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雑記帳

まわるまわる



1日目
今日からインターンシップのために茂原に向かう。
関東瓦斯開発(株)の茂原鉱業所にお世話になるのだ。
とはいっても今日はまだインターンシップの開始日ではない。研修中に住むことになる独身寮への入寮のためだ。本当のインターンシップ1日目は次の月曜なのだ。
正直、悩みどころではあった。今日入寮の手続きをしても、土曜日曜を何して過ごしたものか。一旦うちに帰るという選択肢も直前まで捨てずにいたのだが、まぁそれも面倒だという結論に至った。

折からの大雨、関東地方のJR各線は相当運休や遅れが出ているようだ。全体で3時間強の行程、40分ほど余裕を見てはいるものの何とも心もとない。横浜駅で5分の遅れが東京で電車一本の遅れとなり、積もり積もって茂原駅に到着したのが15時半過ぎ。交番で茂原鉱業所の場所を聞き、大雨に打たれながら歩くこと10分少々。やっと到着したのが予定時刻16時の8分前であった。

集合場所の建物を見つけ、中に入る。第3会議室を見つけて何とか時間前に滑り込んだ。そこにはもう先客がいた。これから共に研修を行うこととなる、九州大学工学部3年の細迫さんだった。
正直なところ、同じ研修先に女性が来るということに少し驚いた。どうして、と問われると答えづらいが、工学部で男ばかりに囲まれた生活をしてきて、またこの研修先もその延長のように感じていたからかもしれない。
受け入れ先の担当者の安川氏(27歳独身、ビリヤード好きらしい)の挨拶と自己紹介の後、僕と細迫さんも自己紹介をする。彼女は映画鑑賞が趣味らしく、最近の封切り映画はほとんど見尽くしてしまったとか。パイレーツ・オブ・カリビアンやらマトリックスやら踊る大走査線…僕も見たいものだが。学割でもまだ金が足りない。あと、できれば一緒に見る相手も…(笑)
ちなみに、共に研修をする仲間はあと二人いるらしい。一人は日曜の夜到着する予定(こちらも女性しかも経済学部生だとか)で、もう一人(男性)は結構近くに住んでいるので研修中も自宅から通うそうだ。どんな人なのだろう。

その場では交通費の領収書を書いたりロッカーを確認したくらいで、寮へと向かう。車で5分とかからない。社員の皆さんは歩きか自転車、結構車を使う人も多いらしい。
そういえばその時に乗った天然ガス自動車だとか。燃費も、満タンにしたときの走行距離もガソリン自動車ともうそう変わらないレベルに達している、という説明を受けつつ、途中スーパーやコンビニ、薬局の場所を簡単に説明を受けながらすぐに寮についた。
安川さんについて寮内の案内を受ける。その安川さん自身も同じ寮の住人だとか。風呂や冷暖房がガスによるものだというのがさすがにガス会社の寮だと思う。30部屋ほどあるうち15部屋ほどが使用中だという。それから、いつもは寮に賄いさんがいるらしいが、つい最近交通事故に遭われたとかで一週間ほど休んでいるらしい。こちらもご対面はおあずけに。
僕の部屋は206となった。中は…まぁ当然とはいえ何もない。建付けの棚と水道はあるが…布団を運び込んでもまだがらんとしている気がするのは否めない。

そして安川さんは社へと戻られた。僕と細迫さんはそれぞれ自分たちの部屋に引き下がったものの、時刻はまだ6時。何もすることがない。 しばらくして僕の部屋をノックする人がいた。ドアを開けてみれば細迫さん、暇に耐えかねてさっきのスーパーへ行こうとしたものの、その行き方がわからず聞きに来たんだとか。簡単に説明して、そのまま送り出す。
けれど僕も同じく暇な身、しばらくしてやっぱり出掛けてみることにする。幸い雨は小降りになっている。

寮の周辺をあてもなく彷徨ってみる。見つけたもの、ラーメン屋が3件と果物専門店。駅前まで行かないとめぼしいものは何もないらしい。それから、茂原鉱業所までの徒歩コースを辿ってみる。これはさっき車で来た道とはちょっとはずれるが、まぁ距離と方向は頭に入っているのでだいたいわかった。
帰り道、僕もスーパーに寄ってみる。店内を見回っているうち、そういえば夕飯のことを考えてなかったことを思い出し、とりあえず何かを買おうと決めて店内をうろつく。結局、パン1斤とポテトサラダ、から揚げとオクラの和え物を買う。これだけあれば明日の朝飯までは十分足りる。あわよくば昼もこれで済むかな?

帰寮して、買ってきたものでで簡単な夕飯にし、持ってきたおにゅうのノートPCでひとしきりゲームをして一人遊ぶ。ネットがつなげるわけではないのでたいした暇つぶしにもならず、この日記を書いたらすぐ就寝しようかと思う。

2日目
今日も、雨だ。そして、今日も特に予定がない。暇に任せて寝ていようかと思ったが昨日寝たのも早いし、どうがんばっても8時過ぎには起き出していた。
昨日の残りのサラダとオクラは賞味期限がもう過ぎているので平らげる。から揚げは一応今日まで大丈夫なはずなので昼まで持たせることにする。そして6枚切りの食パンの2枚目を食べる。さてそれから何をしよう。
結局、午前中は持ってきた文庫本の三国志と寮にある漫画のDrスランプを読み、あと少しはこのホームページの更新ネタを作って過ごす。とはいえネットがつながる環境ではないのでPCに作りためておくだけで更新はできない。帰ってからアップすることになるだろう。

時間の感覚もないまま2時近くになって昼食にする。といっても結局のところ朝食や昨日の晩と変わることはない。食べながら、野菜が少ないなぁと思う。よし、午後は何か野菜っぽいものを買いに行くか。
しばらく、漫画の残りを読み区切りのついたところで出かける。小雨、傘を差すべきかとも思うが、部屋においてきたからまぁいいやと思ってそのまま歩く。
昨日見つけた果物屋をぶらつき、大体の値段を頭に入れる。スーパーと安いほうを選んで買うべし。…そういや包丁とか持ってないけど、寮の調理場の使えるんだろうかと考える。スーパーへ行って、バナナが安いので買ってみる。これなら包丁もいらないしいいや。
ついでに、枝豆のつめ放題一パック280円を買う。これで野菜あつかいでいいや。うまいこと味のついたものだし。あとは、明日の昼とあさっての朝用にコロッケを買って帰る。これで明日は買い物を口実に出かけられなくなったけどどうしようかな。

