プライベートツアー 台湾(2006.5)


   

まずは手配

いよいよ出発

花蓮−アミ村

花蓮−太魯閣

高  雄

台  北

九  イ分
  
花蓮 ー 太魯閣渓谷

 翌日、6時のモーニングコールで起きて、ホテル近くの散歩に出掛けました。ちょうどホテル前から伸びる道路の中央がグリーンベルトになっていました。地元の人が散歩や体操をしていましたので、私たちもそのグリーンベルトの中のお散歩を楽しみました。グリーンベルトの端には龍のモニュメントがあり、カメラに収めてホテルに戻りました。

 一旦部屋に戻り、朝食を済ませて、7時半にチェックアウトして、吐さんと合流しました。ホテルのロビーを出ると、外は雨が降り出していました。ホテルの玄関前には、きのう阿美文化村に案内してくれた運転手さんが既に待っていました。傘を準備しようと思っていると「ワゴンに用意してあるので大丈夫」と大きな傘を見せてくれました。安心してワゴンに乗り込み、太魯閣(タロコ)峡谷に向けて出発です。

 太魯閣はバナナの産地で、原住民はカトリック教徒の泰雅(タイヤル)族です。そして太魯閣峡谷は、立霧渓の流れによって侵食された、大理石でできた断崖絶壁の渓谷です。吐さんにとっても"ご自慢の観光名所"のようで「世界にもこれだけの景観のところはないから、台湾に来たら是非ここだけは見て帰って貰いたい」とのことでした。太魯閣峡谷には、旧日本軍と蒋介石の軍隊が作った東西横貫道路が絶壁にへばりつくように走っていて、その道をワゴンで走って案内してくれるとのことです。

 まずは太魯閣峡谷の入口である"太魯閣"にワゴンが停まりました。用意していただいた傘を差しながら外に出て、ガイドブックにも紹介されている門をカメラに収めました。近くにパンの木が植わっていて、大きな実をつけています。パンの実は、旧日本軍の貴重な食料だったとのことです。

 次にワゴンが止ったのは長春祠を臨むことができる展望台でした。そこにはアミ族とタイヤル族の装束をまとったオバさんがふたり、100元で記念写真に応じていました。100元を渡そうとポケットを探っていると、吐さんが先にオバさんに100元を手渡してくれました。吐さんに感謝しながら、随分と愛嬌を振りまくふたりのオバさんとカメラに収まりました。

 次にワゴンが停まったのは"燕子口"です。このあたりから雨があがり、晴れ間が広がりました。岩肌にはたくさんの山ツバメの巣があって、何羽かのツバメを見ることができます。そして大理石の綺麗な岩肌を楽しみながら、トンネルの中の遊歩道を歩きました。

 トンネルを出ると少し開けた場所になっていて、たくさんのバスが停まっていました。そこが"鐘麓大断崖"です。高さ600mといわれる一枚岩の断崖に囲まれた場所で「見上げた空の形が台湾に見えるでしょう」と吐さんが教えてくれました。そう言われて見上げると「なるほど」でした。何台も来ていた観光バスは、この鐘麓大断崖でUターンして戻っていきます。ツアーの飛行機の日程で仕方がないようですが、せっかくここまで来て、途中で戻るのは残念なことです。私たちは太魯閣峡谷の奥まで入るということで一安心でした。

 次にワゴンが停まったのは"慈母橋"です。橋の両端に沖縄のシーサーのようなモニュメントが鎮座していて、周りの景色も綺麗で、いい感じのところでした。橋を歩いて渡ったり、橋の袂にある丘の上の東屋に上ったりしました。

 その後、"天祥"の資料館に案内していただき、タイヤル族の道具や生地を見ながら、吐さんの説明を聞きました。渓谷の反対側の山腹には、天峯塔の七重の塔を望むことができます。ここ天祥が観光ルートの一番奥ということで、一休みした後にUターンとなりました。

 帰りは途中でワゴンを降りて、いまは遊歩道になっている旧道を、ゆったりと歩く時間が用意されていました。おかげで太魯閣峡谷の雄大な岩の造形と綺麗な渓流を楽しむことができます。途中、トンネルの上部に山ツバメの巣があって、たくさんのツバメが飛び交っていました。ここは"九曲洞"と呼ばれるところで、岩をくりぬいて作られたトンネルが、約2kmにわたって曲がりくねりながら9つ続いています。台湾では数字の"九"は"久"に通じる縁起のいい数字とのことでした。30分ほどの散策でしたけれど、とても楽しい時間でした。

 合流地点で待っていてくれたワゴンに乗り込むと、最後に国立公園のビジターセンターに寄って下さいました。とても立派な建物で、展示物も充実しています。吐さんが言うには「ツアーではほとんど立ち寄ることはないけれど、二人だけなのでお連れしました」とのことです。吐さんはそこのミニシアターで上映する太魯閣峡谷の自然を紹介する映画を私たちに見せたかったようでした。その映画は、太魯閣峡谷の一年間の移り変わりを20分ほどにまとめたドキュメントで、太魯閣峡谷の自然の豊かさを感じることができました。外は再び雨が降り始めましたけど、太魯閣峡谷観光もこうして無事終了。とても素敵な渓谷で、楽しいひと時を過ごせました。

 高雄に移動する前に、昼食を兼ねて案内されたのが、昔の大理石工場に併設したお土産屋さんです。工場部分は昔の機材を展示しているだけで、今は別の場所で加工しているとのことです。工場部分を過ぎると撮影禁止になり、展示室・売場へと案内されます。そこには見事な石の置物や装飾品が展示されていました。故宮博物館の貯蔵品として有名な白菜をかたどったものなどもあって、ちょっとした博物館にいるような感じで楽しめました。

 ショッピングタイムが終わったところで、社員食堂を改装したという食堂でお昼を頂きました。吐さんは「田舎料理ですみませんねぇ」というのですけど、昨日のホテルの夕食に負けない味で、おいしかったです。

 食事が終わると空港に移動しました。次の目的地は高雄です。乗り込んだ飛行機は60人乗りのプロペラ機でした。この飛行機、離陸と同時に結構な急角度で上昇を続けます。「そんなに性急に高度を稼がなくてもいいでないの?」と思うくらいスリルがありました。無事に高雄に到着してくれてホント良かったです。


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