サンドブラスト

 サンドブラストの手法を、分かりやすく説明します。

このグラスを使ってサンドブラストしていくことにしましょう。

これは普通の透明のガラスのコップではなく、被せガラスと言う素材のコップです。
何が違うかと言うと、削ると青い色が消え、白いすりガラスになります。

他にも、削るとピンク色が出たり、黄みがかった色が出たりと色々な素材があります。


サイズの違った「マスキングテープ」を使い、ガラスコップの削りたくない部分に丁寧に貼っていきます。

今回は、透明な部分を多く残すために、このようにコップ全体にテープを貼ります。



次に、デザインを書いていきます。
下書きはペンシルで行い、デザインが決まればサインペンで消えないように書きます。




刃先の細いカッターで、デザインをカットしていきます。

ここで慎重にカットしないと、後々が大変なことに!
かなり集中力が要りますので、大変疲れる作業です。

工程の中では一番重要なところです。




カットがすべて終わったら、段彫りの準備にかかります。

段彫りとは、表面を何層にも削って段を付けていく彫り方です。

この場合は一番奥になるもの(葉脈や茎など)からテープをはがしていきます。




テープをはがしたところに、サンドブラスター機で砂を吹きかけ、削っていきます。

このときに、少し深めに彫り段を付けていきます。

青い部分が、今から削る部分で、先に削った葉脈は白く彫れています。

この青いところを彫り終わると、次の部分のマスキングテープをはがし、同じようにブラストしていきます。

デザインのすべてのテープが取れるまで、何度も同じような作業を繰り返します。



これは、上の写真のコップの青い部分を削ったところです。

白くすりガラスのようになっています。
デザインをすべて削り終えたら、マスキングテープをはがして出来上がりです。



出来上がりまでの工程、お分かりになりましたか?

あたしの場合は作品を作るのに、一番時間の掛かる作業はデザインです。
丸一日掛かっても思い浮かばないこともしばしば。。。
同じようなバラのデザインも、じつは二個しか同じデザインでは作りません。
世界に一個とか、二個とかしかないものをと思って作っています。