フクロウとアオバズク

香川県の山地のフクロウの様子は分かりませんが、平野では各地に点在する神社で繁
殖しているようです。

当地では、「以前は多かったが、最近減っている」と記載された文献も見ますが、以
前の調査内容とか現在の調査内容を知りたいものです。(何を基に書いているので
しょうか?)
フクロウの繁殖を確認するのは、難しく「居ない」と、思っていても繁殖している場
合もあります。

私も、繁殖している筈(以前、アオバが繁殖していたのに、環境の変化も無いのに急
にしなくなった。)だのに、確認を出来ずに、確認するのに5年程かかった場所もあ
りました。

フクロウは、雛がある程度大きくなると、夕方から「クチュン、クチュン」と鳴き続
ける場合が多いですが、平野部(周りを人家で囲まれたような、平地の神社等)での
繁殖では、あまり鳴きません。その為に、夜間の観察でも「居ない」ように見える場
合が多いのです。

そんな場合、役に立つのがアオバズクの行動です。
当地は、照葉樹林帯に属し、各地の神社の極相林としてクスノキがあります。クスノ
キはある程度、成長すると幹が裂けたり、枝が折れたりします。
そんな所で普通に繁殖しているのが、アオバズクです。

1)アオバズクが繁殖していたのに、急に繁殖しなくなった。
2)ある程度の広さの社寺林があるのにアオバズクが繁殖していない。

そんな林を丁寧に調べると、フクロウが繁殖している筈です。
特に4月下旬から5月上旬にかけてアオバズクが巣の場所を決める頃には、アオバが
フクロウを嫌がって追い回しています。

アオバの警戒の声として「ミャウー」という声を出します。
ちなみに巣立ったアオバの雛がいるのに気が付かなかったり、巣に近づきすぎた場合
に、頭上で「ミャウー」という声で、思わず首を縮めた御仁もいるのでは?
アオバズク「ミャウー」(人の言葉に直すと、おい、こらフクロウ出て行け!)
フクロウ 「バシュー、バシュー」(そんな事言われても、私には、子供がいます!)
の壮絶な戦い。といっても空中で小回りの利かないフクロウは、アオバズクに攻撃さ
れてばかりで、逃げまどっています。

しかし、フクロウも雛がいるので、おいそれとは出ていけません。

平地の単独林では、フクロウの雛が巣立っても、山まで行けません。おそらく、雛の
飛翔力が十分に付く6月下旬頃までは滞在していると推測しています。
(雌が巣から出る4月下旬は、あまり木の葉が茂っていなくて、比較的観察し易いと
言っても、フクロウの姿を見るのは難しいです。5月中旬を過ぎると、木の葉が急に
茂りだし、見つけるのは困難)結局、アオバが繁殖を諦めるのです。
そんな訳でアオバの行動を見ていると、アオバがフクロウの繁殖を教えてくれるかも
知れません。
これは、アオバのフクロウに対してのモビングなのですかね?

吉村(香川)

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