2011.10 熊本・宮崎・鹿児島


10月17日(月)
長い鼻が特徴的。 昔の2列&3列シートとは大違い。
突然に1週間の休みを言い渡され、これは旅に出ねばと早速計画。天気やお金や何やらかんやらを考慮して、レール&レンタカーを利用した九州新幹線の旅をしてきました。往路は色んな新幹線に乗ってみようかなと思い、姫路駅→岡山駅を500系こだまで移動。斬新なモデルで一世風靡したものの、今は8両編成のこだま専用車として頑張っています。

岡山駅→博多駅はN700系ひかりで。九州新幹線用に開発されたこの列車は指定席が2列&2列シートでちょっぴりゴージャス。足元も広々っす。

内装もJR九州らしさ溢れる造りでした。 昔ながらのチンチン電車も健在です。
そして博多駅→熊本駅は800系つばめを利用。格好良くてオシャレなんやけど、山陽新幹線に乗り入れしてくれないのが残念です。各駅停車のうえに熊本までの駅数が多く、めっちゃ速いやんって気分にはならなかったです。

20年ぶり?くらいの熊本市街上陸です。前回訪問した記憶なんてほとんど残ってませんねぇ。とりあえず熊本市交通局の路面電車に乗って熊本城・市役所前駅までゴトゴト走る。いらん情報として、写真の車両は日本で初めて導入された超低床路面電車なんだとか。もはやチンチン電車とは呼べん姿ですね。

中華定食950円はオトク。 城の中も復元してほしかった。
観光前に腹ごしらえ。熊本グルメを色々調べてて気になったのが太平燕(タイピーエン)という料理。どんなんかなー?と思い、中華料理店「紅蘭亭」で頂くことにしました。太平燕は明治時代に華僑が伝えた料理で、ざっくり言えばチャンポンっぽい春雨スープ。野菜もタップリなんで体に優しい感じでした。一品で付いてた酢豚もサクサクで美味しかったし、チャイナドレスのおねえさんは対応がしっかりしてるし、店内の雰囲気もシックで落ち着いていてステキな所でした。

食後は熊本城を見学。櫨方門からグルグル歩いて本丸へ。黒いお城は一味違った趣きがあり、立派やわーって感心しながら中に入ってみると、どうやら雰囲気が違うようで。それもそのはず、本来のお城は西南戦争の時にナゾの炎上。1960年に鉄筋コンクリートで外観復元され、内部は熊本博物館の分館として活用してますとのこと。史料があったり熊本城復元に寄付をした方々の芳名板があったりして、THE資料館!って感じが残念でした。

豪華絢爛。 ダブルの効果で武者返し。
2008年に落成した本丸御殿にも行っときました。ここのメインは何といっても昭君之間。藩主の居間で、対面所(接客の場)としても使用された格式高い場所らしく、部屋全体がキンキラキンの極彩色に包まれていました。普段は立ち入りできない大広間と若松之間も一般開放されていたので、ちょっとオトクな気分でした。

加藤清正時代のゆるやかな石垣(右)と、細川時代の急勾配の石垣(左)が並ぶ二様の石垣を見学。お城や御殿は最近の建物ですが、石垣は当時の姿をとどめていて、その歴史を偲ぶことができました。

九州新幹線はホームに柵があるから撮りにくい。 薩摩定食1890円+焼酎200円で至福のひととき。
熊本散策はこんなもんで終了。鹿児島に向けて移動しましょうと駅に戻るとホークス応援ラッピング新幹線がホームに停まっていました。人気ですねぇ、ソフトバンク。あとお父さん犬も。ちなみに回送やったんで乗ることはできませんでした。

鹿児島中央駅到着後、パークホテル鹿児島でチェックイン。さつま地鶏を食べたいなーとフロントのおねえさんに尋ねたら、オススメしてくれたのがお食事処児玉。注文した薩摩定食はさつま地鶏刺し・きびなごの刺身・つけあげ・さつま黒豚豚骨などなど地のモンてんこ盛り。ひとつひとつが美味しくて、家庭料理っぽい優しさ溢れる味でした。焼酎お湯割りもやや濃い目で、さすが鹿児島といったところ。



