地球劇場 第21幕
 

アワ三昧IN阿波 〜吉野川カヌーツアー〜




 1.白い泡立つ急流を下る!


 今年の夏は、異常気象だった。いわゆる冷夏という現象で、気温は上がらず、日照時間は極端に短く、来る日も来る日も雨ばかり・・・・。農作物は心配だけども、カヌイストとしては、夏の渇水期に雨が続くと言うのも悪くはない。吉野川の水位観測所の発表する水位を見ては、不謹慎だが、ほくそえんでいた。・・・・・・のは前々日までで、さすがに、前日になっても上流にある早明浦ダムの放水量が300t/mとなると、とたんにチキンの虫が騒ぎ出した。なにしろ、普段の夏と言えば、せいぜい50t/mくらい。以前、ラフトで最もスリリングで面白いのは80t/mと、誰かが言っていたのを思い出し、背筋に冷たいものを感じてしまうワタクシ。不安になってきて、前日夜、今回のメンバーであるタクマ氏と「チキン同盟」なるものを結成してしまった。チキン同盟に加入すると、沈まないようにライフジャケットを二枚着たり、最も安全なラフトの席を確保したりと、なにかとヒンシュクをかってしまうのだが、怖いものはしょうがない。一人では恥ずかしいが、タクマ氏も一緒であり、心強い。我々はスーパードライを飲みながら、チキン同盟の結成に乾杯し、昼はチキンハート、夜はチキンレシピを振舞うことを約束したのだった。

 今回のツアーは、当初6〜8人くらいを予想していた。幹事のババタイチローは、ツアーの始まる3日も前から、岩原と言う河原でテントを貼って、ラフトガイドのバイトをしながら我々の到着を待っていた。ところが、その岩原に集まったのは、8人やそこらではなかった。前以て、幹事には万が一でも酒が尽きたらライフジャケットなしで吉野川に放り込む旨を伝えてあったので、ババはかなり焦ったと思われる。参加者は以下の通りであった。

 静岡から・まっつん ・みほこ ・ゆきこさん ・むろた ・くれちゃん
 愛知から・かおりさん ・しみず ・よっちゃん
 三重から・タクマファミリー ・きせいさん ・ろこちゃん ・前川 ・やよいちゃん ・サノファミリー
 四国から・ババ ・なおちゃん ・ツヨシオーキタ ・ソガベユーキ ・シゲオ

 総勢大人21人子供3人のビッグパーティーと相成ったのだった。食材はともかく、酒は切らすと大変である。しかし、その点岩原は安心だった。なにしろ、河原の前が酒屋なのだから・・・・。


瀬のたびに落ちるオトコ
そして、8月13日朝を迎えた。我々の歩危訪問を歓迎するかのごとく、暑い日ざしがさんさんと照りつけていた。水量も、前日よりは少し落ち着いて、160t/mという状態だった。幹事で船長のババが、開口一番こういった。

「大丈夫です。この水量なら、たぶん全員生きて帰ってこれるぎりぎりの線です。小歩危に行きましょう!ただし、朝から一切酒は飲まないでください。」

 ・・・・・チキン同盟の結成者であるワタクシとタクマ氏は普段からは考えられないことだが、朝から一滴も酒を飲まなかった。なにしろ、怖いのだから・・・・。馬場船長・ツヨシ・オーキタガイドの指示でてきぱきとラフトの準備を整え始める。銀色の10人乗りラフト・「グモテックス」を川に下ろし、いざ、席を決める。バウにババ、スターンにツヨシ・オーキタ、そのスターン横のチキン席にはワタクシ。フネ前列にはキセイさん。電車でもバスでも、前の方がシルバーシートと決まっておるのだ。それに、川デビューの前川とやよいちゃんがスタンバイする。「鉄橋下の瀬」という、小歩危で名のある瀬の中では最も易しいはずのそこでさえ、4級の波が立っていた。ガイドのツヨシ・オーキタは、ふとつぶやいた。
「こんな小歩危、見たことがない・・・・・・・。」

