1998年夏、上海と北京で受けた屈辱を胸に(笑)、
21世紀最初の年明けは中国雲南省、昆明で迎えました。その時のレポートです。
| ◎昆明レポート(1) 2000年12月31日から2001年1月3日まで昆明に出かけてきました。僕にとって中国は2回目で、前回は1998年の8月に、上海・蘇州・北京を訪れ、漢民族の人の悪さに毎日腹を立てていました(笑)。たった1週間の滞在でしたが、詐欺行為には2回も引っかかるというひどい有様でした。 さて、今回はそんなつらい思い出を胸に2度目の中国。本当は同じ雲南省でもバックパッカーに人気の大理や麗江にも行きたかったのですが、4日間の滞在ですので省都の昆明1本に絞ることにしました。日本エアシステム利用で、行きは午後1時半到着、帰りは午後3時半出発の割と滞在時間のある便でした。 行きは5時間と、結構長いフライトでしたが、映画が面白かったのと(「オーロラの彼方に」でした。)、 連日の仕事で疲れていたのでよく眠れ、退屈せずに昆明に到着しました。客層は中高年のパックツアーのカップルがほとんどでした。入国手続きを終えて、空港内に1ヶ所しかない銀行で両替を済ませて、そんなにしつこくないタクシーの客引きを丁重に断りながら、立派な空港を出て、5元(約75円)のリムジンバスに乗りました。 |
| ◎昆明レポート(2) 泊まる所はあらかじめ日本で予約しておいた「昆明飯店」。4つ星ホテルで、1泊6,800円でした。普通ならこんないいホテルには泊まらないのですが、何せ短期滞在ですので、豪華一点主義に徹しました。街中までは空港からかなり近く、渋滞の中でもわずか20分ほどで到着しました。ホテルの部屋も文句なしで、まずは荷物を下ろしてひと安心です。 昼食は近くの食券制の食堂で、「過橋米線」という、油の入った熱いお湯に具や米の麺を入れるラーメンを食べました。10元(約150円)。ウエイトレスのお姉さんは僕らが中国人でないのを知って、具を上手に入れてくれました。 初っ端から「他の中国とは違うな〜」という印象を受けました。僕が料理の写真を撮ると、お姉さんたちはこっちを向いてクスクス笑っていたのが印象的でした。 |
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◎昆明レポート(3) |
| ◎昆明レポート(4) 昆明は人口300万人の大都会で、他の雲南省の地域へのアクセスポイントとして非常に便利な場所です。しかし、昆明自体にはそんなに観光する所はありません。昆明近郊で一番の観光スポットは、カルスト地形の尖った石が切り立っている「石林」です。ツアーもたくさん組まれていますし、鉄道の昆明駅からツアーバスが出ています。ツアーだと入場料や昼食代全て込みで200元(約3,000円)程度です。僕等は30元(約450円)のツアーバスを利用しました。10人乗りのバスで、6人以上集まらないと出発しないので、9時出発予定が10時半頃になりました。そのバスで約2時間ほどで、石林に到着。少数民族のお姉さんたちが有料でガイドをしてくれますが、中国語のみなのでもちろん頼みません。石林の入場料は55元(約825円)と高めですが、十分にその価値はあるでしょう。外国人のみならず、中国全土からも観光客が押し寄せています。 |
| ◎昆明レポート(5) 何気なくぶらぶらと街を歩いていた時のことです。売店の前のポスターに目が行きました。それは、桃のジュースのポスターでモデルの女の子が浜崎あゆみそっくりなのです。僕はビックリして、「これ浜崎あゆみじゃない?」と連れに行ったら、「これは明らかに浜崎あゆみだよ。」と言い返して来ました。 写真は別に合成ではないし、きちんと中国語で書かれたジュースを手にしています。あんまり珍しいので写真を撮って来ました。彼女が中国まで行って撮影してきたのでしょうか?それともジュースの会社が日本にやってきて依頼したのでしょうか?それとも、ただのソックリさん?それとも、合成写真? とにかく、珍しいので下に載せておきます。このポスターは何度か見たので譲ってもらったらよかったと後悔しています(別にファンではありませんが・・)。これについて詳しくご存知の方、メール下さいね。 |

| ◎昆明レポート(6) ホテルの近くには市場が立ち並んでいたので、僕等は足げく通いました。市場は面白いです。たとえ買うものがなくても、観光客のいない地元の人たちの生活を垣間見ることが出来るからです。しばらく歩いていると、食堂が目に付きました。そこでは麺を手でこねて作ったり、包丁で麺を削ったり(刀削麺)、日本では中華街などでしか見られない光景がありました。職人の手作りによるそのラーメンは、小が2元(約30円)、大が3元(約45円)という値段で、高校生たちが遊びの帰りに立寄っている所も見られました。 僕達もそんな食堂で何度かメシを食べました。言葉は全く通じませんが、勘定を済ませて帰る時に、「また来てね。ありがとう。さようなら。」と言った感じで笑顔で見送ってくれる所に、雲南省の大らかさを感じました。 |
| ◎昆明レポート(7) 僕は旅行に行けば必ずその国のカセットテープやCDを買って帰ります。ですので、今回もホテルの近くのCD屋に行きました。その店には「3枚10元(約150円)」や「5枚10元」という風に格安のCDが山積みになって置いてありました。その中にはタイタニックのサウンドトラックや、鈴木あみのアルバムなどもありました。ただ、特に興味がなかったので、普通に売っているCDを数枚買いました。それでも1枚たったの8元(約120円)。最初はベトナムの様に海賊盤かなと思ったのですが、立派な店構えの上に、歌詞カードもしっかりしていました。また、デパートでは宇多田ヒカルのVCD(13曲入り)を買ったのですが、わずか15元(約225円)。全部で10枚ほどCDやVCDを買ったのですが、1,500円程度で納まりました。音楽好きの僕にとっては正に買い物天国でした。 |
