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October 2002
October 25 まだ見ぬ北朝鮮〜あの時、ピョンヤンに行くべきだったか
October 15 デリカシー:旬な日本語の使い方
October 13 記録よりも高い価値〜あと一歩の巨人・松井、清水、阿部(プロ野球)
October 07 激闘、中大附属 vs 日大三高はドロー (アメフト都大会決勝)
October 06 2002 ドラフト情報〜2003年にプロ野球入りする選手をチーム別に掲載
October 02 大学アメフトのメッカになるか〜東京スタジアム・サブグラウンドの完成
October 01 そして受け継がれる伝統〜早慶応援合戦
(小室ホールat早稲田実業中・高等部稲穂祭)

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October 25

まだ見ぬ北朝鮮〜あの時、ピョンヤンに行くべきだったか


7〜8年ぐらい前のことだと思う。

仕事関係でフライトやホテルをアレンジしてくれる旅行関係の人から「ピョンヤンに一週間ぐらいいくツアーがあるんですが、おもしろいと思いませんか?」
という情報が入ってきたことがある。

仕事関係ではどうしてもいつも同じところや偏った地域ばかりになる傾向が多い。したがって、仕事ではできるだけ新しいところを一ヶ所変えるか増やして気分転換をするようにしようとは思う。実際はなかなかそうはいかず、やっぱりまた同じルートでした、ということが多いが、、、。
だからこそプライベートでは、あまり行けないようなところへ、という気持ちが強い。

こんなことをやっているうちに、世界の七大陸のうち、南米とアフリカ以外の五大陸はいってしまうという羽目になってしまった。
アフリカに関しては、ほぼヨーロッパに等しいがヨハネスブルグ(南アフリカ)はヨーロッパからいくというスケジュールを作ったことがあるが、時間的に無理でそのときは寸前に断念した。
こんなことをやってきたので、どこへいってもある程度の予測がついたりはする。もちろん現実としてはやはりいろいろ違うものがあるのだが、どうしてもそんなに“すごい”と感じることはだんだん少なくなっていくのは仕方がない。

「小松空港経由で墓参団の一員ということでパック形式で行くんですけど、こういうのってどうでしょう?」
と、この人は言うのであった。
たしかにおもしろい。いや、逆にぜんぜんおもしろくないのか?どっちなんだろう。頭の中でいろいろ巡るものがあった。

「会社役員とか会社員ということでいいの?」「そうしないとダメだと思います。いちばん難しいのはジャーナリストとかカメラマンという職種ははねられますから、そういう人の場合なにか別の会社の嘱託というような証明書をわざわざ誰かに作ってもらうのが安全らしいです。」とその道のプロの人にもわからないことがあるぐらい難しいものがあるらしかった。

結局、実現はしなかった。理由としてはこんなことである。
スケジュール的に難しかったのは仕方ないにしても、いちばん考えたのが次のようなことが楽しいのかということである。
個人的にはパック旅行のようなものをほとんどやったことがないのと、この旅行の場合、現地で自由な行動がとれないということである。すべて団体でしか行動できない。国交がないから当然である。また「観光や見物」が建物や市民も含めて、彼らの単なる「都市大劇場」を見るだけにすぎないかもしれないという危惧がある。

しかし、こんなことをいえばどこへいっても程度の差があるだけで似たようなものかもしれない。
たとえ「都市大劇場」であったとしてもそれは事実である。古いことわざの「百聞は一見にしかず」はたしかにそのとおりなことが多い。

人間が頭でどんなに論理を展開したとしても実際目の前でみる“FACT”には勝てないのである。
日本でも世界でもこれはどこへいってもいつも感じることである。

〜あの時、ピョンヤンに行くべきだったか〜
まだ見ぬ北朝鮮に対して、私の頭の中を時々かすめることがある。


LINK

人間・蓮池透氏に男、そして兄をみる( November 10,2002 )


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October 15

デリカシー:旬な日本語の使い方


日本語はとてもむずかしい。
知らないうちに他人を傷つけているかもしれないし、その逆で他人の無神経な日本語に疲れたりもする。

そのようなレベルとはまた別に、ニュアンスの違う単語をたくさん知っているほうが知らないよりは、はるかに他人に対するデリカシーは生まれる。
同じような意味でも、たとえば五つぐらいの単語を知ってるほうがひとつしかしらないよりは、ずっと他人のことを思いやることはできるというものである。
時々、ほんとうにひとつの単語しか知らなくて当たり前のように押し通すような人がいるが、まぁ、こういう人は最初から話にはならない。