 続いて、「緊張のあまり、[HOLD ON!]と言い忘れちゃった・・・。」 


 *[HOLD ON]クルー(乗組員)が危険と思われたときに、ガイドの判断でラフトにしがみついているように指示する時の掛け声。ラフトから落ちるのを防ぐ。
 


 次の瀬からは、ワタクシの判断で[HOLD ON!]を叫ぶことと決定した・・・・、が、チキン同盟のワタクシが声を掛けると、瀬に入る前からみなラフトにしがみついてしまい、誰もフネを漕がなくなりそうなので、却下されてしまった。そうこうしているうちに、「森囲いの瀬」がやってきた。3級の波が続き、最後に4.5級のホールが口を広げて待っている。おいおい、あのホールに突っ込むのか・・・・、などとワタクシが思っていても、ラフトはすでに瀬に入っているので後には引けない。ふと隣を見ると、ガイドのツヨシ・オーキタの顔色がとても悪いのに気がついてしまった。そして、ここで前川が落ちて小歩危の洗礼をしっかり受けてしまう。


 続いて、「二段の瀬」で視界から馬場がいなくなり、ふと川面をみると、また前川が流れていた・・・・・。ババはと言えば、激流の中を楽しそうに?クロールして泳いでいた。まるで、普通に飛び込んだかのごとく落ち着きっぷりである。「大滝の瀬」で、またまた前川が落ちる。実は、彼もサディストで、ホワイトウォーターにもみくちゃにされるのが大好きなのだ。ちなみにチキン同盟は自分が可愛いので、ラフトにしがみついたままである。

 小歩危最大の難所・「曲戸の瀬」は、ラフトを降りて下見をする。そして、ババ船長の一言。

最初のストッパーに捕まって、フリップしたら、多分、ここにいる全員とこの後会うことは無理となるでしょう・・・・。」 *フリップ  フネが転覆すること

全員顔色が青くなるが、最も青くなっていたのは、ガイドのツヨシオーキタだった・・・・・。万が一の時にはタクマ氏に袈裟を着てもらう以外にない!そう腹をくくって、突入!5級のホールも突破!と思いきや、前方にババが流れているではないか!横を見ると、またまた前川が流れている!ババは楽しそうに泳いでいるのでレスキューを後にし、まずは頭さえ浮いてこない前川をレスキューしようとロープをつかみ、彼とアイコンタクトを交わして、まさに投げよとしたその時!



 ふと後ろを見ると、ガイドのツヨシ・オーキタが流されていた・・・・・。

 前川に向かって投げられようとしていたロープはワタクシの右手を離れる1秒前に急遽方向転換し、ラフトにとって何よりも大切なガイド様めがけて投げられた!素早くツヨシ・オーキタをレスキューし、その後前川を助けたが、彼は200mほど流されていた・・・・・。

 最後の「鮎戸の瀬」を突破し、全員無事である幸せをかみしめ、この日のホワイトウォーターは幕を閉じた。恐るべし、小歩危!


 翌日は500t/mの大歩危を下ることと相成ったが、この日はババガイドが10人乗りの巨大船・グモテックスをフリップさせるという離れ業を見せてくれた。彼は普段コマーシャルガイドとして、大歩危をこれまでに何十回も下っているベテランのはずである・・・・。あなどるなかれ、大歩危!


 最終日はさらに水量が増えて600t/mとなった。そんななか、静岡組はみなカヤックでのチャレンジである。いうまでもなく、チキン同盟は全員ラフトにスタンバイしている。ラフトはシゲオとユーキのダブルガイドでとても快適に過ごすことが出来たのだが、この水量でのカヤックはとても大変である。そんななか、三段の瀬でまっつんが信じられない風景を見せてくれた!まっつんは、三段の瀬の一発目のストッパーでチンをしてしまい、その後ロールを試みるが失敗。二度目のチャレンジも失敗。普通、ここでロールを諦めて沈脱するところなのだが、彼はその後も3回目、4回目、5回目とチャレンジし続け、なんと、三段の瀬が終わる頃、見事にロールを成功させたのだった。推定流され距離は350m。相当辛抱強いか、それともえら呼吸をマスターしているかのどちらかである。ワタクシはスローロープを握り締め、すでにモーションに入っているところだった。

 来年はカヤックで行こうかとチキン同盟も考え中である。

2.ダッチオーブンには泡の出る飲み物がよく似合う!


