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子育て何でもコラム
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ファイルNo.0501

アブナイ妊ぷさんは要注意!
切迫早産って何?

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ここでは切迫早産について、私が切迫早産で入院した時のケースを中心に、先生に聞いたり調べたりしたことを簡単にまとめたページです。医療の専門サイトではありませんのでご注意ください。切迫早産の症状は個人差も大きいので、このページでご紹介したことは、参考程度にお考えください。

◆切迫早産って?
「早産」とは、妊娠22週から37週未満の分娩で、陣痛発来、頸管熟化、前期破水などを主な原因とする「自然早産」と母体疾患(妊娠中毒症など)や胎児のため医学的適応のために正期分娩の開始以前に人工的に分娩させる「人工早産」に分類されるそうです。

「切迫早産」とは、妊娠22週以降37週未満に下腹痛、性器出血、破水などの症状に加えて、規則的な子宮収縮があり、内診では子宮口開大、子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態。つまり
このままでは早産になりそうな状態を指します。

 〜21週 流産
22〜36週 早産
37〜41週 正期産 (40週 予定日)
42週〜  過期産

◆切迫早産になるとどうなるの?(症状と一般的な対処法)
お腹の張り(腹緊)、下腹部の痛み、性器からの出血、破水、 赤ちゃんが下がってきたような感じなどがあれば、早めに医師の診断を受けます。病院に行くと、お腹の張りや痛みの程度、子宮口が開いてないかどうか、出血があるか否か、破水をしてるかしてないか等を調べて症状の程度を判断し、今後の対処法を決めます。

@腹緊だけが強い場合
 →とりあえず入院して安静となることが多いようです。腹緊の減少期に入れば症状が軽くなることがよくあるので、このような場合は退院し普通の生活に戻ります。症状が軽い場合で家庭の事情などで入院ができない場合は、薬を飲みながら自宅安静となる場合もあるようです。

 妊娠中の腹緊が特に妊娠31週〜32週にピークに達するため、この時期に切迫早産で入院する人が多いそうです。
 症状がなくなっても安静な生活を続けていると今度は予定日を過ぎても陣痛がおこらない、また陣痛を誘発しても陣痛微弱で分娩時間が長引いたり、なんとか産まれても子宮の収縮が悪くて大量出血したりする等、新たな問題を引き起こすこともあるそうです。

A腹緊の他に、早産の兆候(子宮口が開きかけていたり、出血や破水をしてしまったなど)が確認される場合
 →そのまま早産してしまう確率が高いため、症状によっては絶対安静と子宮収縮をおさえるための薬の投与などを行って できる限り早産にならないようにします。場合によっては 子宮口の広がりを防ぐ手術(子宮頸管縫縮術)を行って早産をくいとめたりするようです。こうなってしまったら(病院の方針にもよりますが)、入院が長期化することが多いようです。覚悟を決めて35〜37週くらいになり赤ちゃんが出てきてもよい大きさになるまで、ひたすら安静に寝ていなければいけません。

 私はウテメリンという子宮収縮をおさえるための薬を点滴しました。動悸、頻脈、手指振戦、嘔気などの副作用があります。肺に水がたまり、激しい呼吸困難になることもあるそうですが、上限用量以内ならばほとんど問題にならないと言われました。その他に肝障害、発疹、血管痛、尿糖変動などがあるそうで、週に1回血液検査をし、毎日尿検査をしながらの投与でした。胎児への影響はないわけではないが、極めて稀であると聞きました。
 安静の度合いも様々で、行動範囲なども病院によって違うようです。私がお世話になった大学病院では8段階くらい分類されていて、トイレも食事も寝た状態で全く体を動かせない最も重度なものから、必要最低は自分で動いてもよい軽度のものまで、食事、トイレ、シャワー、移動方法、移動範囲など、細かく行動範囲表で安静度が決められていました。

B切迫早産の中でも妊娠中毒症や多胎妊娠、子宮内胎児発育遅延、胎児奇形などを合併している場合
 →高度な医療技術が必要になり、帝王切開などの手術に及ぶこともあるそうです。

