待望の東京スタジアムの開業日。そして初の東京ダービー。チケットは前売りで完売し、15:30からの開業式典前から多くの観客が詰め掛け、最終的には4万人以上の大観衆となった。
序盤は東京のペース。アマラオが中盤から前線まで献身的に動き、呂比須のポストプレーと相まって、三浦文や両サイドバックの攻め上がりを引き出していく。対するヴェルディも、個々の高い個人技とダイレクトのサイドチェンジを駆使してピッチを広く使い、ワントップの小倉にボールを集めていくが、フォローが遅く、決定的なチャンスを作れない。
しかし、先制したのはヴェルディ。25分、三浦淳のFKがGK土肥の頭上を破り、東京スタジアム初ゴールを決める。その後、徐々に東京の動きが落ち、拾えていたセカンドボールもヴェルディが拾うようになっていく。ヴェルディも堅い守りを見せるものの、攻撃は相変わらずで膠着状態が続く。
58分、東京は小林成に変え喜名を投入し、三浦文が2列目へ。続けて71分に由紀彦に変えて加入間もない新外人ケリーがピッチへ。ここから試合が動き出し、ケリーのファーストタッチがゴールを生んだが、オフサイドで無効。中盤を再構成した東京が再びチャンスを作り出し始め、82分には増田も入るが(浅利と交代)、同点ゴールは生まれない。
これまでかと思われた87分、三浦文のドリブルからゴール前フリーのアマラオへパスが渡り、アマラオが抜け出そうとするところを、ヴェルディGK菊地が倒して一発退場。与えられたPKを呂比須が決めて同点。試合はそのまま延長へ。
数的優位に立った東京は延長戦でも攻勢に立ち、106分、右サイドをケリー→増田→ケリーと繋いで切り崩し、ゴール前の呂比須へ。右足アウトサイドでトラップした呂比須は2タッチ目でシュートを放ち、これがヴェルディゴールへ吸い込まれ、逆転Vゴールで東京が開幕戦・初のダービーを制した。
中盤の構成力があがり、合流間もないケリーも大きな期待を抱かせてくれた東京だが、クロスなどフィニッシュの過程など課題も多い。ただ、開幕戦を勝利で飾り、幸先の良いスタートを切れた事で波に乗っていってほしい。
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