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大学野球トピックス・2001 |
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石川雅規・投手(左左)・青山学院大学4年/169cm,60kg・秋田商業 ご存知、今年のドラフト目玉候補。シドニーオリンピック後もさらにクレバーな投球術に進歩をみせている。春季リーグ戦もすでに5戦全勝、快調に優勝に向かって前進している。連投または3連投、しかも、ほぼすべて完投という信じられないような体力をも誇るすばらしい投手である。小さな大投手として次代のプロ野球を代表するピッチャーになるであろう。ルーキー時から10〜15勝確実。 青学から例年好選手をドラフトするダイエーか? 小久保、井口などダイエーの中心的プレーヤーとなり精神的支柱として黄金時代を築きあげる存在になるだろう。 5月16日、リリーフで早くも7勝をマーク、リーグ戦優勝に王手をかけた。 和田毅・投手(左左)・早稲田大学3年/179cm,72kg・浜田 去年から大黒柱として活躍。押しも押されぬワセダのエースへの道を歩んでいる。落ち着いたピッチング、ピンチにも動じない精神力など浜田高校のエース時代からの評判をさらに開花。このところプロ球界へも好投手を再び輩出しはじめている早稲田の支柱。藤井(左)、鎌田(右)などに続いてヤクルトが欲しがるような先発完投型サウスポー。 まだ3年生、勝ち星を積み上げ確固たる地位を六大学で築き上げるだろう。 鳥谷敬・内野手(右左)・早稲田大学2年/179cm,76kg・聖望学園 1年次では、大学の投手に苦労したが、今年になってはっきりと急成長。本来の鋭いバッティングを発揮しはじめ、4番の重責を十分務め上げている。六大学を代表するバッターに成長するだろう。さらに向上したところを見たいという期待感をもたせるクリーンアップを打てる大型打者。 館山昌平・投手(右右)・日本大学3年/180cm,75kg・日大藤沢 ようやく今年になって開花。スケールの大きさを感じさせる常時140〜145kmのストレートを投げ込む本格派。フィールディング、連携プレーもうまい。なによりマウンドでの存在感のある大型右腕。今後2年間、もっと勝ち星を上げプロにアピールする投手になってほしい。一層の研鑚を期待。 大野隆治・捕手(右右)・日本大学3年/183cm,85kg・東福岡 実際の体格よりも大きく見えて走者に威圧感を持たせる捕手。肩も強く打撃もすばらしいものを持っている。来年のドラフト確実。去年の阿部(中央大〜巨人)、今年の石原(東北福祉大)に続く入団後すぐにでもレギュラー可能なスケールのあるドラフト候補。卒業までに一度リーグ戦で優勝しておきたいところ。 林弘典・外野手(左左)・日本大学3年/172cm, 70kg・長野日大 春季リーグ打率:5割、出塁率.545, 30安打という驚異的な記録で首位打者に輝く。トップバッターでフル出場。チームを引っ張った理想的なリードオフマンとして大活躍。一躍ドラフト候補に躍り出る。17シーズン振りの優勝のかかった大一番でも4打数4安打とプレッシャーをはねのける精神力の強さを発揮した。 外野手なのでこれからどのようにパワーをつけていくかが課題かもしれない。いずれにしてもこの日大の3人とも3年生というのがしばらく黄金時代を築く要素となるかもしれない。 一場靖弘・投手(右右)・明治大学1年/183cm,82kg・桐生第一 リーグ戦早くも一勝を完封で上げて甲子園経験を神宮でも証明した実力と人気をあわせもつ好投手。卒業までに15〜20勝ぐらいする可能性を感じさせ、早くもプロからの注目度も高い。明治のエースと呼ばれるにふさわしい投手になるだろう。 永川勝浩・投手(右右)・亜細亜大学3年/187cm,81kg・新庄 無名高校出身。8〜9割がストレート、それもすべて145km前後というスピードボールを187cmの長身からズドンと投げ下ろす外国人投手のような感じのする迫力ある投手。