帰寮したのが5時半過ぎ。傘を持っていなかったので霧雨とはいえ少し濡れている。部屋に買ったものを置いて、早い風呂に入ることにする。 寮の広い風呂、どうやらさすがにこの時間だし、一番風呂らしい(24時間循環風呂らしいのでいつを持って一番と定義するか謎だが)。ちょっと熱い。僕一人ではいるためにこの広い風呂場の電気がすべてつくのが勿体無い気がするのは貧乏性か、それともエネルギーのことを意識しているからだろうか。

熱い風呂に入ったため、しばらくすると眠くなってくる。とりあえず残りのパンとから揚げ、買ってきた枝豆で夕飯にして、その後この日記を書く。この後はどうしよう。ゲームでもするか、早いが寝るか(早すぎ…只今8時過ぎ)

3日目
今日も、雨(昼前には止んだみたい)。もはやこの近辺の散歩も飽きた。昨日とほぼ同じ生活パターンなので日記を書くのも省略する。

夕方5時半過ぎ、もう一人の寮生が来るというので食堂にて待つ。しかし、道がわからないのか少し遅れているらしい。
その間に、この寮に来て初めて、安川さん以外の寮の住人と話す機会を得た。安川さんの紹介で、その方(中川さん)としばし話す。彼はTake6をよく聴くらしい。こんなところで(というのも失礼だが)Take6を知っている方に会うとは…実際、Take6に関しては僕とは比較にならないくらい聴いてらっしゃるらしい。ほかのアカペラはほとんど知らないらしいが。
6時を少し過ぎたころだろうか、細迫さんと共にその実習生の方(菊池さん)が見える。それから、安川さんの車で料理屋へと連れて行ってもらう。寮長の宇沢さん(漢字は不明なので「鵜沢」さんかも…)と、副寮長の木村さん、それに安川さんと実習生の3人で天ぷらと刺身をいただく。おいしい。そして、僕を含め実習生3人ともかなりお酒には強いほうらしい。宇沢さんらにかなり勧められたがまぁ明日からが実習本番、そんなに飲まないことにする。
そして、帰寮。細迫さんと菊池さんの部屋(本当は管理人室だが、そもそも管理人が存在しないので通常空室)にテレビを運び込み、ついでにテーブルと椅子も運び込む。彼女らの部屋は結構広いみたい。キッチンもあるし。(ただ調理器具がないのでどうしようもないか)
僕の部屋にも、たまたま余ったテレビがあったらしいのでついでに運び込んでもらう。
アルコールも入ったことだし、明日からがインターン本番、風呂に入って寝ることにしよう。

4日目
やっと、やっとインターン初日だ。久々に朝早く(といっても7時)に目を覚まし、買っておいた朝飯を食べようとしたところ、塩茹での枝豆がさすがにもうちょっとおかしくなっていたらしく仕方なく生ゴミの仲間入り。
コロッケとパン、バナナで朝食を済まし、8時に寮の食堂にゆく。実は寮から鉱業所までの道を徒歩で行くのは初めてなので、研修生は3人とも安川さんに連れられて一緒に行くことになっているのだ。安川さんを含め4人の歩調は見事にばらばら、僕にとってはかなり中途半端で歩きにくい速度で歩くこと約15分、鉱業所につく。
金曜に来た会議室に入ると、研修生の最後の一人、杉浦君がすでに来ている。彼は高専の4年生ということだから、僕の2つ下ということになるらしい。

鉱業所のお偉いさんにご挨拶したり、研修期間中に着る制服&安全靴の合わせをやった。研修の最初は関東天然瓦斯開発(株)の会社の概要などから始まって天然ガスの開発に関する法律や着工までの流れ、天然ガスの産出などについての座学であった。それから2台の車に分乗して実際の生成井などを見学する。ちょっと車に酔う。
専門的なことはここに書いてもあまり意味がなさそうなので割愛。お昼は社の開発部の皆さんとご一緒する。ちなみに開発部の村井さんは東京大学で、僕のほぼ直系に当たる先輩らしい(学科統合があって完全な直系とはいえないが)。○○先生は厳しいよ〜等々他の方にはわからない話題で盛り上がってしまった。
そこで大学の話から大学生協の話題が出たのだが、高専の杉浦君には「大学生協」というものがとても新鮮な驚きだったらしい。近くに大学とか無いのかしらん。

午後は千葉のガス田の地質に関する講義から。正直なところ、非常に眠かった。実はここから菊池さんのみ別コース(細かいことを言うと彼女だけは受け入れが関東天然瓦斯開発(株)ではなく系列のオータキガスという会社らしい…なので彼女だけ別メニューな事があるらしい)だったので、受講生は3人。ここで寝るわけにいかない。まぁ4人でも大して変わらないが。
日本で水溶性ガスの開発を行っている都道府県はどこか?という質問で「じゃぁ新井君どこだと思う?」と当てられたときはヒヤヒヤもの。まぁわからなくて当然の問題だったらしいけど…質問内容すらあやふやだったのだから…それで目が覚めたのだから結果オーライということで。 次も座学、今度は地下水汲み上げによる地盤沈下の測定に関する講義。そしてその後実際に測定している現場の見学にまた車で向かった。
道すがら、また杉浦君と大学の話になった。試験期間が2〜3週間あると聞いてかなり驚いたみたい。まぁ僕も高校の頃はテスト期間がそんなにあるなんて考えられなかったもんなぁ。