 今回のテン場は、前述したように、岩原の河原の予定であった。ただし、少々ハプニングがあり、結果的には岩原に一泊、他のキャンプ場(祖谷渓キャンプ村)に二泊と言う状況であった。

 キャンプの夕食にはダウンレバークラブらしく、DO三昧と相成った。鈴鹿から持ち込んだDOは12インチキャンプオーブン3枚、12インチディープ1枚、10インチキャンプオーブン1枚、12インチスキレット1枚、使わなかったけども、10インチストーンオーブン1枚。四国からもユーキが12インチDOを持ち込んだ。これだけのブラックポットが集まって、うまいメシが作れないわけがない!鈴鹿のタクマシェフ、四国のババシェフがそれぞれ得意な料理を振舞う。ワタクシ始め、ムロタやシミズなどはただただ泡の出る飲み物をグビグビ胃袋に流し込みながら待つだけである。
 ボケの面々の料理は無性に赤い。チリとトマトがベースの彼らの味付けは、とても刺激的できちがいなのだが、何故か病みつきになってしまう。不思議なことに、ババが味付けをしても、ユーキが、シゲオが味付けをしても、同じ辛さと赤さになるのだ。四国に来ると、川の上だけではなく、胃袋も舌も強烈な刺激を受けるのだ。

 ちなみに、泡の出る飲み物は、毎日買出しをせねばならなかった。参加者全員、飲みすぎである。


 〜吉野川ツアー・レシピ〜

13日夜   ジャンバラヤ(メキシコ風ピラフ)・チリコンカーン(メキシコ風豆とひき肉のスープ)・タコス・フライドチキン

15日夜   ローストチキン(鳥の丸焼き)・豚の角煮・ボケモンスープ(赤いホットスープ)・フライドチキン

16日夜   ローストポーク・かぼちゃのグラタン・ボケ汁(赤いホットスープユーキ/シゲオバージョン)・フライドチキン


 ・・・・・・・・・終わってみれば、この夏も体重増加で終わってしまった。




3.あわやっ!の大ハプニング!



岩原の河原 増水翌日撮影
 今年の夏はとにかく雨が多かった。例年渇水期でほとんど水がないはずの早明浦ダムも、お盆前から満水状態であった。そして、お盆休みも、ひたすら雨が降り続いた。忘れもしない、8月14日、あわやっ!のハプニングが起こったのだった。

 その日は、前夜から降り続く強い雨にもまして、強い雨が朝から降り続いた。時折、バケツをひっくり返したような水の塊が空から落ちてくるほどだった。そんな日にもかかわらず、ババをはじめ、ほぼ全員、大歩危にラフト&カヤックに出掛けたのだった。

 昼過ぎになおちゃんが一足先にテン場に帰ってきて、それから約一時間後に皆が帰ってきた。寒さで震える皆は、温かい煮込みうどんを食べた後、風呂に出掛けていったのだ。3:30のことであった。この時点でテン場に残っていたのは、ワタクシとポンチャン、なおちゃん、ゆきこさん、ろこちゃん、ますみちゃん、やよいちゃん、そして子供3人であった。めいめい、テントの中でうとうとし始めていた頃、突然

「ウ〜・・・・ウ〜・・・・ウ〜・・・・ウ〜・・・・」

早明浦ダムの放水のサイレンが鳴りひびいた!

