関西・笑いの魔力・プラス文化論
(2001年3月)

1.大阪へ行こう

2.えんえんと二人・パぺポの凄さ

3.三都物語はヨーロッパ中都市模様

1.大阪へ行こう

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私は関西の笑いが大好きです。

これは外国語でCOMMUNICATIONをとるときに、のりの良さというようなものを関西の笑いのなから学ぶことが多いからです。

( ここをクリックすると ”同時通訳・ENGLISH 03 - マルチ才人・小西克哉氏” へリンクします。)

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私の関西の笑いが好きなのは、自分で言うのも変ですが、結構DEEPなものがあります。たとえば以前は吉本興業が発行する月刊誌、といってもA5ぐらいのとても小さいサイズで数十ページの薄いものですが、これを有料購読していた時期が何年かあります。吉本のタレントのこと、特に関西にいなければわからないような情報や、タレントこぼれ話、タレントリスト、EVENT情報などが載っているものです。このEVENTのことを東京のプロダクションなどでは“営業”といいますが、関西では“余興”といいます。とても不思議な表現だとTOKYO SIDEの人間としては感じます。

この月刊誌の定価は、わずか100円です。吉本興業の劇場(このいい方もTOKYO SIDEの人間には不思議な表現です)、たとえばグランド花月などで売っているものですが、郵送してもらうために年間購読料として5,000円ぐらい払いました。

これをグランド花月の売店で見つけた時は、わたしにとってEPOCHMAKINGな出来事でした。まさに狂喜乱舞?したものです。もっとも、なぜグランド花月へいったかということの方が、多分、他の人にはあきれられるようなことです。それはグランド花月は,以前はなんば花月といっていたのですが、これを改装して本格的な吉本興業の複合お笑い劇場(各種の食堂−レストランという感じはしませんでした、吉本関連グッズ売店、デイスコ・DESSE JENNY‐これは明石家さんまが、じぇに(銭)でっせ を逆さまにしてネーミングしたことで有名です− など)にしたのですが、私はこのオープン興行をみるだけのために大阪まで行ったのです。

こんな関西お笑いフリークも、あまりTOKYO SIDEにはいないのではないか−とひそかに自負しています。

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2.えんえんと二人−パぺポの凄さ

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はじめて大阪に行ったときに見たテレビ番組に、私は大げさでいうのではなく、思わずひっくり返りそうになりました。その番組のタイトルは“夜はクネクネ”というもので、いわゆる業界人がいうところの大阪ローカルタレントが、夜の大阪をただぶらぶら歩きながら、その辺にいる人とただ話しかけたりしながら1時間もたせる ― といった内容だったと記憶しています。しかも生放送!− まさしく何だこれは!? といった番組でした。

今では割とTOKYO SIDEでもやるような企画ですが(しかし、さすがに東京キー局だと生はやらないと思う)、これはすごい番組だと私は思い、さらに関西の“魔力”に取り憑かれました。しかし、これはよく考えてみると、ただ予算が少ないことが第一の要因だったわけです。

この伝統をひきつぐのが、現在TV朝日の深夜にかろうじてON AIRしている”探偵ナイトスクープ”です。上岡龍太郎氏が”引退”という名のもとに現在はMCをやめていますが、やはり彼がいないといまいちピリッとしません。

彼の真骨頂は、なんといっても、松福亭鶴瓶とのただただ二人でえんえんと毎週一時間話すだけ、という極めつけの番組”パペポ”でしょう。これは関西人というのは、なんと生きていることをうまく楽しむ人達なんだろうと、私は感服した番組です。関西に行ったときに、初めてみたときは、まだ東京ではネットされていませんでした。約2年後に、深夜とはいえ日テレでスタートしたことを、番組ガイドでみたときの、そのうれしかったことは今でも記憶に残っています。

これは、巨人戦の放送延長時間による録画時間のずれも、ものともせずに毎週がんばってビデオにとり今でも何十本ものTVRテープを持っており、たまにまだ見ることがあります。

あのようなトークの楽しみ方は、なかなかTOKYO SIDEの人間にはできるものではないと思います。まさに人生を楽しむ達人文化が関西にはあるといえるでしょう。本当にうらやましいかぎりです。

知っているのに少なくとも、2回はぼけてみせて、3回目にはきちんと話にオチをつける − これは東京にはないものというか、できないワザです。

やはり、千年は遅く開かれたところ(鎌倉幕府)では、まだまだ文化の土壌が肥えていないのではないかと思われます。

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3.三都物語はヨーロッパ中都市模様

はじめに個人的な事情を申し上げますが、私が関西に行ったのはすでにヨーロッパ、U.S.A.、アジアなどに何度も行った後です。なぜこのようなことをお断りするかというと、この状況が私の場合、関西に行った時の感じ方を、日本以外のところの印象で受け取ってしまうことが多いということです。

かなり前にJRのCMで表題の三都物語というのを記憶していますが、はじめて関西に行った時に、京都、大阪、神戸の“三都”に、ヨーロッパの中都市の関係を感じたのです。ヨーロッパの場合、大都市というのは多分Parisだけの感じがします。Londonが少しそれに近いものがあるとは思いますが、他の都市はいわゆる中都市や小都市でなりたっていて、それぞれの都市がとてもindividualな関係にあるような感じがします。ドイツ、イタリアなどには特にそのような印象があります。

私は京都、大阪、神戸にもそのようなindividualな関係というかお互いの都市模様を強く感じたのです。残念ながら、奈良には行ったことがないのですが、多分、奈良もそのひとつとしての雰囲気というかindividualな関係を保っているのではないかと推察するのですが、、、

もうひとつ全然違った部分での印象ですが、大阪に関してですが、阪急側と阪神側にはまた別の受け取り方をしました。これは、あくまでも私個人の感覚ですが、TaipeiとHong Kongとはどんな違いを感じるかということを行った方には理解していただけると思いますが、Taipei=阪急側、Hong Kong=阪神側といった印象を持ったのです。駅の周辺やデパートなどにそんな雰囲気を感じとったのです。もっとも地下鉄ができてからのHong Kongは全く違う感じの都市となりました。

こんな受け取り方をするのは私だけかもしれませんが、、、

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