今日の研修はそれでおしまい。鉱業所からコンビニ(明日の朝飯購入)経由で、自宅に帰る杉浦君について駅近くまで行き、そこからほぼ90度ずれた方向の寮へと帰る。ちなみに午後別メニューの菊池さんはもう寮に帰ったらしい。細迫さんと他愛も無い話をしながら帰ると、コンビニに寄ったのも合わせて30分。まぁこのくらいゆっくりならそれはそれで歩きやすいからいいか。
先に帰っているはずの菊池さんも誘って3人で夕飯食べよう、と話していたのだが、どうやら菊池さんはもうどこかに食べに出たらしい。結局また細迫さんと二人ということに…ラーメンを食べに行きました。(ちょいと舌を火傷したっぽい)
なかなかおいしいラーメン、研修中にもう一度は来よう、と勝手に思いながら食べていたのだけど…そういえば女の子と二人きりで食事なんぞ滅多にしたこと無い、ということに気づく(片手で余る…自爆)
寂しいので帰って風呂入って日記を書いてすぐに寝る。といってもそろそろ10時だ。

5日目
朝、今日は他の研修生二人はどうするのかな?と思いながら食堂に出てみるともう先に出発したらしい。置いてかれた…
じゃぁ一人で歩いていくかなぁと思っていたら、寮生の方に「車乗っていくか?」と言われたので喜んで同乗する。ただし、その方のお名前聞いてない。(知らない人の車に乗ってはいけません・爆)

午前中は地質調査に関する講義。この辺は高校の地学でだいたい習ったのでよくわかる。地層断面図の作成実習などをしているとすぐにお昼。今日は鉱業所の方々がよく使うというお弁当屋でお弁当を頼む。
そのときの僕ら4人の会話…高専の杉浦君は出会いに飢えているらしい。そこらへんは工学部の僕もよくわかるところ。学校だけじゃ無理だよねぇ、と一致。因みに九州大工学部生の細迫さんも同意見らしい。男ばかりに囲まれてる工学部の女の子でもそう思うのか???それはただ単に出会いが無いのでなく魅力的な人がいないということでは…それは別問題。
それから、「東大生は変態とトマト嫌いが多い」という噂があるらしく、断固否定しておきました。鉱業所の東大卒村井さんはトマト嫌いらしいけど。別に多くはないよなぁ、多分。変態に至っては偏見にしても酷い…

午後は午前の講義を元に実習に出かける。大多喜町は、僕の伯母が住んでいる町だ。大多喜のうちには今週末顔を出す予定でいるのだが。
大多喜町、というよりは養老渓谷と言ったほうが多分通りはいい所だろう。そこと、その周辺幾つかの地点で大田代層という地層を見る。クリノメーターの使い方やら柱状図の作り方、高校の地学実習でやったなぁと思い出す。微妙に方位磁針が狂っていた気がするのは気のせいか。
養老渓谷は今夜花火大会らしい。普通なら景色と不釣合いな浴衣のお姉さんがちらほら居たみたい。それらを尻目に車で鉱業所へ戻る。僕ら4人とも社員さんに運転してもらっているのをいいことにしっかり寝てしまったらしい。

半日慣れない安全靴で歩き回ったら足が痛くて仕方ない。昨日もそんな兆候があったから靴下2枚重ねにしてきたのにそれでも効き目なしかぁ。寮までの帰り道、細迫さんはだいぶお疲れらしく無口、菊池さんはもともと比較的おとなしい人らしく、そこで僕がべらべら喋るわけでもなく3人並んで無言で帰寮していった。
というわけで今夜の夕食は最寄のコンビニで買って食べることにした。食堂で学校へ行こうを見ながら食べる。そういやテレビ見るのいつ以来だろう。
適当に切り上げて風呂、そして例のごとく日記を書いたら寝る。

6日目
今日は関天でなく、系列会社の大多喜ガスで都市ガスに関する研修だ。関連会社といっても社屋は隣だし、社員の採用も合同、寮生にも大多喜ガスの社員がいるみたい。
午前は天然ガス車に関する講義とガスステーションなどの施設見学。昨日もあったのだが、僕が社員さんに当てた質問は社員さんが答えられずに困ってしまうものがあるらしい。変な質問はしていないつもりなんだけど、目の付け所が細かいといえば聞こえはよいが、細かいところを気にしすぎなのかな?「調べておきますね」といわれたことの回答はいつもらえるんだろう…
できれば自分で天然ガス車を運転してみたかったと思うのは僕だけではないだろう。研修生のうち大学生3人は皆免許は持っていたのだが、高専の杉浦君は19になってから何故か原チャリの免許だけ取ったらしい。自動車とればついてくるのにねぇ。ともかく天然ガス車の実物は見たが運転はさすがにさせてもらえなかった。

一昨日と同じ店で大多喜ガスの社員さんにお昼をおごってもらう。やっぱりここはこの会社の御用達らしい。まぁ、敷地隣だから当たり前と言えば当たり前か。今日は「就職」ということについていろいろ話を聞かせていただいた。これぞインターンシップ、かな?
午後は都市ガスの配管や末端設備、それに一つ一つのガス器具の仕組みや安全装置についての講義。最近のガス管はポリエチレン製だそうな。この講義がだんだん「だからガスはすばらしい、ガス器具を使いましょう」的な話に流れたのはいうまでもない。
この講義の担当者さんからも、「就職とは」みたいな話をたくさん聞かせていただけた。

今日は同じ寮に帰る二人の女の子らと分かれて、スーパーに寄って買い物をして帰る。(歩調が合わないのでひとりで歩けるのは楽なのだ…毎回別々だと不自然だろうけど)なんだかんだ言って一食あたり200円くらいで食費が済んでいるのは買い物上手と言えるんじゃないだろうか。ただし、調理器具があればもっとまともな食生活ができる代わりに、もっといろいろ買ってしまう気もする。なにせ時間はたっぷりあるのだから。
今日は隣町の長南町で花火大会があるらしい。頼めば車を持っている社員さんのだれかに連れてってもらえるという話を聞いていたので、食堂にてそのターゲットを待つ。しかし、土日の日記にも書いたとおり、この寮で人に会うことはかなり少ない。新聞を読みながら待つと、日曜に一緒に食事をした副寮長の木村さんが帰ってこられたので頼んでみる。彼は花火大会の存在を知らなかったらしく、知人(寮生の誰かだと思われる)に電話してそのことを確認しようとしていたのだが、結局あと二人の研修生を待つうちにあやふやになってしまった。その代わり、明日の夕飯は木村さんのおごり決定(笑)
茂原市は七夕祭りで有名らしく、関天と大多喜ガスも若手社員と有志で踊り手団(「連」というらしい)を作って参加している、という話や、この二社の新入社員での九十九里踏破なる恒例行事の話を木村さんや安川さん、村井さんらに聞いているうちに、遠く花火の音が聞こえてきた。結局行けなかったけどまぁいいか。