10月18日(火)
霧島神宮の駐車場にて。 改めて参りに来いってことね。
朝8時にレンタカーを借りて霧島方面へレッツドライブ。鹿児島湾沿いを走る国道10号線使ってスズキのワゴンRを疾走させたんですが、燃費はエエし屋根は高いしエンジンのON・OFFはボタンひとつやし、最近の軽はあなどれんですね。

2時間弱で霧島神宮に到着。山奥の深い森をズンドコ歩いていくのものと勝手にイメージしてたら、案外アッサリした参道でスグお宮さんにたどり着いちゃいました。しかも勅使殿は工事中で作業用シートがかけられた状態。観光パンフや各種媒体で工事中の案内がほとんど無いのは不親切ですねぇ。

拝殿は通常営業。 名前がいいね。
ま、ありがたい神社には変わりないので心穏やかに拝殿へ。主祭神は建国神話の主人公である瓊々杵尊(ニニギノミコト)。天照大神のお孫さんらしく、国家安泰から家内安全まで幅広く御利益があるそうで。しっかりと御守も授かってきました♪

霧島神宮から車で10分もかからんトコにあるさくらさくら温泉でひとっ風呂。確か泥湯があったよーな・・・とうろ覚えで入ってみると、内湯も露天もその気配なし。よくよく探すと泥は別途石の器に入っていて、それをすくって体にパックしてねというシステムでした。別府温泉みたく体まるごと泥湯の中にドボンってわけじゃないのね。せっかくなんで顔に塗りたくって美肌を求めてみました。

立入規制区域ギリギリの辺りから望んでみました。 もうちょい色んな花があるかと思ってました。
かつては霧島スカイラインと呼ばれ有料道路だった県道1号線を北上して宮崎県を目指す。実はこの道、今年の1月に大噴火した新燃岳のそばを走っています。道路沿いの木々の隙間から見えた新燃岳は落ち着いた雰囲気で白煙を上げていました。

初めての宮崎県入り!そして直後に迷子!カーナビと意思疎通が出来ていませんでした・・・そのまま迷走してたら突然景色が広がりえびの高原に突入。せっかくなんで軽くドライブすることに。高原っていうからには緑が広がって牛とか馬とかがノホホンとしてるイメージやったんですが、火山性扇状地だけあって岩やら何やらでゴツゴツしてました。

色目の無い景色。 秋色の盆地をパノラマで楽しむ。
高原の雰囲気を楽しもうと韓国岳の登山口から硫黄山に続く自然研究路をちょっぴり歩く。1768年の火山でできた硫黄山は、がれ場の続く風景で無機質な感じ。ちなみに霧島連山の最高峰である韓国岳は、新燃岳が噴火してから入山禁止になっているそうです。

宮崎初の温泉は白鳥温泉上湯で。入浴料払ってまずは建物の外にある蒸し風呂へ。地下から吹き上げる天然の蒸気を利用していて、入口には一人で入っちゃダメとか5分くらいで出て来いとか、どんだけキッツイ風呂やねんと不安にさせる注意事項が。でも入ってみると大変心地良い蒸気に包まれて快適でした。その後は館内の露天風呂で、眼下に広がるえびの盆地を眺めながらゆっくりしてきました。

秋の田園風景広がってました。 宿泊もOK。
新燃岳の様子が良く見える所を探し求めてたら、霧島連山の東側に位置する高原町まで来ちゃいました。結局は噴煙がうっすら見えるかなーといった程度の景色しか見れませんでしたが、ドーンとそびえる高千穂峰を拝めたから良しということで。新燃岳が一段落したら頂上まで行って天の逆鉾抜いてきます♪

全く予定外の土地に来てしまい、何があんねん?と地図を開く。したらば近所に極楽温泉というステキなネーミングの温泉があったので立ち寄ることに。泉質は鉄泉なのでお湯は赤茶けたにごり湯。炭酸タップリの水風呂も刺激的で面白い温泉でした。ここからは高速道路使って一気に鹿児島に戻る。メーター見たら約240km走ってました。