やはり、その相手にふさわしい言葉や単語の使い方というものは存在する。
これは逆に使っている本人の品位やキャラクターを美しく引き立てたりもするからとても大切なことである。つまり、その反対はどうか、ということを考えると恐ろしいことでもある。

日ごろ、なにげなく感じていることばの使い方についてひとつの例として「職人」、「セレブ」という単語を代表して記述してみたいと思う。

1.「職人」

たとえば「お菓子職人」というような表現は違和感がある。とくに10代、20代の女性がこういういい方をするのはやや古い感じがする。「パティシエ」が正解だと思う。こういうといわれている側のパティシエの人たちもうれしいはずである。また使っている女性もこのパティシエという単語を使うことによって、いろいろなことがわかっている人にみえるというものである。
ではお菓子職人という単語はダメなのか? それはぜんぜん違う次元の問題である。次のように使えば「職人」という言葉が映えるというものだ。
「彼はパティシエをやってるのよ。でもね、なかなかの職人なのよ。」
つまり彼が単なるパティシエよりももっと秀でた「お菓子職人」のレベルにあると賞賛していることになる。

しかし、この使い方もあと2〜3年だけかもしれない。なぜなら「パティシエ」という日本語は今が旬だからである。この単語はおそらく2000年ぐらいから使われはじめた日本語であるが、たぶん2004年ぐらいが限界であろう。

2.「セレブ」

ようやく最近定着してきた「セレブ」という日本語。これも女性が使うにはなかなかきれいな単語である。(もちろん使う女性によります。) やはり「あの人は有名人なのよ。」などと20代の女性が使ったとしたらちょっと「おばさま」が入っているかな、と思われかねない。「あの人、セレブよね。」またはていねいな感じとしては「あの人、セレブリティよね。」である。
ただし、乱発は聞き苦しい。さらりと使うのが一番である。
また、いわれる側としては「あの人、セレブーよ。」などと悪意を持っていわれることもあるので気をつけなければいけない。

これも「パティシエ」と同じく旬の時期があると思われるし、またはこのまま定着する可能性もある。それを見極めるのはその人のセンスである。

つまり、このような「通り過ぎる」ことばは業界、年代、状況によって使い方を考えないとなかなか難しいということである。
一例としてフラッシュバックして思い出せば、「マヌカン」というような単語がその典型である。1990年ごろを挟んで数年間に「通り過ぎた」言葉である。この旬な時期を過ぎてからこのような言葉を使えば実にはずしてしまうし、また使っているひとの感覚が疑われたりもする。さらには使っている人は知らずに使っても、言われている人は不快に受け取るかもしれないのである。

さらに日本語として難しいのは「カタカナ」で覚えた単語の場合、その原語の意味をよく知らない場合は使わない方が無難である。
外来語を取り入れるときに日本人の悲しいところは「カタカナ」で覚えてしまうことである。本当の意味を知らないで平気で使ったりするのはあまりいい感じはしない。そういうときはたいがいはずした使い方になっているからだ。
日本人の大部分の人が使うぐらいになっている言葉であったとしても、せめてその意味と原語ぐらいは理解してから使ったほうが自分自身も安心というものである。

このように言葉はデリカシーを持った人間の方が、ずっと神経を使っているのであるが、なかには平気で「放送禁止用語」などをトーク、活字どちらにおいても発するような人がいるがこんなのはデリカシー以前の人間性の問題であり、お話にもならないというものである。


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October 13

記録よりも高い価値〜あと一歩の巨人・松井、清水、阿部(プロ野球)


2002年、プロ野球セントラルリーグにおける140試合の長く激しい戦いが終わった。
そして、パシフィックリーグ覇者・西武ライオンズとの日本シリーズというもうひとつの大きな戦いが待っている。

私はもともとアンチ巨人である。
また、この10年以上は西武ライオンズファンである。西武ライオンズが追求してきた走攻守3拍子そろった究極の野球が観客としての私には大きな魅力に映る。その象徴が福岡ダイエーホークスへ移籍し今年引退を表明した秋山幸二であり、現在はその秋山を凌駕しようとしている「一番ショート・松井稼頭夫」である。
この「一番ショート・松井稼頭夫」についてはあまりにもすばらしいプレーヤーなので別項で述べたいと思う。簡単にいえば、3割、30本、30盗塁を超えてしまい、3割、40本、40盗塁というメジャーにもなかなかいないようなスーパースターである。巨人のゴジラ松井に対し、西武の松井はリトル松井といわれるがいまやビッグ松井になってしまった。私は松井(西武)はイチローよりもあらゆる意味で上の選手だと思う。