風呂に入る。そういえばこの寮に来てから風呂場で他の人に会ったことが無い。毎回結構ばらばらな時間に入っているのだけれど…この広い風呂を毎回独占している。
今日はその後日記を書いて寝る、というパターンではなく、この寮に来てから貯まっていた洗濯物を一気に洗濯してしまうことにする。洗濯している間に、寮の屋上に上って花火をちらっと見てみる。まぁ、見えると言えば見えるが、遠い。音で計ると20秒位だから…6キロ?しかも曇り空なので大きな花火が上がると雲の中に半分以上隠れてしまう。うーむ。
そして今、洗濯機が切れて衣類を乾燥機に移し、乾燥させている間にこの日記を書いている。そろそろ乾燥終わったかな?

7日目
やっと、暑くなってきた。とはいっても制服の長袖シャツがどうしても耐えられないというほどではないから、やっぱり冷夏なのかも。
今日もオータキガスの研修だ。朝オータキガスの控え室に行くと、昨日安全靴が合わなくてビッコ引いていた僕のために代わりの安全靴を用意してくださっていた。しかも、この靴を今後関天での研修に戻った後も使わせてくれるとか。研修生に優しい会社でよかった(喜)

今日は昨日よりもう少し上流に近い部分、つまりお客様へガスを送るシステムに関する講義と見学だった。日本最大級と言われる土気(とけ、と読む:地名)のガスホルダーに昇ったり、検査中なのをいいことに中を見させてもらった。まぁ、何にも無い丸い空間だったけど。その他、道路のガス管工事の現場を見たり、一部アスファルトの穴あけを体験させていただいた。たしかに、公然と公道を壊せる機会なんぞあるもんじゃない。
因みにお昼は、社員さんにイタリアンバイキングに連れて行っていただいた。客が多く、まともに話ができる感じでもなかったが、菊池さんが「久しぶりにこんなに人の集まるところに来た気がする」と言ったのが印象的。確かにそうかも…。今夜は木村さんに奢ってもらうというのに、ちょいと昼飯食べ過ぎたかなぁ。
久々の暑さと、慣れない肉体労働(道路工事なぞ慣れてる学生ってのもどうなんだろう)で4人ともお疲れモード。やっぱり見学地からの帰りの車はみんな寝ている。
そういえば、ここら辺は本当に車社会だなぁと思う。研修先の皆さんも「車が無ければ仕事にならない」と仰っていたし、仕事を離れてみても、いちいちお店の駐車場が広かったり(コンビニでも2,30台分の駐車スペースがあって当たり前)、歩道も広いのだが、特に思ったのが車道の路肩の広さ。これだけあれば運転しやすいだろうなと思う。これはただ土地があるっていうだけの問題でもなく、街の作り方から計画されているんだろうな。

オータキガスでの研修はこの2日間だけなのでその感想文を書いて、今日の日程終了。明日は、菊池さんはまた別メニューでしかも彼女は明日でインターンシップ終了、ということで明日の金曜研修後に、社員さんが皆でバドミントン(社内に部があるらしい)をしないかと誘ってくれた。だが女の子二人は用事があってパスとか。菊池さんのために誘ったんじゃなかったっけ?なぜか僕と杉浦君だけが参加することに。

今日もスーパーサカモトで買い物して帰る。今日は野菜コロッケが特売一個35円(いつもは50円)。2個買って帰る。そして約束どおり木村さんに連れられてトンカツを食べに行く。寮から、鉱業所に寄ってもう一人同行者を拾う。同じく寮生で最も若い(入社2年目)の永井さん。
彼も木村さんにおごって貰うために、仕事を抜け出してきたんだと。食い終わったらまた社に戻るらしい。残業お疲れ様です。
トンカツ定食、木村さんのお奨めだけあっておいしい。上に乗っているねぎ塩が最高。でも量が多い。昼もかなり食べたしなぁ。正直、女の子二人とも全部食べきっていたのに驚いた。まぁそれだけおいしかったってことかな。
因みに、後で風呂場の体重計で量ってみると昨日より1キロ以上体重が増えていた。まずいまずい。
さらにもうひとつ。寮のおばちゃんの作る食事はこれよりさらに量が多いとか。しかも主菜が肉で副菜も肉、野菜は少なく魚はめったに無いとか。おばちゃんの作る食事については、寮の誰に聞いても同じような答えが帰ってくるので…そろそろ不安になってきた。来週復帰されるんだよねぇ…
風呂に入った。7日目にして初めて風呂場で人に会った。先程一緒にトンカツを食べた永井さんだ。まぁ、風呂で人に会ったからどうというわけでもないが。そして、また日記を書いたら就寝予定。

8日目
といってもこの日記自体は9日目の土曜に起きてから書いている。まぁもう十分昼間だが。昨日の夜はバトミントンの予定を変更して菊池さんの送別でオータキガスの方々と飲みに行き、菊池さんにさんざん日本酒を飲まされたので、無事帰ったはいいが日記を書く余力もなく風呂に入ることすらできなかったからだ。

