Dumble インタビュー(制作中)

※Web上で公開(?)されているギタープレイヤーマガジン1985年9月のハワード・ダンブルへのインタビューについて、翻訳してみました。かなりいい加減な訳だし、端折っている部分もあるので、できれば原文もぜひお読みください。また、著作権上もやばいことは重々承知しているので、誰かに突っ込まれたら、すぐに消しますので。

アンプ・ウィザード ハワード・ダンブル

Guitar Player Magazine - 1985年9月
by Dan Forte

Howard Dumble(1985年9月)(訳者注:現在は、Alexander Dumbleと呼ばれているらしいです)はベーカーズフィールド(カリフォルニア)で育ち、12歳のときにトランジスタラジオを組立て始めました。
彼は、16歳の時にギターを弾き始め(彼は後に、作詞作曲家のジム・ウェブと共にスタジオミュージシャンとしての活動も行っていた)、1965年には、Venturesによって使用されたMosriteのために一連のアンプを組立てました。そして1968年には、カルフォルニア州のサンタクルスで、彼の最初のアンプショップができました。
その翌年、彼は、Explosion model Amplifier(オリジナルのプロトタイプはまだ稼動しているとのこと)とともに世に出てきました。このモデルは、後にOverdrive Specialに発展していきます。

現在(訳者注:1985年)、彼のアンプのラインナップには、7つのベーシックモデルが存在しています。

    Overdrive Special
    Steel String Singer
    Winterland
    Dumbleland (for bass,guitar)
    Rack-mount Phoenix
    50-watt Dumbleman
    Dumblelator

アンプ製作を始めた頃からずっと、全ての個体は、彼個人が組み立てています。それらは、法外な高値にもかかわらず売れます。-スタンダードの100ワットのオーバードライブヘッドは1,925ドルで売られています。スティール・ストリング・シンガーとダンブルランドは、オプションなしで5,000ドルという定価です。ダンブルアンプはいつも需要があります。そして、ハワードは彼の手作りによって、注文に応えていきます。

デヴィッド・リンドレーとジャクソン・ブラウン以外に、Dumble Ampを使っている主なミュージシャンは以下のとおりです。

    ラリー・カールトン
    ボニー・レイット
    グラハム・ナッシュ
    スティービー・レイ・ヴォーン
    ジェイ・グレイドン
    ライ・クーダー
    トム・ヴェルレーヌ
    エリック・ジョンソン
    スティーブ・ルカサー
    ロベン・フォード
    ディーン・パークス
    カルロス・リオス
    ビーチボーイズ
    クリストファー・クロス
    ティラン・ポーター
    ジミー・ハスリップ
    ジェリー・ミラー
    トム・ロテラ
    ランディ・カルフォルニア
    テリー・ハガティ
    リック・ビートー
    ケニー・ロギンズ
他にも多くの人がダンブルアンプを使用しています。(訳者注:最近ではカルロス・サンタナも)

彼のアンプがいかに特別なものかを話す時、彼は技術的な専門用語ではなく芸術的な言葉をを使用します。彼は、「それは"結果"にすぎない。」と強調します。
「それはエモーショナルな影響であり、本当に重要なことです。」、「テクノロジーとそれは、2次的なものであり、単なる”乗り物”に過ぎません。」「アイディアはたくさん楽しむことです。」

以下、インタビュー。

質問:あなたの作ったアンプは、ほとんど故障しないという評判があります。あなたはどのようにして、そのような耐久性を持つように組み立てるのですか?

Dumble:それは、非常に用心深く隠される秘密です。実際に、アンプの一部分のみを調べたところで、私が何をしたかを知ることはできないでしょう。 私には、アンプが稼働し続けるようにする秘密があります。 大抵のアンプメーカーでは、技術の誤用があります。良いサウンドを得るために可変変圧器で170ボルトを出力し、アンプを破壊する必要なんてないんです。

(訳者注:これは逆説的にいうと、各真空管へのプレート電圧にマージンを持たせることの重要性を言っているのでしょうか。一時期のハイゲインアンプには、プレート電圧を最大規格以上に上げるという方式も存在していました。大事なのは、安定した稼働というのもDumbleAmpを語る上で大事な点なのでしょうか。)

質問:どのようにして、あなたはエレクトロニクスの技術を学びましたか?