プロへかどうかは今後のコントロールや変化球の習得など課題があるが、技術に走りがちな近年の学生野球界では久しぶりに野性的な匂いのする選手である。見ていて楽しい'ベースボール'を感じさせる。 小山良男・捕手(右右)・亜細亜大学3年/180cm,74kg・横浜 松坂(横浜〜西武)と別の道を歩みすでに3年目。捕手としてのキャッチング、リードは進学して大きく伸びた。投手とのコンビネーションによる機敏な牽制、送球なども格段に進歩。上記、日大の大野とともに大学捕手として双璧をなす。打撃も無理に長打を狙わず、確実に状況に応じた打ち方をする頭脳的な選手に成長。大学選手権などの節目になる大試合にも強いスター性も持っている。プロが欲しがる条件を備えたトップクラスの好捕手である。 喜多隆志・外野手(左左)・慶應義塾大学4年/183cm,78kg・智弁和歌山 天才といわれた喜多もすでに4年生となった。努力嫌い、練習嫌いといわれ、その素質を懸念されることの多かった去年に比べると今年は打撃も好調である。しかし本当の意味での開花はまだまだと思われる。このままではプロからも?マークが付くかも知れない。多くの人が言うように、あのすばらしい素質をもっと磨けばスター性抜群の選手になれるのに惜しい選手である。ぜひ高橋由伸(巨人)、高木大成、佐藤友亮(ともに西武)に続き次代の慶応出身選手として花開いてほしい。 亀井義行・投手/外野手(右左)・中央大学1年/178cm,74km・上宮太子 甲子園では投手としてもプロから注目されたが、打者としての素質の方が上といわれドラフト中位指名を辞退し今春入学、早くも指名打者として4番にすわりチャンスに巧打を放つなど勝負強さを発揮している。 ドラフト評論家・小関順二氏に「将来ものになると直感した」と言わしめた逸材。今後のパワーアップと守備位置の早期決定が待たれる。 芦川武弘・投手(右右)・中央大学3年/175cm, 75km・二松学舎大付 2年次より努力が実り、ロングリリーフを含む切り札的存在となる。シーズンごとに急速が増し、今春ついに147kmを記録した。それにつれて変化球も生きてきて投球の組み立てを助けるようになった。難点は球質がやや軽く、当たると遠くへ飛ばされる点である。スタミナはあるので、もっと体重の乗ったボールを投げるようになればドラフトという点でも面白い存在になるだろう。 多田野数人・投手(右右)・立教大学3年/181cm, 78kg・八千代松蔭 すでに立教のエースとしてチームを引っ張る中心的選手になった。スケールの大きな投法は安心して一試合をまかせられる投手。上野(巨人)に続いてのドラフトも十分な期待がもてる。 平野恵一・内野手(右左)・東海大学4年/176cm, 65kg・桐蔭学園 今年のドラフトの目玉の一人。華麗な遊撃守備はそれだけでも見る価値があるといわれ、試合前の練習を見ようとする観客がいるぐらいにすばらしい。プロに入ってもこれだけでも客を呼べるといわれている。スタミナ面に不安を持つ向きもいるが、このような異能選手をプロは大事に育てるべきだと思う。 打撃、走力も1,2番打者としての素質があり、ぜひプロで活躍してほしい選手である。アマチュア野球ファンに評判のセンス抜群な注目プレーヤー。 竹本恵・投手(左左)・東京大学3年/163cm,56kg・新潟 '別の意味'での注目女性投手。今春ベンチ入りし、2試合ほど登板したが、やはり実力的には程遠いものがありKOされた。MAX90kmのストレートとスライダーを投げる。問題はこの程度の投手をいくら人材不足とはいえワンポイントでも使わざるをえない東大野球部の投手事情にある。女性投手としては、まだ明治大学の小林千紘・2年・神村学園のほうが実力的には上と思われる。 東大野球部にとっては、竹本を出すことよりも一試合に10点も取られる投手陣をとにかく立て直すことのほうが大切なことのように思われる。 5月13日の対立教戦に1回 1/3 を投げて初奪三振を取ったが、立大監督は14対2からの登板だったので対応に苦慮し、6人中4人をリーグ戦初打席という代打を起用した。 |