その日はまた関天のグループ会社、テクノアースにおける研修だった。テクノアースはガス井戸に限らず水井戸、温泉、地熱発電などの井戸全般のメンテナンスや地質環境の調査保全などをやっている企業で、午前中はガス井戸の点検の見学をした。えらく「健康的さわやかさ満載のにーちゃん」的な方に付いて、その点検に限らず井戸に関するいろいろな話を聞けた。因みに、現場には別の方の運転する車に乗っていったのだが(「にーちゃん」は別の作業車)途中で道に迷って作業車に電話して迎えに来てもらっていた。まぁ関天だけで600あるという井戸の位置すべてを覚えてるわけも無いか…
鉱業所に戻って、テクノアースの業務内容紹介のビデオを見る。といっても水垢の付いた管の中の映像ばかりなので見れば見るほど眠くなる。今日ほど目薬のお世話になった研修は無いのでは。金曜だし疲れてきたのかなぁ。

お昼は関天でまた仕出し弁当を取っていただいた。ただし、今日は会議室で食べるわけではなく、皆さんが通常デスクワークをしておられる部屋の空きスペースでということに。真正面にお偉いさんと向き合って食べる弁当もどうなんだろう。
午後またテクノアースに戻り今度は地質環境の部署の研修。でも今までの研修先に比べ雑談タイムと休憩時間がとっても長い。そしてまじめに講義をしているはずの時間もどこか会話が軽妙。明るい職場だなぁ…そういえば今日は出張らしいが寮長の宇沢さんもここの部署らしい。彼も面白い人だ。
ここの檜山課長は関天グループで唯一の女性管理職だとか。意外と少ないものなのねぇ。
また現場に向かう。今度は古い不法投棄現場で隣接する川に汚染水が流出したため、川の土手に井戸を掘って汚染水を汲み上げて浄化しているらしい。その話を聞いて大学の講義の流体力学でそんなシミュレーションプログラミングをやったなぁと思い出す。
巻尺についた水位測定器を井戸に落とす測定をやらせていただいた。といっても本当にするすると落とすだけ、落としてピーっとなったらはいおしまい。単純。
そして移動時間に比べて非常に短い見学の後また鉱業所に戻り、この部署が過去に浄化プロジェクトを成功させた報告書をみて、今日の研修は終わり。なんか、終わるのもだいぶ早いぞ…しかも帰りがけにクッキーくれたり、やたら好待遇。実習生と触れ合うのが楽しいらしい、ってのはどこの部署でも聞くけど、これじゃぁほんと実習生と言うよりお客さん扱いだなぁ。

で、そのあと杉浦君と僕はバドミントンをする予定だったのだが、オータキガスの人事課の山口さんが来て、同じく人事課の小河原さんが菊池さんの送別に、駅前の「村さ来」で食事とお酒をおごってくれるという話を持ってきたので、そちらに行かせていただくことにしたのだ。ちなみに、今日も別メニューでオータキガスに行っていた菊池さんは今日で実習終了、これから直で大学サークル(和楽器らしい)の合宿@白馬に突入だとか。タフだなぁ。
杉浦君は未成年でもあり原チャリで来ているので、という理由で来なかった。でもどうやらなんか別の理由もあったみたいな気がするんだがまぁ詮索しても仕方あるまい。

で、冒頭に書いたとおり菊池さんにしこたま日本酒を飲まされてしまったわけである。因みに参加者は小河原さんと山口さん、それにまた木村さん(山口さんと同期らしい)に菊池さんと僕の5人だったのだが、なんとなく年齢と飲んでいるものが逆転していた気がしなくも無い。
最終日の最後にして、大人しめの人だと思っていた菊池さんの本性を見せられた気がする。木村さんが卯年生まれと聞いて「ラビット木村」とかあだ名つけてたし(笑)結局、ほとんど僕と菊池さんだけで日本酒300ml×5本を空けた。2時間ぐらいだったのにねぇ。
夜行列車で合宿に向かうという菊池さんを山口さんが寮までタクシーで送り、さらに茂原の駅まで送ってからまた店に戻ってきた頃に僕らも注文したものをすべて食べ切って、寮に戻った。

9日目
酔っ払いで帰ってきてそのまま寝てしまったのだが、深夜2時少し前に目が覚めてしまった。まだ少し動悸が早かったりで酔った感覚はかなりあったが、とりあえずふらふらするほどの酔いはなくなった。その気になれば片足立ちだって可能だな、と思いながらもなぜか目が冴えてしまった。
というわけで部屋を抜け出して寮備え付けの漫画を読み出す。

結局昼までかけて「H2」の第一巻から最終巻まで読みつくしてしまった。途中で一回朝風呂、それとまた洗濯。今日は私服のほかに、実習で着ていた制服2セットにシーツと枕カバーも洗う。そろそろ寮の漫画も読みつくすかなぁ。まぁ平日はそんなにまとめて本を読む時間と気力が無いからいいか。
そして上の日記の「8日目」部分を書いてから、部屋の掃除をする。掃除機が、寮の共用部分とかを掃除するための大きな業務用掃除機だから、個室を掃除するには大きすぎてちょいと不便。
その後しばらくぐだぐだとしているうちに、やっぱり眠くなってきた。どうせ今外に出ても暑いだけだし、昼寝。目が覚めてからも5時近くまでぼーっとしてから、茂原駅前に出てみる。といっても用は明日大多喜の伯父伯母の家に行くためのバスの時刻表を確認するためだ。ついでにちょいとコンビニで雑誌を見て、野菜ジュースゼリーと牛乳を買う。ひさしぶりにちょっとは健康によさげなものを買った気がする。
寮に戻って、食堂で新聞を読む。今更、今日が高校野球の決勝だと知る。阪神も5連敗なんかしてたのね。だいたい毎日出勤前にすこし新聞読んではいたつもりだけど、なんとなく世間の情報から意識が離れがちになっているようだ。
村井さんが食堂に来て、夕飯を食べていったみたいだ。なんかこの人、職場だと明るい気さくな人なのに寮だと話しかけづらい雰囲気がある気がするのは気のせいかなぁ。人見知りみたいなもんかな?
そして今日2度目の入浴、日記書き。さすがに今日はやったことが少ないので日記が短い。