Dumble:まず、私は音楽を愛しています。それだけです。いつだって、音楽がパッション(情熱)です。私は、子供の頃、よくLes Paul and Mary Fordを聴いていました。また、私の家族はエンジニアでした。;私の父は最初のオートマチックトランスミッションの1つを開発しました。私にとって、技術を吸収することは易しいことでした。ものを作るために、技術はそこにあったんです。また、私は、それでいくつかのお金を稼ぐことができるのを発見しました。私は、学校の子供達のために、5ドルで、小さなポケットラジオの製作を始めました。 それは、非常に良い出来だったので、たった1日で、みんなが私の作ったラジオを持つこととなりました。教室中は、ローカルラジオステーションの小さな騒音で一杯になり、耳をふさがなければなりませんでした。ですので、最終的には私は教師にこっぴどく怒られました。

質問:最初にアンプを作った時、何にインスパイアされましたか?

Dumble:私は、当時高校3年生でした。ある日、ジャックスミス(あだ名なのか文字通りの意味なのか不明)と呼ばれる奴が、少年野球協会のために機材を作って欲しいと言いました。彼は、「材料の部品は山のようにあるんだ」と言いました。私は「OK!」とその話を受けました。私たちは、大きい倉庫に入っていき、できるだけ多くの部品を集めました。彼の言うとおり、そこには「部品の山」があり、すべて自由だったんです。私達は、野球場にいる人間に聞こえるように、巨大な200ワットのパワーアンプを製作しました。私の知るところでは、それはまだ動いているということです。 次にジャックと私は、いくつかのデュアルショーマン対応のアンプを作りました。ただ、私たちは、フェンダーのトランス−これは非常にタイトに鳴ってくれるんです−を手に入れることができなかったので、David Haflerのトランスを使っていました。これは非常に並はずれたサウンドでした。

質問:あなた自身のアンプを作る前に、あなたはフェンダーやギブソンなどの他のアンプを分解したりしましたか?

Dumble:私は、記憶だけに頼って、それらの回路図を書くことができますよ(笑)もちろん、私は従来のアンプだけではなく、他のアプローチも吸収しなければな りませんでした。 事実上、私が60年代後半にした古いFenderの改造はまさに後の多くのハイゲインアンプと同じ回路図でしたね。

質問:あなたはどのようにベンチャーズのためのアンプを作るようになったんですか?

Dumble:私は、当時、ベーカーズフィールドの学校に通う18歳の子供でした。そして、私はSemie Moseleyに会いに行きました。Moseleyは、私がそこに近づく唯一の手段でした。私は、厚かましい顔で歩きながら言いました。「私には、他にはないようなサウンドがあります。あなたはそれを聞いた方がよいですよ。」そして彼を夢中にさせました。「これは私の今まで聞いた中で最も良いものだ。」と彼は言いました。彼は私に10台のアンプの製作の発注すると申し出ました。彼は、部品を買い、また週当たり90ドルで私に4週間分のお金を支払いました。 そして私は、自由に製作を始めました。まだ、子供ですぎなかった私が、10台のアンプの生産を始めていました。それらは、モズライトアンプと呼ばれていましたが、私の設計でした。実際には11台を組み立てたんですが、私の手元にオリジナルの1台がまだありますよ。ベンチャーズはそれらを演奏し続けてくれました。また興味も持ってくれましたが、彼らにとってはちょっとロックすぎるサウンドだったようです。彼らは、私とともに、ビジネスを始めたがっていましたが、、私はそれに反して、スタジオでの音楽活動と、バンド活動に戻りました。

質問:あなたの初期のアンプには、その頃の他のアンプにはないものがありましたか。

Dumble:ええ、私の作ったアンプは、当時の他のアンプに比べ、より周波数帯域の幅が広いという事実が確かにありました。 私が初期のギターアンプで気が付いたのは、それらが特にローエンドに制限がかけられていたことです。 しかし、適切なミッドレンジと高域のレスポンスを保つには、慎重になる必要があります。私は早くからそれを見つけていました。 ハイファイ的な回路で作ったとしても、それがギターサウンドを再現するには、良いトーンであることを期待してもそうなるとは限りません。 ギターアンプは、ハイファイ的なオーディオアンプと比べると全体的に異なったレスポンス曲線を必要とします。 しかし、私は、プリアンプに少しだけ、ローエンドを加えることにより、演奏が味わい深く、また楽しくなることに気が付きました。

(訳者注:翻訳が良くないので補足を。初期のギターアンプでは確かに、キャビネットの構造も手伝って低域不足の問題はありました。だか らといって、低域を 増加させると、高域、中域不足にもなります。FATなサウンドというのは非常に難しいんですね。特に通常の3バンドEQにおけるベースコントロールは中域 とゲインにも大きな影響を及ぼすことは有名です。方法としては、やはり全体としてミッドレンジからローエンドのバランスのとれた設計とする。具体的には カップリングコンデンサやプリ管のカソードのバイパスコンデンサの数値を上手く調整するとともに、パワーアンプにおけるカップリングコンデンサやNFBのコンデンサの数値を選択する必要があります。)

質問:あなたがいったんアンプ作りを開始すると、ダンブルのフィロソフィーは発展しましたか?

