ジャンクは燃えているか|
一昔まえのパソコンをパワーアップする最もお手軽かつ効果が期待できる改造は、
何といってもメモリ増設でしょう。
これを行うと、ベンチマークで・・・なんてみみっちい速度アップどころではなく、 実際に体感速度が数段アップします。よってまずいじくるのはこのメモリがお勧めです。 |
| メモリについて |
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現在、多くのマシンで使われているメモリはSDRAMと呼ばれるもので、これは一枚に128MBとか
容量も大変大きく、高クロック動作が可能でデータ転送速度も大変高速です。
このメモリはメモリボードを一枚だけで単体増設できるという特徴があります。 つまり、128MB増設したいならば128MBのSDRAMを一枚買ってきて、それをマザーボードの メモリスロットへ挿せばそれでとりあえずは動きます。 しかし、そうはいかないのが昔のマシンで多く使われているSIMMという代物です。 こいつは一枚だけ挿しても認識しません。挿すときは必ず同容量のものを2枚一組で 増設するという規則があります。 例えば、SDRAMの例と同じく128MB増設したいのであれば128MBのSIMMを1枚買ってきて メモリスロットに挿すのではなく、64MBのものを2枚買ってきて2枚一組として増設するのです。 つまり、同容量増設したい時、メモリスロットを2倍占有してしまうのです。 そして、このSIMMには「パリティ」というものが付いているものと付いていないものの 2種類が存在します。このパリティというのはデータの間違いを減らすために1ビットのデータを使用してより信頼性を 高めるという装置なのですが、困ったことにこのパリティが付いていないとうまく動かないという パソコンがけっこうあるのです。 そうです。NECのPC9821シリーズです。 もっとも、98でも後期のものはパリティがなくてもOKだということですが、 我がV7は9821の初期に発売されたモデル。当然このパリティを必要とします。 まあ無くても動いたという話もけっこう聞くので、あまり厳密なものではないのかも知れませんが。 しかし、ベースクロックを上げたりするときはパリティが無いメモリを使っていると おかしくなるという話も聞いたことが・・・。 このパリティが付いているメモリはパリティを必要とするマシン、必要としないマシンどちらにでも 使えますが、パリティの付いていないメモリはパリティを必要としないマシンにしか使えません。 現在ではパリティの有無によるメモリの価格差は殆どないので、購入する時はぜひパリティ付きのメモリを お勧めします。 あと、このパリティ付き、無しのほかに「パリティジェネレータ」というものを積んでいるメモリがあります。 これはパリティを搭載しているわけではないけれど、パリティの働きを擬似的に行う機能で パリティジェネレータ搭載メモリは一応パリティ付きメモリと同等に扱うことができます。 |
1995年当時、2枚32000円したメルコ製パリティジェネレータ付き4MBのSIMM |
| V7のメモリ交換 |
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では、実際にメモリを増設してみましょう。ここで紹介するのはPC-9821V7の場合です。
1:まず、電源コードその他をパソコンからすべて引っこ抜きます。 これはやらなくても増設はできますが、電源など高圧部分も内部にはあることだし 安全の面も考えて抜いておきましょう。 2:パソコンのカバー(蓋)を外します。 V7は左右に2本ずつ、さらに背面に1本固定ネジがあろので計5本外すことになります。 ネジを外したら、カバーを少し手前にスライドさせ、引っ張り上げて外します。 この時、カバーの端などで手を切らないように気を付けましょう。 3:手前左にあるHDDを外します。 このHDDは、2ヶ所をネジで止めているだけです。さらにこれらのネジは、HDDの固定金具の切り込みに 引っかけているだけなので、ちょっとゆるめてHDDをスライドさせるだけで簡単に外れます。 HDDに繋がっているIDEケーブルは外したほうがいいのだとは思うけど、 後で差し込む向きを間違える可能性もあるので不安ならそのままでもいいでしょう。 裏返して隣のFDDの上にでも乗っけておけばOK。 4:挿さっているメモリを引っこ抜き、そこに新しいメモリを挿す。 V7では、メモリの左右についている金具を外側に広げると、ロックが外れて簡単に取れるようになっています。 引っこ抜いた後は、新しいメモリを挿すのですが、この時メモリの挿す向きに注意しましょう。 V7では向かってメモリの左下に欠けている部分が来るような向きで斜めに挿します。 挿したらメモリを押し上げて垂直になるようにします。するとパチンという音がして、金具でロックされます。 挿すスロットは同じ容量のメモリが隣り合うようにすること。例えば、奥から16MB、16MB、8MB、8MBという感じで。 5:HDDを元に戻し、カバーを付ける。 これらを元に戻すには、2、3の逆をやっていけばOKです。 6:電源その他のコードを接続する。 7:電源を入れてみて、メモリカウントでちゃんと交換したメモリと同じくらいの キロバイト数が表示されれば成功。 この時、
MEMORY 640KB+14336KB OK (メモリを16MBにした時)
とか出てくると思います。
数字が妙な端数になってるけど、それは気にしないでOK。
以上がメモリ(SIMM)増設の方法ですが、うまくいかないことも多々あります。 そのような時は、メモリはちゃんと挿さっているか?(接触不良は起こしていないか)、パリティの対応は? 挿すメモリスロットはOK?などの点をチェックすれば大抵治ります。 それでも駄目なときは、マザーボードとメモリの相性が悪い、あるいはメモリが壊れているなどの原因が考えられます。 |