 実は、ワタクシは完全に眠りに落ちていた。ポンチャンに叩き起こされても、状況はまるで把握していなかった。ただ、外ではゆきこさんがテントの撤収をはじめ、なおちゃんがタープの下に荷物をまとめていた。道路沿いにあるモンベル小屋のスタッフが河原に来て、
 「あと3時間で水没する恐れがあるので、早く撤収してください。」 
と教えてくれた。そのときになって、初めて事の重大さに気付いたワタクシ、ふと川を見ると、明らかに水位が高くなっているのに気がついた。半信半疑ながら、総撤収を頭に入れて準備をする・・・・・、といっても、車はハイエース一台しかない。荷物を載せるには限界がある・・・。頭の中には、水没しないかもしれないという、甘い気持ちもある。

 ともあれ、片付け始め、着々とハイエースに荷物を積み込み、タープの下にまとめていく。カヌー関連のものは、そのままスロープの上の方まで上げていく。ふと気がつくと、河原に下りるスロープのところが完全に水につかってしまった。それどころか、今にも上流からの流れと合流し、支流となりつつあった。さすがにまずいと思いはじめ、何度も風呂に出掛けている面々の携帯に電話をかける。やっとつながり、とにかく早く帰ってきてくれとお願いをした。それが4:50。
 

 逆算すれば、5:20頃には河原に風呂組が戻ってくるはずである。それまで、濡らしてはまずいものはタープの下に入れておく。車が戻ってくれば、その車に濡れてはまずいものを放り込める。タープにも5分もしないうちにたっぷりの水が溜まる。

 5:00ごろ、モンベル小屋のスタッフがまた河原に下りてきた。そして、親切にこう教えてくれた。

 「あと、1時間で水没ですよ。

 テン場にいる全員、目が点になってしまう。スロープ下の支流はどんどん大きくなっていき、車での渡江は難しくなってきた。こんなところでハイエースを水没させるわけにはいかない。ともあれ、テントにいたますみちゃんとろこちゃんを、完全撤収の方向で行動してもらう。5:20、まだ風呂組は戻ってこない。気ばかり焦る・・・。濡らしてはまずいものがあるのは重々承知だが、タープをたたみ、ハイエースをスロープの上に移動する。その後、タープの下にあったものを順次炊事場の小さな屋根の下に人力で移動。ゴアテックスのカッパを着ているなおちゃんやゆきこさんにはフルに動いてもらう。子供達はハイエースに入れておき、安全を期する。

 そんななか、シミズカップルが二輪駆動のMPVにて到着。そのままスロープを駆け下りて、ざぶんと支流に突っ込んだ!おいおい、怖くないのかね・・・・・?そう思っているうちに、素早くテントその他を撤収し、またザブンと支流を乗り越えてスロープを駆け上がっていった。・・・たくましい。

 限界近くなった5:50、今一度タクマ氏に電話する。
 
 「さすがにまずい。いいから早く帰ってこい!

 いきおい、口調もきつくなってしまう。一分後、タクマ氏・前川が到着。人手も増え、一気にテントから何から何まで全てスロープの上に上げることが出来た。

避難民状態  於ODSS

 上流に停めてあったキセイさんとまっつんの車も水没せずに帰ってきた。6:15、岩原の河原、完全水没!さらに15分後、我々がテントを貼っていたところにはウェーブが出来ていた。しかし、誰一人けが人も逃げ遅れもなく、荷物を濡らしてしまったとはいえ、全て撤収できたのは上出来である!

 ちなみに、風呂組が遅くなったのは、みほこちゃんとかおりちゃんが、二人仲良く露天風呂でサイレンを聞いていたにもかかわらず、のんびりしていたからだそうである。さすがに彼女達も河原に来てみてかなり焦っていたが・・・・。

 さて、全撤収したのはいいが、本日の寝床はどうするんだ?これが非常に大きな問題だった。相変わらずのどしゃぶりで、テントはずぶ濡れ・・・。出来るものなら屋根のあるところで眠りたい・・・・。これは、みんなの本音だった。皆、ババの顔を見、彼の携帯電話の通話先に期待をする。一軒、二軒と断られ、今夜はモンベルの駐車場で野宿かと思い始めた頃、ババの喜声があがった!知り合いのガイドの勤める、「ODSSの控え室に雑魚寝ならば」と言う条件だが、すぐさま返事をし、最悪の事態は避けられた。これはまさに、ババの人柄のなせる業であろう。このとき、7:00。ぐったり疲れている我々だが、寝床も決まり、少し元気が出てきた。温かいものを食べに行くことになったが、ここでなおちゃんは自宅に戻ることと相成った。そのなおちゃんは、自分の軽自動車に我々の出してしまったゴミを全部持って帰ってくれたのだ!軽自動車の後部座席を全部倒し、シートをずぶ濡れにして彼女は笑顔で去っていった。残った我々一同、感謝の気持ちで一杯である。心温かくなり、ではうどんでも食べに行こうということになった。うどんやさんに着いたのが8:00。