◆早産の原因は?
早産の原因の多くは不明だそうですが、医学的には以下の疾患などがあげられるそうです。

<母体側原因>
子宮因子(奇形、炎症、腫瘍、頚管無力症など)、感染症、内科的疾患、妊娠中毒症、喫煙など

<胎児側原因>
感染症、羊水過多症、前置胎盤、胎盤早期剥離、多胎(双子や三つ子など)、胎児奇形など

特に最近は切迫早産の原因として、感染が言われているそうです。膣から細菌が感染し、膣炎、頚管炎、絨毛膜羊膜炎(赤ちゃんを包む卵膜が細菌感染により炎症を起こす。ここまで進行すると、卵膜が破れ前期破水や陣痛が発生する。)と進行し、出産時期を前に陣痛が起こり、早産してしまうと言われているそうです。

◆未熟児とは?
「低出生体重児」とは、在胎期間に関係なく出生時の体重が2500g未満の新生児を指すそうです。
「早産児」とは妊娠37週以前に生まれた新生児を指すそうです。
「未熟児」の明確な定義は聞く人によって様々で結局はっきりとはわかりませんでしたが、一般的に「身体の発育が未熟な赤ちゃん」を指したり、「早産(妊娠22週から37週未満の分娩)の低出生体重児」を言うようです。

◆もし未熟児で生まれたらどんな問題が起こるの?
長い入院生活に入るといろんな不安が出てきて、ついついもし・・・と悪い方向に考えがちです。
入院中、先生に上記の質問をすると、「未熟児で生まれると、うまく呼吸ができない、体温の調節ができない、おっぱいを飲まない、黄疸、貧血、未熟児網膜症などが考えられます。場合によっては大人になるまでハンディーキャップを背負うことにもなりかねないので、
早産はできる限り避けなければいけません。」との回答が返ってきました。そして最後に慌てて付け加えるように「現代の進んだ医学では、適切に対処すれば多くの未熟児は無事に普通に育つのであまり心配しすぎないように。」とおっしゃっていました。

◆早産が避けられない場合は?
自然早産の場合、基本的には通常の分娩と同じで、規則的な子宮の収縮、つまり陣痛から始まります。

早い週数での早産になればなるほど、高度な医療施設と技術が必要となり、人工呼吸器などの設備がない多くの産院では助からない確率が高くなるため、早産が始まり、医学的治療でもこれを止められない場合は、設備の整った大きな病院へ救急車で搬送されます。

ただし、
受け入れ先がなかなか見つからず、県外にまで危険な母子が運ばれたり、間に合わないこともあるというのが現状だそうです。

◆未熟児で早産したら?
出産後、直ちに蘇生が行われ、乳児は未熟児の専門家がいる集中育児室に入院または移送されます。そこでは保育器の中で注意深い監視とケアが行われます。(乳をうまく飲めない場合は、胃にチューブを挿入したり点滴をしたりして栄養を与え、出産後呼吸がうまくできない場合は、人工呼吸を行ったりといったことが行われるそうです。)

◆周産期センターとは?
「周産期」とは、妊娠満22週から生後満7日未満までの期間をいい、合併症妊娠や分娩時の新生児仮死など、母体・胎児や新生児の生命に関わる事態が発生する可能性があります。

「周産期医療」とは、周産期を含めた前後の期間における医療のことで、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科双方からの一貫した総合的な体制が必要となります。

「総合周産期母子医療センター」とは、国の周産期医療対策事業実施要綱に定められた機能を有する周産期医療施設です。如何なる合併症を持つ妊婦でも妊娠中から産後まで、そして最重症の新生児ケアを行うことができます。簡単に言えば、24時間365日体制で産科医と新生児科医が勤務する妊産婦と新生児専門のための救命救急センターであり、県にいくつもない最高の医療機関です。

しかし、このようなセンターでは、高度な技術を有する多数の専門家や高度な医療設備を必要とするため経営が非常に難しく、地方では県内にひとつもないところもあったそうです。しかし、周産期医療は、儲からなくても必要とされる医療(政策医療)として、最近では国や県レベルでが支援され、相互のネットワークも整備されてきているそうです。しかし、厳しい経済状況の中で、医療にお金をかけることは、行政側としても難しいようで、財政難の地方に行くほど状況は厳しいようです。