| ◎昆明レポート(8) 夕方、翠湖公園という所にバスで向かい、そこからしばらく歩いていたら美容院が目に付きました。一見、変哲のないちょっと洒落た若向けの店なのですが、その横には中国語で、「ナントカラーメン4元」と書かれていて、髪を切られている人やその他の人達も美容室内外でラーメンをすすっていました。日本では見られない光景に僕等は驚き、あわててカメラを出して写真を撮ろうとしましたが、若いお姉ちゃんがラーメン鉢を持ったまま中国語で何かベラベラと話してきました。何を言っているのかは全く不明でしたが、ひょっとしたら怒っているのかもしれないと思い、僕はカメラをしまって足早にその場を去りました。 さすが中国。美容院でもラーメンを食べるなんて・・。 |
| ◎昆明レポート(9) 公園や観光地、バスの中など至る所で中国人は「種」を食べては、その殻や食べかすを散らかします。スーパーなどで良く見られるのが、お馴染みひまわりの種と、かぼちゃの種。僕は以前台湾に行った時にひまわりの種(もちろん殻付き)を買いましたが、殻を剥くのに時間が掛かるし、剥いた後の身も特に美味しいというわけではありませんでした。ですので、今回はかぼちゃの種を買ってきました。たっぷりと200g入っていて約100円でした。中国の物価に対しては結構高いかもしれません。ですが、こっちは殻付きでも何とか食べられるし、殻を剥けばなかなか美味しいです。友達にもあげましたが、割と好評でした。やや塩味が効いた感じです。普段なら捨ててしまう種ですが、おやつとして利用している中国の合理主義を実感できます。 |
| ◎昆明レポート(10) ある5つ星ホテルに立寄った時、エレベーターのそばに「マッサージ」の看板があるのに目が行きました。全て漢字で書かれているのですが、だいたいの意味は分かり、旅の疲れを取ろうと、さっそく6階の「サウナ&マッサージ」のフロントに行きました。 そこはさすが5つ星ホテルらしく、エクゼクティブな雰囲気でしたが、表示によると足裏マッサージはわずか38元(約570円)。僕等はそれをお願いすると、奥の広い部屋へ通されました。しばらくすると中年のマッサージ師男女2人がやって来て、僕等の足を揉み始めました。その後すぐにかなりかわいいお姉さんが僕らに果物とお茶を持ってきて、お茶がなくなるとすぐに注いでくれたりと、正に至れり尽せりのサービスでした。 気の小さな僕は、「最後にかなりの額のチップを要求されるんだろうな。それにこのフルーツもいくらなんだろう・・。でもこれだけのサービスだから構わないか」等と勘ぐっていましたが、30分ほどしてマッサージが終わるとそのままフロントまで案内され、1人当たり38元しか取られませんでした。(上海のマッサージは何でもかんでもチップを要求したので・・)心も体もいい気分になって街を再び歩きました。「やっぱり昆明の人はいい。」こんな小さなことでもいちいち感激する僕なのです。 |
| ◎昆明レポート(11) 中国ではこの間まで日本語ブームだったそうで、怪しい日本語がプリントされたシャツなどがかなり流行っていたようです。(日本で着られているシャツにもたまに間違ったスペルの英語が書かれていたりしますが・・)それはお菓子にも反映されていました。 百貨店の食品コーナーに入り、お土産用のお菓子を物色していました。日本の「コアラのマーチ」や「果汁グミ」なども人気で、日本と変わらぬ値段で売られていました。それは日本のライセンス物だからいいのですが、次に僕は「ジューC」に目が行きました。見た目は全く同じなのですが、よく見ると、「ジュースのC」などと書かれてあり、メーカー名も、「たみら」などと訳の分からないひらがなで書かれていました。明らかにメイドインチャイナのコピー商品なのです。面白そうなので、値段を店員に聞いてみると、「4元(約60円)」とのことです。日本のパクリ商品なのに、値段は日本のものと同じ・・。バカバカしくなって店を出ました。 |
| ◎昆明レポート(12) 帰り際、空港に向かう時、時間がなかったのでこの旅初めてのタクシーを使いました。僕はかつて中国・北京でスロットマシーンの様にメーターが回転するタクシー(笑)を経験したことがあるし、釣りはごまかされるし、など、中国のタクシーに乗るのは抵抗がありました。 昆明のタクシーは初乗り8元(約120円)で、空港も比較的近く、着く頃にはメーターは約19元 を指していました。「20元払っとけばいいな。」と思うと、運転手が飛行機の出発口と到着口を間違えたらしく、同じ道をもう1周し、メーターは上がってしまいました。僕は「あらら。まあしょうがないな。」と思い、22元をタクシーの運転手に払うと、「いやいや、俺が道を間違えたのだから20元でいいんだ。」といい2元を僕に返して、笑顔で去っていきました。すごく些細なことですが、こんなことはアジアでは本当に珍しいことです。最初から最後まで昆明の人達の優しさに触れることのできた旅でした。 |
| ◎昆明レポート(13) 昆明の中心部には若者好みのブティックがたくさんあり、店員もみんな若くてオシャレです。僕らも見た目は中国人とさほど変わらないのでよく呼び止められました。そんなブティックには日本と同様に流行りの音楽が流れているのですが、そんな時店員達は店に出て手拍子を打って客の注意を引くのです。原始的な考えですが(失礼)、日本では見ることの出来ない風景なので、なかなか面白いなと思いました。ちなみに服は日本の3分の1程度と安かったですが、デザインはいま1つでしたね。(笑) |