16チームに拡大した2001年のJFL。その開幕は、今年のJリーグと同じく東京ダービーで始まった。昨年は不本意な最下位に沈み、雪辱を期す横河電機。対するは昇格初年で関東リーグを制し、地域リーグ全国決勝大会をも制してJFL昇格を果たした佐川急便。東京を本拠地とする2チームが開幕戦で対戦した。
試合は開始から佐川ペース。シンプルにボールを繋ぎ、横河ゴールへ迫っていく。そして14分、佐川MF・山本がチームのJFL初ゴールを決めて先制する。これで佐川が勢いに乗り、17分にはFW・嘉悦が2点目を奪う。
立て続けに2点を奪われた横河だが、DFの連携が悪い上に1対1にもことごとく破れ、その後も幾度となくピンチを招く。攻撃面でも、中盤からの球離れが悪く、前線にボールが渡る頃には佐川DFがしっかりマークについている状態で、シュートまで持っていくことが出来ない。更に38分には佐川MF・米山に3点目を奪われてしまう。
後半に入り、佐川の運動量が低下したこともあって、引退を撤回したFW・申在範を投入した横河が攻勢に転じる。56分、横河サイドのハーフウェイライン付近からのFKが一気に前線へ。これを受けた横河FW・登内が軽くドリブルしてからシュートを放つ。これが決まって3−1。横河が反撃態勢に入る。
しかし、ボールが登内に集中してしまい、新加入のFW・岡元との周囲の連携も見られずに効果的な攻撃は構築できない。動きの落ちた佐川も、横河の攻めのまずさに助けられて2点差をキープしていく。
88分、横河DFの裏に抜け出た佐川MF・山本が駄目押しの4点目を決めて勝負あり。開幕の東京ダービーは新加入の佐川が制した。
佐川は地域リーグ決勝大会を制した実力を遺憾なく発揮した。シンプルにボールを繋いで前半で3点を奪ったが、後半に動きが落ちてしまった点が今後の課題となるであろう。一方の横河は、昨季限りで引退したDF・五十嵐和也(現横河コーチ)の穴を埋めきれず、波立を補強したDF陣の連携不足が露呈した。早急に立て直さなければ、今後も苦しい戦いが続くものと思われた。 |