからぜひ飲んでね、とのことでした。

 最初の観光は聖ソフィア教会です。文化大革命の時に多くの外国の建物が壊されたのですが、この聖ソフィア教会は周りをアパートに取り囲まれていて、壊すにはアパートを壊す必要があり、とりあえず外から見えなかったために破壊を免れたとのことでした。結果、周りのアパートを取り壊して観光資源として残ったというわけです。不思議な運命ですね。

 次に向かったのは、中央大街です。ロシア風の建物が立ち並ぶ中を石畳を踏み締めながら散策しました。この石畳も昔のものがそのまま残っているとのことでした。通りにはビアガーデンなんかもあって、私の中国のイメージではありません。

 中央大街を北進すると松花江という川にぶつかります。そこはスターリン公園として整備されていて、過去の大洪水と闘った市民を讃える防洪記念塔が建てられていました。塔の土台には洪水に襲われた年とその時の水位が記されていました。

 最後に松花江の対岸にあたる太陽島を観光。かつてはロシア人の高級別荘地だったようで、きれいな公園です。シンボルの植え込み(トピアリィー?)のところまで歩いて戻りました。

 昼食は宿泊したホテルのレストランに用意されていました。ガイドさんの約束どおり、ハルピンビールが振舞われました。ごちそうさまです。おなかを満たした後、スーツケースをもって歩いてハルピン駅へ移動。いよいよ旧満州鉄道の旅、本編のスタートです。


 
大 連    長 春




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