センターには、以下のような特殊な治療室があります。
 ★MFICU、OICU、PICUなどと呼ばれる母胎胎児集中治療室
 (病院によって呼び方が違うようで、明確な定義はわかりませんが、いわゆる妊婦さんの集中治療室です)
 ★NICUと呼ばれる新生児集中治療室

また、設備の規模によって以下のように分類されます。
 ★総合周産期母子医療センター
  MFICUが6床以上、NICUが9床以上あり、それぞれに24時間365日体制で産科医と新生児科医が勤務する。
 ★地域周産期母子医療センター
  総合周産期母子医療センターに近い設備持ち、総合周産期母子医療センターを助ける存在。

日本産婦人科医会
http://www.jaog.or.jp/JAPANESE/jigyo/JYOSEI/center.htm
全国の総合(地域)周産期母子医療センターがある病院名が掲載されています。


◆出産に関する思わぬ出費と備え
出産は生まれる前も生まれた後も何が起こるかわかりません。異常がなくても通常の検診費や分娩費、入院費だけで少なくても50万円くらいはかかるのに、突然切迫流産・早産になって入院したら・・・。

何か異常があって入院した場合、とりあえずはお腹の子が元気に生まれてくることだけを考えるので精一杯ですが、ふと落ち着い頃に突然会計の人が現れて、多額の入院費にびっくり?!なんてことに。そんな時にお金の心配をしなくてもよいように通常ケースの
入院・分娩費用とは別に万が一のためにある程度のお金は現金で用意しておきたいものです。

妊娠中のトラブルによる入院費は健康保険がきき、またその多くは健康保険の高額療養費が適用されたり、自治体の助成制度などで後から返還されることもありますが、それでも自分で負担する額はかなりの額になってきます。(しかも返還されるのは大抵退院後に申請してから数ヶ月後で、とりあえずは自己負担する場合がほとんどです。)

<妊娠中のトラブル>
重症妊娠悪阻、切迫流・早産、流・早産、子宮頸管無力症、妊娠中毒症、死産、逆子・前置胎盤の超音波検査など

<出産・入院中のトラブル>
微弱陣痛などで陣痛促進剤使用、止血のための点滴、吸引分娩、帝王切開、新生児集中治療室への入院、持病があり、普通分娩が無理なケースなど

金額は治療内容や日数、部屋のタイプにもよりますが、一般的に入院1日1万〜1万3000円必要と言われています。

私が切迫早産で入院した時は、個人病院の個室で1日1万円ちょっと、途中で大学病院に移送されOICU(いわゆる妊婦の集中治療室)に入った時は、1日2万4000円でした。それに加えて、入院時や入院中にトラブルが起き、特殊な治療や処置を要したた場合などはさら費用がかかります。切迫早産などの場合、入院期間が数ヶ月に及ぶこともありますので、あっという間に数十万円という単位でのお金が急きょ必要になります。

これに加え、入院生活に必要なものを買ったり、病院が遠い場合は交通費もかかります。イレギュラーな生活になるため生活費が余計にかかるの言うまでもなく、小さい子供がいて預かってくれる人がいない場合などは、子供を保育所や託児所に預けたり、面倒を見てくれるベビーシッターさんを頼んだりということになります。自分の置かれた状況をよく考え、万が一の時、どうするのか、どの程度のお金が必要になるのかを考え、
貯蓄するなり、保険に入るなりして備えておきたいものです。

何事もなく健康に生まれてくれることをみんな願っていますし、みんなまさか私がと思っています。しかし、
通常は健康な人でも出産では何があるかわかりません。また、万が一出産直後に子供が病気になったり、未熟児で生まれたりしたら(未熟児医療は莫大な費用がかかり、その後の養育も大変です。)、精神的なショックに加え、経済的な負担もふりかかってきます。

日ごろから万が一の時のために備えておくのは大切ですが、特に妊娠したらその重要度は増します。子供の命や健康はお金にはかえられないのですから。自分が入院してつくづくこのことを実感しました。

<妊娠・出産のトラブル時には確認したいお金に関する制度など>
★加入している生命保険から支払われる保険金
加入している生命保険によって、保険が適用になる場合とならない場合があるので、まずは確認が必要です。適用になる場合は、診断書(有料)が必要な場合がほとんどのようです。

