ロイド「ゼロス」
ゼロス「んあ?なんだ、ロイドくん。俺様になんか用?」
ロイド「前、ガオラキアの森で亡霊だか悪霊だかの話してただろ?」
ゼロス「ああ、そう言えばしてたっけかなぁ。信じるなんて馬鹿正直だったねぇゼロスくんもがきんちょも」
ロイド「あれ、本当にいたぜ……」
ゼロス「はぁ?」
ロイド「見たんだ、俺。前行った時にゼロスの後ろをついてく血だらけの盗賊みたいなの」
ゼロス「あのなぁ、前にガオラキアの森に行ったのは一週間以上も前だぜ。その上、ロイドくんってばすげー平然としてたじゃねぇか。その反応からして絶対嘘」
ロイド「ちぇー、ばれたかー」
ゼロス「ばれるっしょ、そりゃ。んで、なんでいきなりそんなこと言い出したの?」
ロイド「テセアラにはないのか?エイプリルフール」
ゼロス「エイプリルフール?」
ロイド「簡単に言うと嘘言って良い日」
ゼロス「そりゃおもしそうな話だなぁ。なぁなぁ、誰かだましに行こうぜぃ」


そして……


ジーニアス「何やってるの、二人して」
ゼロス「おおっ、良いところに獲物が!(こそこそ)」
ロイド「え、ジーニアスかよ。いままでジーニアス騙せたことないんだよなぁ(こそこそ)」
ゼロス「んじゃおれさまの出番だな。ロイドくん、ネタ、使わせてもらうぜ♪(こそこそ)」
ロイド「お、おいっ(こそこそ)」
ゼロス「がきんちょ、ガオラキアの森で言ったこと、覚えてっか?」
ジーニアス「あ、うん。けど……、なんで?」
ゼロス「俺様さー、前ホントに亡霊に襲われたんだぜー?こえぇよなー?」
ジーニアス「やっぱり……」
ゼロス「ギクッ(もう嘘だってバレちまったか?)」
ジーニアス「ゼロスの後ろについて回ってた人、森を出た途端いなくなってたから、何かあったのかなって思ったけどやっぱりあったんだ」
ゼロス「へ?」
ジーニアス「大丈夫だった?あの人が亡霊だったんでしょ?」
ゼロス「な、なーに言ってんだよ。ったくー、がきんちょまで俺を担ごうってのか??」
ジーニアス「はぁ?あ、盗賊が嘘だったって事?確かに、女の人だったしね」
ゼロス「ど、どういうことなんだ……、ロイドくん?」
ロイド「今日って、エイプリルフールだろ?ジーニアスにしては珍しいタイプの嘘だよな」
ジーニアス「え、今日ってそうだっけ?って何、僕騙されたの!?」
ロイド「やった、初めてジーニアス騙せたぜ!ゼロス、サンキューな!」
ゼロス「え?」
ジーニアス「何だよ、せっかく心配したのに」
ゼロス「え、ええ?」
 2人この場から去る。

ゼロス「が、がきんちょ〜、ジーニアス〜。さっき言ったこと嘘だよな??最初から嘘なんだよなぁ!?」

 亡霊の話は嘘か誠か。
 一度幽霊を見ているジーニアスの話だからこそ真実みがある。
 ゼロスが騙されたのか否か。
 真実はジーニアスのみが知る。
 残されたゼロスは1人、イヤな寒気を感じて2人の後を追ったのだった。