近畿第一ブロック

(社)茶道裏千家淡交会青年部 近畿第一ブロック
ブロック長 安田浩人
この度、平成23・24年度ブロック長を拝命いたしました京都東支部東山青年部の安田浩人と申します。2年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、冒頭から恐縮ですが、昨今の社会情勢。政治・経済情勢を見るにつけ、良いニュースは一つもなく、世の中が益々混沌としてきているように思えます。仕事量は増えているのに人員が減っているので忙しい割には利益が出ない、とか、他国に労働を奪われ、仕事自体が無くなってきている、とか、以前より給料がカットされた、とか、まさに悪循環、デフレスパイラルに陥ってしまっているのが今日の日本ではないでしょうか。
こんな時にお茶なんてやってられない!青年部なんてやってられない!と言われる方もいらっしゃいます。確かにお仕事が一番大切。また家族を守ることも同様に大切です。お仕事や家族の理解があっての青年部活動、奉仕活動ですから。
淡交会は公益社団法人です。公の利益を主たる目的とした団体なのですから、お茶を通じて地域社会発展のために奉仕することが主眼で、その諸活動の中で個々が良識ある近代人としての人間形成に努める、それが我々淡交会青年部なのです。淡交会活動はお手伝いが多い、という声がありますが、それはこういった理由からです。
日本には古来「和を以って貴とし為す」という言葉があり、これが日本人の心の中に流れています。一碗のお茶を差し上げ仕え合う心を養う茶道の精神は、殺伐とした現代社会に今こそ逆に必要なのだと私は思っています。
〜ブロック行事の検証〜
昨今、会員数の減少が問題視されています。
淡交会総本部橋本一郎事務局長によりますと、淡交会会員数は10年前と現在を比較すると、淡交会会員14万5000人(約6万人減)、青年部会員1万2000人(6000人減)、学校茶道約17万人・6056校(1400校増)・教授者8402名(約2300名増)だそうです。
以前は会員が減ると青年部員が先生方にお願いにまわり、先生方が応えて下さって会員を維持できたのですが、昨今は先生の社中の減少・高齢化で、お願いに行っても青年部に推薦して下さる社中がいなく、結果会員数の減少になっています。
会員数が減っているのに、以前と同じだけの行事をこなそうとするから無理があり、一人一人の負担が大きくなりすぎると、逆に青年部員の減少を招きます。
その中で前述のように、学校茶道の人口は確実に増えています。そこで、その子供たちが卒業後お茶を続けてくれるようにという目的で、淡交会(親)と学校茶道・青年部の三社合同行事を推薦しています。
近畿第一ブロックでも裏千家学校茶道研究会との合同茶会を1年に1度持ち、学生さんたちに青年部の存在を知ってもらい、就職後もお茶を続け、引いては青年部に入会してもらえるように努力をしています。もう5年続けていますが、その効果がどれほどのものか、一度検証する時期に来ていると思っています。効果が出ていないのなら改善すべきは改善するように方向転換しなくてはなりません。
〜ブロックホームページの刷新〜
近畿第一ブロックには26もの青年部があり、そのそれぞれが素晴らしい行事を企画しています。行事を運営する方としては一人でも多くの参加者があればうれしいですし、参加したい方としては、お隣の青年部の行事でも参加できるものがあれば参加したいものです。
そういった情報のやり取りを簡単に出来るように、ブロックのホームページを編成してまいります。
その他、誰もが見たくなるようなコンテンツを考えています。
〜ブロック行事を青年部行事に〜
ブロックの行事と言うと、ともすると「青年部内の事で手一杯なのでブロックまで出来ない」とおっしゃる部長さんがいらっしゃいます。結果、折角の企画も一般会員さんにまで情報が届かなく、出席者がゼロという青年部もあります。部長さんやブロック専任さんは必ず出席しなければならないので、部長さんの負担ばかりが増えて、ブロックが嫌になる方もいらっしゃいます。
確かにブロック行事は遠方の事が多く、出向きにくい事が多いでしょう。しかし、その内容は一つの社中、一つの青年部が出来ない行事が沢山あります。
この2年間、一度発想を転換して頂き、ブロック行事をご自分の青年部行事として捉えてもらっては如何でしょうか?少々遠方でも部長さんが「私も行くから、1日一緒に行きましょう!」とお誘いいただくだけで行事が一つ出来るのですから。
ブロックは誰のためのものでもありません。
みなさんお一人お一人のものです。
そのブロックを活かすには、皆様の第一歩が必要です。
昨日までなかったその一歩を自ら踏み出してみてください。
2年よろしくお願いいたします。