さて表題の巨人3選手であるが次のような意味である。

日本プロ野球では従来、タイトルや記録がかかると最後の方の試合は欠場したりして著しく興味が削がれるようなタイトル争いになることが多かった。しかし、今年のこの3選手は最後の140試合までに堂々と出場し、本来の「プロフェッショナル」精神をみせてくれた。
このようなことは今までほとんどなかった。やはりプロ野球とはこういうものだ、ということをファンに“魅せて”くれたという点でタイトルや記録よりも高い価値があると私は思う。

1.松井
ご存知三冠王を惜しくも逃した。やはり首位打者が一番難しかった。しかし、4番打者は何をすべきかということを示した。140試合全イニング出場、さらに打率に拘泥することなくフルスイングでホームランを狙いにいったことは現在の日本プロ野球ではまれにみる超一流打者である。50本のホームランはとてつもない大記録である。「巨人の四番打者」としては長嶋、王に匹敵するだろう。本人の意思が強いのであればメジャーリーグで活躍することが、本人にも日本プロ野球にとってもより飛躍することにつながると思う。ただし、メジャーでプレーするには守備と肩が打撃のように超一流とはいえないのが惜しいが、それにしても一流とはいえるだろう。

2.清水
セ・リーグ最多安打にあと一本の191本でシーズンを終了した。今年は原監督の方針で開幕からトップバッターに定着、サウスポーも打ちこなした。去年までは毎年のように規定打席にもう少し足りないということがうそのようである。風貌からして地味なのが長嶋前監督の構想とは若干違うものがあり、名前さえ間違えられたという選手である。(これは長嶋氏の特殊事情のほうが大きいと思われるが。)
松井と同じく、守備にやや不安がある。この点を改善していけばさらに外野手としてチームの信頼を得るだろう。

3.阿部
巨人の捕手として初の3割打者にわずか一本のヒットが足りなかった。2割9分8厘だった。しかし、最終戦では第18号逆転スリーランホームランも放ち2年目の今年はリード面も含め大きく成長した。2本のサヨナラホームランを含む4度のサヨナラ打で「サヨナラ男」「ここぞの慎ちゃん」のニックネームも定着した。大舞台に強い何かを持った男である。

私は同じ大学出身ということもあり、この阿部を大学1年生の時から応援している。すでに今年で6年目である。神宮球場で何度も試合後の野球部のバスを見送ったことがある。気さくだがチームをまとめる器の大きさを感じさせる選手であった。
そんなわけでアンチ巨人のこの私だが、この2年かなり正直なところ巨人ファンの要素が入ってきている。来年以降ももっと飛躍してほしい。そしてその前にぜひ日本シリーズで勝利を!

といってはみたが、最初に書いたように私はここのところずっと西武ライオンズファンであった。知的で頭脳的な井原監督の正統派西武野球も応援したいし、OBとしては阿部のいる巨人も応援したい。
今からどうしようと平和な理由で悩む日々である。


LINK

松井3冠届かず ( Web Hochi )
清水、阿部あと一本が出ず無念 ( Web Hochi )

2年目に挑む・阿部慎之助 〜 2002 SEASON (私の阿部応援ページ)


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October 07

激闘、中大附属 vs 日大三高はドロー (アメフト都大会決勝)

( 秋季関東大会トーナメント表は下にアタッチしました。ここをクリックしてください )


  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
中大附属 14 28
日大三高 10 15 28

東京都大会決勝は激闘の末、ドローとなった。

立ち上がり好調の中大附属は1Q、4分29秒にQB#10島本(3年・狛江四中)が15ydsのランでTD、TE広川(#87・3年・鳩山中)のキックも成功し先制。続く8分03秒にはRB#25土屋(3年・調布五中)が40ydsのランを快走TDで波に乗った。

これに対し日大三高は、2Qの2分52秒にFGで3点を返した。その後、中大附属のファンブルから5分27秒にランで持ち込みTD。
9分41秒、中大附属は交代させたばかりのRB#85別所(2年・天沼中)にロングパスを通し、前半は21対10とリードした。