10日目
今日はのんびりと起き、のんびりと寮を出て10時25分茂原駅発のバスに乗って大多喜へ向かう。最初に乗車したのが僕と、中学生くらいの女の子。運転手さんが僕らに「どこまで?」と聞く。どうせ客が少ないからいちいちバス停止まるかどうか考えるよりは最初に聞いておけばいいということか。
15分くらい行ったところで女の子が降りてからは客はずっと僕一人。11時過ぎに大多喜駅につく。正確には、駅前には着かないということを運転手さんに言われ、近くでバスを止めて駅までの道を教えてもらったのだ。客が少ないからこそちゃんと駅につけた。
駅前、といっても小さな駅舎とタクシーが客待ちをしている以外特にそれらしさはない。入館無料の町民ギャラリーに入ってみたが2分で出る。とりあえず日陰のベンチに座って本を読みながら迎えを待つ。
11時40分になって伯母が車で到着。実はこれにあわせて横浜から母(伯母は母方)が来ていたので、同じく車で迎えに行ってきたところらしい。
伯母の家に着く。新築一年目らしく、一通り家の中を案内される。広くて明るくていいなぁ。話によると僕も幼い頃ここ(建て直す前の家)に来たことがあるらしいが、まったく覚えていない。幼稚園入るかどうか位の頃らしいから、その年頃でも覚えてることもあったり無かったりくらいなんだけど。
会社員だが休日の趣味で畑仕事をしていた伯父が帰ってきたので、お昼にする。伯父に勧められてビールを飲みながらお寿司をつまむ。デザートは畑で取れたスイカ。これもよくできている。
そういや未だに父親と飲んだことないなぁ。もちろん母とも飲んだことはない。

ひとしきり話をして、母の帰りのバスの時間に合わせて伯母の家を出る。伯父お手製のゴーヤーと生姜をお土産にもらって、母は長距離バスで帰っていった。僕はそのまま伯母の運転で茂原まで送ってもらうことにした。もともと伯母は茂原のトヨタで働いていたので、僕より充分道に詳しい。
結局、かのスーパーサカモトで降ろしてもらって、買い物をして寮に帰ることにした。まだ時間が早いので値引き品が無いけどまぁいいか。
寮に戻る。時間はあるが今から外に出るには暑すぎる。結局半分寝ながら本を読んで過ごす。インターンに来るとき文庫本を3冊(三国志)持ってきたのだが、暇なときはほとんど寮の漫画を読んですごしていたのでぜんぜん進んでいない。ただのお荷物として持ち帰るのも馬鹿みたいだし、読まなきゃね。
で、例のごとく風呂、寝る。

11日目
インターンシップの後半が始まる。今日は寮のお隣さんでもある永井さんが講師役で工務部の研修。要はガス生産設備の設計と建築監督の部署だ。入社2年目だという永井さんだがすでにいくつかの施設を設計しているというからなかなかすごい人なんだろう。さすがは「2年目で一番仕事のできる男」だ。一説には「一番仕事の多い部署に回された男」ということらしいが。
午前中で一通りの内容説明を受ける。永井さん曰く、前日彼のソフトボールチームの試合とその打ち上げで飲んだので午前中は動き回りたくない、とか。そういえばこの会社にはバトミントン部もあるし、野球部や華道部もあるんだとか。結構盛んなのか、まぁ他の会社の実情は知らないけれど。
市販の描画ソフト「キャド」を使ったマッピングシステムについての講義を受ける。けれど、キャドというソフトがどんなものか分かっていないだけに、ふ〜んそうなんだ、で終わってしまう。開発した張本人(永井さんの先輩、相内さん)にとっては張り合いなかっただろうなぁ…ごめんなさい。

お昼は近くのファミレスCOCO’sへ行く。ここへきてからの食生活、奢ってもらうか自腹かで食べているものがだいぶ違うなぁと思う。インターンが始まって以来の食費(自腹のものだけ)を計算してみたら3248円。一食当たり200円かぁ。粗食粗食…
午後はずっと車で施設見学。昨日からの酷暑でただ外にいるというだけでかなり疲れてしまう。ガス生産設備で、40年位前のものと最近のものを見比べる。確かにいろいろなところが細かく改善されてきたんだなぁと思うと同時に、基本パターンは昔から変わっていないということにもある種の驚きを感じる。
最後に、九十九里浜へ出て「廃かん水」というガス(とヨード)生産の副産物の排出現場を見る。ここは九十九里の海岸、しかも最近の雨続きから開放された酷暑の夏休み…当然のごとく海水浴客で賑わっている。その中にお揃いの長袖の制服で佇む4人。場違いだよなぁ(笑)
杉浦君と細迫さんは、海水浴をしている女の人の水着の品定め(?)をしていたけど…残念ながら僕の視力で批評可能なくらいの近くにはビキニのおねーさんはおらず。ごっつい野郎と子供たちはいたのだが。あーあ、もうちょっと視力がよければよかったな。
鉱業所へ戻る車の中での話題は、「どうしたら杉浦君が女性との出会いを得られるか」。うーむ…
ついでに、細迫さんの彼氏はよく自分の彼女が男性独身寮に入るのを許したもんだ、という話をしたら、どうやら彼氏には事後承諾だったらしい。かわいそうに、彼氏。

また、スーパーで買い物をして帰る。今日はカップめんが安い。って、どんどん買うものが不健康になってないか?
部屋に帰ってボーっとしているうちに寝てしまう。こう暑いとなにもする気力も無く惰眠をむさぼってしまうなぁ。
10時近くなって目覚め、風呂の支度をして部屋を出る。ふと思い立って寮の屋上に出て、夜空を見上げてみる。晴れてはいるけど…思ったほどきれいな空ではない。南西のほうにはサーチライトが4本延びているし、飛行機はひっきりなしに飛んでいく。
慣れないところで見上げる夜空は、もちろんいくつかの星で方角はわかるはずなんだけど、どうも感覚的に方角がつかめない。こっちが真北だから、東がこっちで…と毎回やらないとわからなくなってくる。
まぁあえて星を見るために行く伊豆や山梨や長野の空と比べては見劣りするのも仕方ないかな、と自分自身を納得させ、屋上を去る。一応、大接近中の火星は見た。明るいから分かって当然だが。どうせなら双眼鏡ぐらいもってくればよかったかなぁ。
そして、風呂へ行く。めずらしく先客がいる。宇沢さんか。彼に「ちゃんとメシ食ってるか?」と聞かれて、「ちゃんとと言えるものやら…」と答えるしかなかったのだが。

