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| 「芭蕉布」 |
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芭蕉布は、沖縄特産の糸芭蕉の繊維を織った布で、昔から庶民のふだん着として 各家庭で盛んに織られていたが、戦後は生活様式の変化により芭蕉布の伝統も 途絶えそうになった。 大宜味村喜如嘉は戦前から芭蕉布の産地として知られて いたが、平良敏子氏らの情熱と努力でこれを復活させ、村の夫人達の共同作業で 生産技術が今日に受け継がれた。 喜如嘉の芭蕉布はすべて天然の材料を用い、糸取りから仕上げまですべて一貫した 共同作業によって作られる。 手結び式の絣染め技法は沖縄絣の特色をよく生かし、南国情緒をたたえた織物と して全国的に高く評価されている。保存会は国指定の重要無形文化財 代表の平良敏子氏は人間国宝(国の重要無形文化財)に 2000年6月6日指定・認定 喜如嘉芭蕉布事業共同組合 〒905-1303 沖縄県大宜味村字喜如嘉1103 TEL 0980-44-3251 大宜味村立芭蕉会館 〒905-1303 沖縄県大宜味村字喜如嘉454 TEL 0980-44-3033 (芭蕉布の里より) |
| 「芭蕉布が出来るまで」 (大宜味村立芭蕉布会館のパンフより) |
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| 芭蕉には、実芭蕉(バナナ)、花芭蕉、そして芭蕉布の原料となる糸芭蕉の3種類がある。一反の布を織り上げるのに必要な 糸芭蕉の数は、およそ200本。繊維が採れる様にになるまでに成長するには3年かかる。 |
| 芭蕉の幹は、ちょうど竹の子の様に何枚もの皮でおおわれていて、これらの皮を薄くはがし、さらに表と裏に裂いた後に 表部分だけから繊維を取り出す ★ 芋倒し(うーとーし)、芋(うー)剥ぎ、芋(うー)炊き、芋(うー)引き、芋(うー)干し、チング(芋を毬状に丸めた物)巻き |
| 繊維は、長さが1,5mしかないので、それぞれをしっかりと結び合わせ、一本の糸にする。この作業はすべて手作業であり、 厳しい忍耐と注意力が要求される。 ★ 芋積み(うーうみ)、管巻き、撚り掛け、 |
| 出来上がった糸は、反物の長さに整経され、絣くくりをしてから染色する。染料はすべて天然染料で、主に琉球藍とテカチ (車輪梅)が用いられる。この様に幾つもの工程を経て、やがて高機(タカバタ)で製織される。 ★ 整経、煮綛(にーがしー)、絣結び、てーち(車輪梅)染め、えー(琉球藍)染め、絣解き、糸繰り、仮筬(かりおさ)通し 巻き取り、綜絖(ふぇぇー)通し、筬(おさ)通し、織り |
| 織り上げられた芭蕉布は、最後に木灰汁で炊き、その後水洗いして、さらに米粉とお粥を加えて発酵させた「ユナジ」で もまれる。こうする事により芭蕉布独特の色としなやかさがでてくる。芭蕉を切り倒してから5〜6ヵ月後、芭蕉布は やっと日の目を見る。 ★洗濯 @汚れ落とし A灰汁で煮る Bゆなじに浸す C干す D祖ちまんき(引き延ばす) 布引き@布目を整える A干す Bまたちまんき(引き延ばす) C布引き D布目を整える Eアイロンかけ |