3Q、中大附属はインゴールのTDパスキャッチを惜しくも落としのと、FGの失敗があり0点に終わる。結果的にこれが大きく響いた。
日大三高は3分36秒にインターセプトからのFGに成功、3点を上げる。

4Qには3Q後半から変更したシステムが機能し始め、QB#4渋井からRB#21宮幸、RB#24守屋へのパス、ランがヒットし中大附属守備陣の撹乱に成功。2分52秒にランで持ち込みTD、1点差と迫った。
中大附属は7分3秒に20ydsのパスをS/WR#2塚本(3年・御成門中)が見事にキャッチし、再び8点差とし逃げ切れるかと思われた。
しかし、日大三高は再びQB,RBの多彩な攻撃を展開、ついに残り16秒でQB渋井のパスが通り2点差。さらに2ポイントコンバージョンを渋井のランで持ち込み終了13秒前に同点に持ち込むという緊迫した試合展開に終止符を打った。

中大附属は1Q後半にT野原(3年・#78・御成門中)が負傷リタイアしたのが大きく響き、土屋のランを生かせなかった。しかし、RB#9内山(3年・Beijing Japanese High School)の倒れないしぶといパワーランは大きくゲインし中核を成した。
全体的にいうと、前半少しリードしたのが精神的に守りにまわったような印象を受けた。

両者優勝であるが、関東大会へのシード決定はコイントスとなり、日大三高が一位枠、中大附属が二位枠となった。
中大附属の関東大会1回戦はSIC一位の埼玉栄高校(駒沢第二)である。準決勝は神奈川一位(法政二高 or 慶応義塾高)となる。
周辺情報によれば、今年の法政二高は例年のような強さはないらしく、最終的に関東大会の決勝は再び都大会と同じ日大三高 vs 中大附属となる可能性が高いということである。

Christmas Bowlへ再調整して関東大会に望んでほしい。


秋季関東大会のトーナメント表

ここをクリックして秋季関東大会トーナメント表へ : 結果も順次確認できます

*東京1、2位枠は同点のためコイントスで決定
*神奈川2位は慶応義塾高校です


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October 06

2002 ドラフト情報
2003年にプロ野球入りする選手、主として自由獲得選手をチーム別に掲載。(新情報により今後も更新)


チーム 選手 獲得確率(%) 選手 獲得確率(%)
読売
ジャイアンツ
木佐貫(投手・右):亜細亜大学
=ランクAA:本格派、東都速球王150kmを投げる。奪三振も多い。和田(早稲田)と大学野球界の双璧。
決定 久保(投手・右):東海大学
=ランク A :東海大エース、投球術がうまい。原監督後輩。
決定
ヤクルト
スワローズ
       
中日
ドラゴンズ
       
広島東洋
カープ
永川(投手・右):亜細亜大学
=ランクA:190cmからの豪速球投手。荒削りなメジャータイプ。見ていて楽しいタイプのピッチャー。
決定 鞘師(外野手・右右):東海大学
=ランクB:「さやし」と読む。強打の外野手だが右ひじの手術へ、1〜2年はファームで調整か。
ほぼ決定
阪神
タイガーズ
江草(投手・左):専修大学
=ランクA :4年次にようやく一部昇格のエース。下積みの意地を見せるか。阪神に不可欠の精神力を持つ。
ほぼ決定 三東(投手・右):駒澤大学〜ヤマハ
=ランクB:大学時代より注目のピッチャー。ドラフトされなかったのが不思議である。
ほぼ決定
阪神=ドラフト枠 久保田(投手・右):常盤大
=ランクB:関甲新学生野球リーグだが150kmのトルネード投法。投球術を磨けばおもしろい。
4巡目予定    
横浜
ベイスターズ
村田(内野手・右):日本大学
=ランクA:東都ホームラン王。長嶋氏絶賛のパンチ力。ミート力も高い。後藤(法政)と好ライバル。
決定 多田野(投手・右):立教大学
=ランクA:六大学四天王の一人。粘り強いピッチング。秋シーズン、東大に連敗もすぐに立ち直り早稲田に連勝。
ほぼ決定
横浜=ドラフト枠 土居(投手・右):法政大学
=ランクA:六大学四天王の一人。安定感のあるピッチング。
4巡目予定    
西武
ライオンズ
長田(投手・右):慶応大学
=ランクA:六大学四天王の一人、勝負強さがつくとさらに魅力。
決定 後藤(内野手・右右):法政大学
=ランクA:2年次六大学三冠王。長打力に魅力。横浜高校でキャプテン、再び松坂と同僚に。
決定
福岡
ダイエーホークス
和田(投手・左):早稲田大学
=ランクAA:江川の三振記録を超えた。将来はメジャーへの指針でダイエーを選択。
決定 新垣(投手・右):九州共立大
=ランクA:オリックススカウト事件があった。153kmの速球も地方リーグでの投球術は?
決定
大阪近鉄
バッファローズ
       