12日目
今日も、暑い。今日の朝食はカップ麺なので、食堂にお湯を取りに出る。食堂には、早朝から海にサーフィンにいってきたTさん(あえて伏字)がいる。「おはようございます」と、まぁ大声ではないにしてもちゃんと聞こえるように挨拶したつもりなんだけどな。「もっと元気よく挨拶しろよな」と叱られてしまい、さらに「この寮はそういうこと細かく言う人いないからいいけど…」とぶつぶつ言われてしまいましたとさ。そういうわけで、そのまま食堂でラーメン食べるつもりだったのだけど、お湯を入れただけで部屋に戻って食べることにしてしまいました。なーんか気マズ。

今日は抗井部の研修。要は、新しいガス井戸を掘る部署(もちろん実際は下請けに委託して監督するのだが)らしい。新しく掘ったばかりの井戸の試運転があるというのでそれの見学に行く。ここ数日の研修の成果もあり、またメーターの動きや井戸を流れる水音で、僕にもその運転状況がなんとなく見えてくる。無事、流れ出したところで井戸にお神酒をかける。ついでにそのおこぼれにも与る。まぁすぐ車に乗るのだし(運転するわけじゃないけど酔った状態では乗りたくない)、そもそもお神酒をがぶ飲みする馬鹿はいないか(笑)
その井戸に関連する施設の運転状況もいくつか見学して、鉱業所に戻りお昼。今日はコンビニ弁当で済ます。それから、金曜にテクノアースで話のあった、井戸洗浄用の特別車両の実物を見ての説明を受ける。金曜はどこかの現場に出ていたらしく見られなかったんだが…この車にしても、テクノアースと関天とどっちの所有物なのかいまいちわからない。結局オータキガスにしてもテクノアースにしても、なんらかの法律関連の便宜上関天とは別の会社に分けてはいるけど実態は同じ会社のようなものなんだろう。
それから、少し抗井掘削機械に関する講義を受ける。どうやら僕のことを土木屋さんだと勘違いしてくれたようで、こんなのも習わないのか、的なことを何度も言われてしまった。こちとら専門外だっての。
それからもう一度、先程の施設の試運転の状況を見に行く。井戸で汲み上げたかん水がようやくその施設(井戸から1kmの距離らしい)に到達していた。
さらに、井戸の筒にあたる部品を作っている現場を見に行く。といっても関天の下請けの下請けで、工場なんてもんではなく、こういっては失礼千万だが「野良仕事の合間にじいちゃんばあちゃんが空き地で作業している」といった感じだ。
話によると、この4人のじいちゃんばあちゃん達の手作業で、千葉県のガス井戸の筒(正確にはスケールという)をすべて作っているというから驚き。第二次産業の根底ってこういうものなんだなぁ。しかも、実は連れてきてくれた社員さんも実際に作業するのを見るのは初めてだったらしい。

まっすぐ鉱業所に戻るにはちょっと時間が余ったので、社員さんのはからいで海岸に寄る。といっても作業服のままだし、靴も借り物の安全靴、何をするでもなく砂浜でぼーっと…実は社員さんの現実逃避だけだったのでは(笑)
30分ほどして鉱業所に戻り、そのまま解散。今日は買い物もせずに寮に戻る。携帯の電池が切れそうだったので、充電器を荷物から引っ張り出してセットする。そういや、ここに来て携帯を充電するのは初めてだから…いかに、携帯を使わずに生活してきたかを物語るなと思う。
昨日今日と暑かったので、洗濯物がたまっている。特に制服は2着貸し出されたが1日着たらもう汗だくなのですぐ洗濯しなければならなくなる。というわけで今洗濯&乾燥機にかけている最中なのだ。

13日目
また、雨続きの日が始まるらしい。今朝も大雨の音で目を覚ました。
雨の中の通勤は時間がかかるだろうと思い、いつもよりちょっと早めに寮を出る。すると玄関には細迫さんが。どうやら寮の誰かの車で送ってもらうらしいから、それに僕も便乗させてもらおうっと。少し待って現れたのは、昨日僕を叱ってくれたTさん。お互い一瞬の躊躇を顔に出さず、すぐ車の座席を空けてもらい、乗らせてもらった。

今日は、茂原から一番離れたところにある関天の施設、八千代市の吉橋プラントの見学がメインとなる。一番遠い、すなわち一番長い間車に乗ることになるわけで…朝っぱらからうんざりした顔の僕を見て「疲れてる?」と心配してくれた方々ごめんなさい。
で、移動時間が長いと座学の講義の時間は取れないわけで、その代わりに車の中でその分の解説が行われる。資料を渡されてその説明をされても…読んでられないってば。メモとる事もできないし。思いっきり車酔いですわ。そのくせ教えられたことのうち頭に入った割合もいつになく低いし。
わかってるよぉ、遠いから仕方ないんだって事くらい!
関天のパイプラインに沿って細かい道を通り、2時間半くらいかけて吉橋プラントに着く。着いたらもうお昼。今日は近くの夢庵に。車に酔ってもそれなりの食欲は残っているから食べる。親子丼定食(ミニうどんが付いてくる)をいただきました。まいどまいど、ご馳走様です。
それから、施設の見学。帰りの時間も考えると、ここで費やせる時間はそう多くない。だいぶ駆け足で見回ったので、今日の見学記録は文字が汚いなぁ。途中で途切れてるのもあるし。あとで補足しておこう。
ピトー管やらカルマン渦やら、流体力学の授業で習ったはずのことのオンパレード。社員さんは「すぐに理解しろというのも無理な話だから」とフォローしてくれたものの、今日の内容こそは、僕はホントはすぐに分かってなきゃいけない範囲だったような。(逆に、昨日のところは専門外)
3時過ぎにはもう帰り支度。帰りもまたあの長い道のりが待っているのかぁとまたうんざりしていたのだけれど、今度はパイプラインからは離れて、走りやすい大通りを通ってきたので2時間かからず、楽に到着した。パイプラインは道のりで遠回りをしない分、細かく左右に曲がりくねった小道を通っていたみたい。