 ODSSでも温かく迎えていただき、ますます心温まって、この日は皆落ち着いて眠ることが出来た。・・・・・・が、疲れているはずなのに、興奮したせいか、ワタクシはまるで眠れず、結果ババ、前川、やよいちゃん、みほこちゃん、タクマ氏、ぽんちゃんと夜中まで飲んでいた。

 総撤収。初めての経験で、やはり、川をなめてはいかんなあ、と改めて認識した一日だった。


4.Our Hours in AWA


 総撤収翌日、皆前日の疲れもぐっすり眠ったことで完全にとれていた。ユーキがキチガイ的な労働時間に振り回されながらも、この日の朝から合流し、天気も上々で、ますます気分がよい。ただし、吉野川の水量は殺人的で、ゆうに1000t/mを超えていた。この日、命知らずのババ・シミズカップル・かおりさんは穴内川をカヤックでクリークくだりをし、まっつん・みほこ・ゆきこさんは車で3時間かけて剣山に登りに行き、そして我々チキン同盟は濡れたものを乾かす時間をとりたくて、池田ダム湖畔の公園でカヤックを浮かべることと相成った。

 たかだかダム湖とはいえ、やはり異常増水しており、普段は静水状態であるはずが、完全に流れていた。それでもなんとか観光遊覧船の発着所あたりでのんびり浮かべる。ただし、こんな瀞場でも、前川はチンをしていた。
 ふとしたはずみで、ワタクシとやよいちゃんがダム湖の流れのある部分に出てしまった。思っていた以上に流れが強く、相当まずいとワタクシは焦っていた。しかし、ワタクシがここで焦ってしまうと、やよいちゃんにプレッシャーと恐怖を与えてしまう。ワタクシ、満面の笑みを浮かべて、ユーキに声を掛けた。

 「ユーキ、スローロープの準備頼む!
 しかし、ワタクシの笑みにもかかわらず、自分達が危険な状況にあることを気がついていたのであった。なんとか力漕して、流れを遡り、無事戻ってくることが出来たのだった。

 テントも乾き、テン場を祖谷渓キャンプ村に移す。
 
 雨の心配もなくなった我々は、きちんと池田の酒類量販店にて冷えたビールをしこたま買い込み、テン場でいそいそと料理の仕込をしながら飲み、風呂に入っては気持ちいいといって飲み、食事が始まると言えば乾杯をし、夜風が気持ち良いと言ってはプシュッ!と音を立て、シゲオが到着したといってはまたまた乾杯をする。朝になると、おはようと言いつつ、クーラーの冷え具合をビールにてチェックする。

 我々の時間を過ごすにあたり、泡の出る飲み物は右手に欠かすことは出来ないのだ。

 最終日の夜のキャンプはまた雨だったけども、残りのありったけの食材を使った料理を食べながら、ありったけの酒を飲み干す。ハプニングもあったけども、こんな楽しいツアーを企画してくれたババに感謝し、またビールを飲む。なおちゃんの心のきれいさを見習い、体内をアルコールにて消毒する。ワタクシも少しはきれいになったであろうか?ガイドに駆けつけてくれたツヨシ・オーキタ、シゲオ、ユーキの顔を浮かべると、ボケの瀬の白い泡を思い出してしまい、無意識のうちにコップに泡を立ててビールを注いでしまう。そうこうしているうちに、楽しかった四国ツアーの夜は更けてしまい、また来年もここに来ようと硬く誓いつつ、撃沈してしまった。

 とても大切な時間を自分自身の人生の中の1ページとして刻み込み、このツアーは幕を閉じた・・・・・・・・・・・・・、と思ったら、まだ8時間の運転と、後片付けが残っていいるではないか!!!!!!!!

・夏の思い出2003