定食1500円+生ビール500円のシアワセ。 別料金でサウナや岩盤浴もあるとか。
2日目の夕食はとんかつ川久で上ロースとんかつ定食+生ビール。ここのトンカツは霧島熟成豚「ひなもりポーク」を使っていて、上ロースの場合はなんと250g!揚がるんに20分かかるだけのことはあります。待ちに待って運ばれてきたトンカツはめっちゃ分厚く、それでいて丁度の加減で火が通っていました。衣は薄くてサクサクやし、噛めば噛むほど豚の甘みが広がるし、そらビールもご飯もすすむわってハナシです。ソースだけでなく、しょうゆと柚子みそも準備されているので、色んな味を楽しむことができます。いやー、満足満足♪

温泉ネタを増やしましょうと、鹿児島中央駅から歩いて5分ちょいの所にあるみょうばん温泉へ。1968年から続く温泉銭湯らしいんですが、見た目はもっと前からやってそうな雰囲気で、かなり年季が入っていました。お湯は熱めで若干ヌルヌル。熱い湯と水風呂繰り返し入ったら体がスッキリしました。



10月19日(水)
ええ眺めです。 静かに煙が上がってました。
この日は桜島をグルっと一周ドライブすることに。朝9時に出発して、まずはその全景を楽しむべく城山公園へ。朝は逆光で霞んだ感じになるのと、次から次へと団体さんが来て展望台がゴチャゴチャしてたから長居はせずにフェリー乗り場へ。

桜島港に上陸後、時計回りに車を走らせる。そして島の東側にある黒神町あたりを走行していると、噴煙上げる昭和火口が見えてきてテンション↑↑見晴らし良い所見つけては車停めて写真撮ってました。

自然ってスゴイ。 景色の良い漁港でした。
黒神町内にある黒神埋没鳥居を見学。元々は高さが3メートルほどの鳥居やったのに、1914年に起きた大噴火の灰やら軽石などで、その3分の2が埋もれてしまったそうです。自然のエネルギーってすごいですねぇ。

島からはみ出て大隈半島に突入。垂水市の海潟漁港から海をはさんでキレイな桜島を見ることができました。ここから鹿屋市にも行きたかったんですが、時間がかかりそうやったんでパス。グルッと大隈半島はまた次回にでも。

かつては日本一の長さでした。 大噴火から約100年後の景色。
道の駅たるみずの温泉施設で休憩しましょうと寄り道したら、入口に水曜日定休の看板・・・代わりといっちゃ何ですが、ココには全長60mの足湯があるんで、桜島を眺めながらノンビリしてきました。

再び島に戻り、南岸沿いを西に向けて走る。途中にあった有村溶岩展望台からは、元気な南岳と1914年の大噴火で流出した溶岩原が一望できました。この日は東風で噴煙は薩摩半島方向に流れていて、灰で真っ白になった車を見かけることもしばしば。大変な土地やなとしみじみ思いました。

有村溶岩展望所の駐車場にあった避難壕。 実は混浴露天風呂。
島の至る所に避難壕をしっかり完備。内部はそんなに広くないんで一時しのぎかなとは思いますが、備えあれば憂いなしですね。

この日初めての温泉はふるさと観光ホテル。露天風呂にある巨木のアコウには龍神が宿っているといわれ、鳥居を建てて祀っています。そんな神聖な所にマッパで浸かるのはどうよ?ってことで、白装束を着用して入浴をするという、一風変わった温泉でした。着物が体にまとわり付くのが気になりますが、目の前には錦江湾が広がりオーシャンビューを楽しむことができました。

写真を撮るなら昼からの方が良いかも。 980円で腹いっぱい。
グルっと一周最後のシメは、島の西側にある湯之平展望所。北岳の4合目、標高373m地点にあって、活火山の荒々しさを間近で体感できます。桜島を十分堪能したので、再びフェリーに乗って鹿児島市街へ。この日の走行距離は100km弱でした。

鹿児島中央駅のアミュプラザでざぼんラーメンに立ち寄り、チャーシュー丼セットをいただく。ラーメンはあっさりしたトンコツラーメンで、底からよく混ぜて食べて下さいとのこと。混ぜて食べても違いは分からずでしたが。この後は土産屋ウロウロしてから九州新幹線に乗車。N700系さくらで鹿児島中央駅→姫路駅をたったの4時間で帰ってきました。色んなもの見て美味しいモン食べて温泉入り回って、癒しタップリの旅となりました。