鉱業所に戻って、人事の安川さんから最終日の予定について説明を受け、今日の研修は終了。まだ頭がフラフラとしてるがしょうがない。明日は研修終了後に慰労会があるらしいので、スーパーであさっての朝食ぶんまで買い込んで帰る。最後くらいちょいと豪勢なもの買ってみるかなぁ、と思っていたのだけど、冷蔵庫がない(共用なので入れられる量に限界が)という致命的欠陥のため結局買うものはそう変化なし。
寮に戻って食堂で新聞を読んでいると細迫さんが現れる。帰り、どうしよう?とのこと。関東在住の僕にこの辺の電車のことを聞きたかったらしいんだけど…茂原を通る新宿行きの特急電車がどこを通っていくかって?知らんよそんなの…とりあえず、品川に行けば羽田まで京急線ですぐだよ〜とだけ教えておく。それ以上は無責任なことはいえない。

おし、このインターンシップも終わりが見えてきたぞ。

14日目
大方の雨の予報を覆し、いい天気。朝少し早めに寮を出て、のんびりといつもと違う川沿いの道を鉱業所まで歩く。のんびり歩いたわりには早くつく。近道らしい。途中、村井さんが自転車で追い越していった。
今日は生産供給部ということで、今まで見た部署に支えられて実際にガスを生産する量を決めたりする中核となる部署だ。内容的には最初に研修を受けた方が他の部分が理解しやすい気もするが、それはまぁ会社の都合もあるんだろう。
お昼は、鉱業所の近くで唯一連れて行ってもらったことのない二幸という店へ行く。ここは本来飲み屋で、昼は一応ランチメニューを出しているということだが…焼き鳥定食とか、刺身定食とか、天ぷら定食とか…あまりに、酒の肴に無理やりご飯と味噌汁つけて定食にしたとしか思えない…
午後もまたいろいろな現場を見学する。そしてこのあたりは田圃や畑が多いので、施設見学の合間に畑の作物もいろいろ教えてもらう。なんか、ガス設備に関する事より植物の事の方がたくさん教わったような。
おくら、冬瓜、タバコ、大豆…わりと見た事ないんだなぁと思い知らされました。シソと里芋と茄子とトウモロコシとマリーゴールドとコスモスは判ったけどね。

そんなこんなで今日の研修は終了。アフターファイブは、と。
今週でインターンシップが終了する僕らのために、講師をしてくれた社員さんが勢揃いで慰労会を開いてくれたのだ。まぁ本当は明日が最後の日程なわけでまだ終わってはいないのだが、明日は研修終了後すぐに帰りたいという(主に僕の)希望を汲んで今日にしてくれたらしい。ありがとうございます。
しかもどうやら今日は社員さんの奢りではなく、会社の経費なんだとか。そうか、だから社員の皆さんも心置きなく飲んで食べてたわけね(笑)
午後9時ごろになって、とりあえずお開き。自宅に帰る杉浦君はタクシーに乗せて送り返されて、さて僕らも寮に戻るか〜と思っていたのだけれど。
寮に戻るのかと思って付いて行ったら、なにやら2次会へ行く人の流れだったらしい。まぁいいや、と酔っぱらいの勢いで2次会突入。若手の社員4人と、僕に細迫さんを加えた6人。入ったバーは、どうやらアメリカ中西部の荒野の店を意識しているみたいだったんだけど…バーの周りは新規造成中の住宅予定地だったらしく、ある意味「荒野」の中に佇んでたような(笑)
それぞれの学生時代の思い出話なんかをしているうちに、深夜12時。皆さんはこんな時間まで飲んで翌日仕事、なんてのも慣れているみたいだけれど僕らには限界ですわ。今話題の火星なんぞを観望しながら寮へと帰った。
風呂入って寝たらもう1時半、明日が怖い。

15日目
無事、予定通りに目覚める事ができた。今日の研修が終わったらすぐ寮を出て帰路につく予定なので、朝のうちに部屋の荷物をまとめ、ゴミを捨てておく。さらにインターンシップの感想文とやらを提出しなければいけないので、書く。といってもこの部屋には机なんてない。しょうがないので造り付けの棚を使って立ったまま書いた。そうしているうちに出勤時刻。
最終日の今日は関天がガスとともに生産しているもう一つの商品、ヨードに関する研修。ヨードとは、うがい薬とかに入っているアレ、つまりヨウ素のこと。お土産にヨード洗剤をいただく。よし、茂原土産ができたぞ♪
午前、午後ともいくつかの現場を見て周ったのだが、どちらもかなり時間が余る。というか、今日の講師役の社員さん、無口なんだよなぁ。話しかけても会話が続かない…てなわけで午前も午後も予定時間の1時間くらい前に終わってしまい、暇つぶし。
研修が全て終わり、控え室で待っていると人事の安川さんが現れる。そして時間は早いけど繰り上げて終わりにしよう、と言ってくれたので喜び。予定より早く帰れるぞ。備品を返し、社の皆さんに挨拶回りをして鉱業所を出る。ここからまっすぐ自宅に帰る杉浦君とはここでお別れ、また初日と同じく天然ガス自動車に乗って寮へと向かう。
寮の荷物を全てまとめ、掃除をしてカギを返して、2週間生活した茂原寮を出る。九州人の細迫さんは今日中に帰るのを諦めて、一晩泊まってから明日飛行機で帰るんだとかで、ここでお別れ。荷物が重いので安川さんに茂原の駅まで送ってもらった。
帰りの電車、あまりに疲れ切ったふうに見えたのか、幼稚園生くらいの子供をつれたお母さんに席を譲られてしまった…一応遠慮のポーズは取ったのだけれど、正直助かったと思ったのは本当の気持ち。そして即、爆睡。
家に帰るまでがインターンシップです、なんというベタなことを関天の人事部長さんに言われたけど…まぁ無事に帰宅できたので終わりよければすべて良しってことになるんかな。


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