(札幌)日本ハム
ファイターズ
       
千葉ロッテ
マリーンズ
       
オリックス
ブルーウエーブ
加藤(投手・左):神奈川大
=ランクB:薄いローテーションの一角を占めるか。
     

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October 02

大学アメフトのメッカになるか〜東京スタジアム・サブグラウンドの完成


大学スポーツにはメッカが不可欠である。
野球の神宮球場、ラグビーの秩父宮ラグビー場である。

これに対してアメフトは日本での普及度の遅れによりメッカといえるスタジアムは存在しなかった。かろうじて観客席が取り壊されるまでの川崎球場、その後新しく完成した大井第二球技場などがある。
しかし、川崎球場はもともとロッテマリーンズ(旧オリオンズ)の“野球場”である。
これに対して大井第二球技場は人工芝のアメフト専用スタジアムとして建設されたが、残念ながらキャパシティに難点があった。メイン側のシートが1,000席あるかないかであり、バックスタンド側は芝生席という観戦するには不便であった。特に悪天候のときのバックスタンド側の観客は気の毒としかいいようがない。この芝生席を含めてもせいぜい2,000人ぐらいで3,000人が入るにはとても無理というようなスタジアムである。
同日3試合、特に好カードが組まれたときの混雑ぐあいは残念ながら“観客冷遇”のような状態であった。

さて今年ようやく、東京スタジアムのとなりにサブグラウンドが完成した。
このスタジアムの利点はつぎのような点である。

1.なにより東京スタジアムのとなりにあること。
これは都心に非常に近く、新宿より京王線で急行で17分、通常で25分ぐらいである。また京王線飛田給駅より徒歩5分である。イベントがあるときは急行などを臨時停車させたり増発したりする。
関東大学アメフト一部チームの各大学は、主として東京西部や神奈川に位置する大学がほとんどである。すなわち移動時間などがかなり至便になる。今までの大井第二球技場ではやはり立地条件があまりいいとはいえなかった。

2.天然芝である。
ほんとうの意味でのフットボールができる。けがなどの心配がかなり薄れる。プレーヤーを大切にしようと思えばこれはたいへん重要なことである。

3.収容人員
メイン側、バックスタンド側、それぞれ1,000名、計2,000名のスタンド、さらにゴール側に芝生席が1,000名程度、合計3,000名はキープできる。
現在の大学アメフトのキャパシティを考えると十分対応できる。さらにビッグゲームになった場合、メインスタジアムの使用も考えられる。メインスタジアムは収容人員50,000人、4分の3が屋根つきである。現在はFC東京と東京ヴェルディ1969のホームスタジアムとして使用されている。

4.現在の使用予定
今年度は完成したばかりなので大学アメフトは2部が2日間使用(4試合)するのみである。ただし、2003年には1部の試合が10日間(20試合)が予定されている。
すなわち、ここ東京スタジアムサブグラウンドと大井第二球技場がメインとして使用されていくことになるわけである。
一日2試合というのは、照明設備がないからである。ないというより付けられない事情がある。この東京スタジアムは調布飛行場の隣なので、飛行機からの照明の誤認を防ぐためである。
アメフトと飛行機、これは来年からセットになった光景となるであろう。大井第二球技場は羽田からのジャンボジェット機がすぐそばを飛行していくのがなかなかの風物詩であるが、こちらの東京スタジアムサブグラウンドは大島などへの小型飛行機が飛来する楽しい観戦光景となるだろう。

なお、関東大学ラグビーもオープン戦、対抗戦、リーグ戦などすでに合わせて5日間、10試合程度の試合が行われており好評である。

野球場でおこなわれるアメフトにようやくサヨナラといったところである。


LINK

東京スタジアム・サブグラウンドへ 

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