私の場合、切迫早産で入院が長期化し、医療費が高額になったので本当に保険に入っててよかった・・と思いました。

★高額療養費
1カ月の医療費が一定額以上の場合を超えた場合は「高額療養費」の対象となり、手続きをすれば超えた分が戻ってきます。加入している健康保険組合に問い合わせ、申請します。

同じ病院で支払った医療費が、一定額以上の場合、超えた金額が戻ってきます。所得により限度額が変わり、低所得者(住民税が非課税の人)3万5400円以上、上位所得者(給料の支給額月56万円以上)13万9800+(医療費−46万円)×1%、上記以外の場合が7万2300円+(医療費−24万1000円)×1%となります。

★妊産婦の医療費助成制度
医療機関に受診したときに支払った額について、助成が受けられる制度です。住んでいる自治体によって、助成の限度額や条件などが異なるようなので、自分で確認する必要があります。

私の住んでいる市では保険のきく医療費に関しては全額補助されます。妊婦にとってはとてもありがたい制度です。ただし、自分で申請しなければあちらからは教えてくれないので、自分で確認&申請を忘れないようにします。

高額療養費や生命保険からの給付金は、確定申告の際の“補てんされる金額”に当たるので、医療費から差し引きます。

◆早産予防するには?
早産の兆候が出たり、破水してからでは治療は難しいので、そうなる前の予防が大切です。

早産につながりやすい疾患を持っている場合に加え、過去に早産を経験している、反復流産をした、痩せている、働いている(特に立ち仕事や夜勤、通勤時間が長いなど)、母性意識が不十分など、これらの条件を持つ人は早産しやすいと言われています。

また、最近注目されている感染が原因で起こる早産は、産婦人科で行っているエラスターゼ検査(頚管内を綿棒で調べる)で簡単にわかるので検査を受けるようにします。

そして、早産のサインに妊婦自身が敏感になり、お腹の張り具合やおりものの変化をいち早く察知し、早期に医師の診断を受けることです。
自覚のない妊婦が一番こわいのです。気づいた時にはすでに分娩が進行していて止められない!なんてことにならないように、日ごろからお腹の様子に敏感になることが重要です。自分のおなかを触った時の柔らかい状態を知り、少しの張りでも自覚できるようにすることです。あまり自覚のない人でも、毎日時間をとって、静かで落ち着ける場所でリラックスした体勢で両手をお腹に当て、赤ちゃんの動き(胎動)とお腹の堅さの変化を手のひらで感じる時間をとるようにすれば、きっとわかるようになるはずです。そして、おなかが張った時は、何分ごとに子宮の収縮があり、どのくらい持続するのかを時計を見て確認します。病院に連絡する時は、「時々」とか「ちょっと」とか「頻繁に」というような曖昧な表現でなく、「何分おきに」と言えるようにします。

また、日ごろから定期検診をきちんと受けるのはもちろんのこと、ストレスをためない、栄養のとれた食事をする、過労を避ける、体調に注意しながら適度な運動をするなども心がけます。

◆最後に
今この時にも、小さな赤ちゃんを早産しかかっている妊婦さんや、小さいながらも懸命に生きようとしている赤ちゃんがいます。
上記の内容は、私が入院した時に実際に知らなかったことや疑問、不安に思ったことを中心にまとめたものです。他にも早産や流産にはいろんなケースがあり、専門に勉強していないごくごく普通の妊婦の私にとっては非常に難しい内容ですので、認識不足や勘違いなどもあるかもしれませんが、少しでも参考にしていただき、私と同じような状況になるかもしれない妊婦さんに、これから生まれてくる命に対して少しでも敏感になり気をつけてもらえればと願って、知る限りの内容をまとめました。


育児日記のページで私の入院生活の記録も掲載しています。>>こちら

<参考サイト>
東府中病院医学講座「早産・切迫早産」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hhhp/souzan/souzan.htm

AllAboutガイド記事「周産期センターとは?」
http://allabout.co.jp/children/birth/closeup/CU20030227/

gooベビー・マネー講座「赤ちゃんのいる家庭の得するお金のはなし〜その7 健康保険がきく場合」
http://baby.goo.ne.jp/nonmember/special/04/moraeru/7_1.html
など

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