『NEVER EVER』



Chapter 1 ―口の悪い天使―

もしもたった1つだけ 願いが叶うなら
君は何を祈る・・・?

私の名前は、
幼なじみのに、恋してる。
大好き。の事。
ずっと昔から、優しくて。
いつも頼りになって。
そんなを、ずっと昔から好きだったよ。

―学校の帰り道―
「ふぃ〜。今日も学校疲れた〜。」
「今日は俺も何か疲れたー。」
「とか何とか言っちゃって、掃除当番サボってきたんじゃないの?」
「えっ、何で知ってんの?! 学校違うのに。」
の考えそうなことじゃん。(笑)」
 家は隣同士。
学校は違うけど、いつもこうやって一緒に帰ってる。
この時間が、1番好きなんだ。
を独占できるから。
は、私とだけしゃべってくれるから。
「じゃぁな、!」
「おぅ! また明日な!」
〜、バイバイッ☆」
「ばいばい☆」
 この通り、は人気がある。
男の子の友達も多いし、女の子だっていっぱい寄ってくる。
それが最近、不安になる。
私とをつなぐものは、『幼なじみ』って言葉だけなんだから・・・。
―家の前―
「じゃぁね、。」
「明日は寝坊するなよ〜。(笑)」
「解ってるよ!(笑)」
「じゃあな〜。」
 そして、お互いの家に帰る。
これが日課になってた。
いつまでも、この日々が続くと思ってた。
の部屋―
「はぁーっ、疲れた。」
「お疲れさま。」
「本当、疲れまくりだよ!」
「世の中もおしまいだよな。」
「そうそう。・・・・・って、えぇぇっ?!」
「どうしたの?」
「どうしたのって・・・あんた誰?!」
「俺?」
 少し間をあけて、彼は口を開いた。
「天使。」
「天使・・・って・・・本物?」
「ウソついてどーすんだよ。」
「だって何か・・・口悪いんだもん。(笑)」
「天使にも色んな奴がいるんだよ! 俺は問題児の方だよ。」
「問題児?」
「そう。ちょっと悪さしちゃって、人間1人を幸せにしないと戻れないんだよ。」
「じゃぁ何、それで私を選んだの?」
「お前、この間流れ星に願い事してただろ。」
「・・・・・あっ。」
 そうだ。この間、初めて流れ星に願い事を3回言えたんだ。
「だから、何か願い事があるのかなぁって。」
「ある・・・よ。」
「俺は、1つだけしか叶えられないからな。」
「1つ?」
「よく考えて決めろよ。1つだけ、願いを叶えてやるから。」
「うん。でも決めるのは、もう少し後でもいい?」
「1週間後のこの時間に聞く決まりなんだ。それとしばらく俺、お前について回るから。」
「え。」
以外には見えないから大丈夫だよ。」
「・・・・・。」
「着替えの時は消えてやるからさ。別に見たくねーし。」
「何それ〜。それが天使の言う事?」
「天使が必ずしも、優しく笑ってる人だとは限らねーんだよ。」
「はいはい・・・。」
 こうして、何だか不思議な生活が始まった。
天使の名前は、シオンというらしい。
何か幻想的な名前・・・。
一応男の子で、口調からして、同い年くらいかな。
ただ、身長が5cmってトコが面白い。(笑)
シオンは、私の肩に乗ったり、ふよふよ飛んでたりしてる。
願い事・・・かぁ。たくさんあるけど、何にしよう・・・?

―学校―
 今は授業中・・・。
ヒマだな〜と思っていると、シオンが話し掛けてきた。
「なぁ〜。あの呪文は何だ?」
「あれは図形の体積の公式! 天使ってそんなのも分からないの?(笑)」
「俺は特別なのーっ!」
「うるさいなぁー、少し黙っててよ。」
 と、前を向くと先生がいた。
「・・お前も少し黙っておけ!(怒)」
「はぁい・・・。」
 怒られたぁ・・・。(泣)
これもシオンのせいだ!!
だって、シオンは他の誰にも見えないんだから・・・。
―放課後―
「さぁて、のお楽しみタイム♪」
「なぁに浮かれてんだよっ。」
「だって今からと一緒に帰るんだも〜ん。」
?」
「そう。」
って・・・誰だよ?」
「私の幼なじみ。男の子だよ。」
「いや、男ってのは名前から分かるんだけど・・・。(爆)」
「あぁ、そうだね。(笑)」
「好きなのか?」
「ま、まっさかぁ! そんなワケないよぉ。」
「ふーん。」
「あ、来た!」
「お、おい待てよ!!」
 私はの元へ走った。
の学校の方が遠いから、迎えに来てくれる。
そして2人で一緒に帰る。
それが当たり前だったんだ。
幸せは、絶対に無くならない、って・・・信じてたんだ。
「うぃーっす。」
「今日もお疲れさま〜☆」
「早く帰ろー。腹減った。」
「あ、うちのお母さんが今日ケーキ作るって言ってたよ。」
「じゃぁんち遊びに行く。決定☆」
 そしては走り出した。
「走るの速っ・・・。(^^;)」
の家―
「あ、お帰り〜。くんも来たのね、いらっしゃい。」
「ただいま!(笑) おばさん、ケーキは?!」
「今日のは大成功〜♪」
「じゃぁの分より多く、俺にちょーだいね☆」
 ・・・あーもうっ!!
私よりケーキが大事かっ!!(爆)