Dumble:私はフレキシブルになろうとします。私はいつも私が作るものなら何でも最も良い意志で作られなければならないのを意識し ています。 安物であるものは何でも、決して持たないでください。いつもそれが働いて、完璧に見えるのを確実にします。 私が私が追いかける音を得るためのテクニックは手幅広く発展しました。それは、まだこれからも発展していくでしょう。 基本的に、私はOverdrive Specailは全ては同じような構造にしましたが、他のモデルは柔軟性をもつためにオープンにしています。

質問:Overdrive Specialになる前にExplosionはどんな変更が加えられましたか?

Dumble:アクティブな回路(訳者注:詳細は不明)を少し変更しました。またトーン回路も変更しました。しかし、プリアンプの後で 信号を処理するとい うコンセ プトは同じです。 他のほとんどのハイゲインアンプがプリアンプの前にゲインブーストを行っていますが、私は60年代後半にはそのやり方をやめています。 プリアンプのオーバーロードによって、ハーモニクスに乏しく、非音楽的な信号がもたらされます。また、ハーモニクスに関する多くの真空管の問題もありま す。したがって、私は、プリアンプの前で、音声信号を確立する方法を試しました。私の望むことは、電気的な問題のない、豊かなハーモニクスと美しいサス ティンです。

(訳者注:大変重要な部分ですが、詳細は不明です。)

質問:あなたは、Steel String Singerを製作する前に、Overdrive Specialの前身ともなるアンプを製作していましたか?
Dumble:1966年頃からDumblelandと呼ばれる一連のアンプを作り始めました。今もそれを作っていますが。それはSteel String Singerの前身ともいえるものです。私はそれに関しては特に変更を加えませんでした。それは時代に先んじているデザインでした。パワーがあり、また人 によってはシルキーでクリーンすぎるという評価を受けたアンプでした。最もスティービー・レイにとっては、それで完璧だったようです。そして、彼が激しく 演奏すると、Overdriveします。

質問:Overdrive Specialはなぜそれほど敏感にピッキングに反応するですか?

Dumble:それは異なる種類の信号の取り扱いです。Overdrive Specialでは、私は非常に激しいゲインレベルにアプローチします。直線的な領域の中では、私は信号に100万倍のゲインをもたらします。10mVの 入力信号に対し、10Vを取り出します。そして、私は安定性を保ちながら、このゲインを設定します。そして、それは非常に音楽的です。 Overdrive Toneへのアプローチで最も良い方法は"real slow"(訳者注:詳細は不明です)です。ゲインのコントロールを低く設定してください。上手に反応させるために、どうしたらよいか、大事なのはプレイ ヤーの指です。学んでください。Overdriveのパネルにおける秘密のコントロールは”レシオコントロール”です。そのコントロールは、どのくらいの オーバードライブがサーキットにフィードバックされるかを制御するものです。

(訳者注:非常に重要なポイントのようです。なお、とてつもなく高い増幅率といっておきながら、ゲインは低く設定しろとあります。個人 的にはプリアンプ上 のヘッドルームに余裕をとるべきということでしょうか?100倍のゲインの12AX7が4段、その間に減衰回路があるとすると、確かに100万倍程度で しょうか。直線性については微妙なところですが。)

質問:デヴィッド・リンドレーのために特別に設計したOverdrive Specialは標準のモデルとどれくらい異なっていますか?

Dumble:コンデンサーの値をある程度変えたかも知れないので、高域の反応が異なっていますが、回路は基本的に同じです。

質問:デヴィッド・リンドレーが言うには、サウンドを彼の求めるものに調整するため、あなたは、時々週末の彼のギターとダンブルアンプ を借りるとか。

Dumble:それは本当です。アンプはギターによって異なる反応をします。このため、私は、私の所有するギターではなく、プレイヤー のギターを使用する 必要があ ります。あらゆるギターの持つトーンに最適になるようにアンプを調整します。アンプは音の再生システムの重要な部分です。特に、ギターから伝わる信号に対 して非常に敏感である必要があります。 私のアンプ製作における哲学は、プレイヤーが頭に思い浮かべるサウンドを得ることを助けるということです。

質問:スティービー・レイ・ヴォーンは、彼のSteel String Singerを"King Tone Consoul."と呼んでいましたが。

Dumble:スティービーのものに関しては、いくつかの特別なものがあります。彼のアンプは、ベースアンプのように、ギターのレンジ を大きくカバーする ような改 造が行われます。 それは通常のリードギターの「シンガー」的なアプローチではありません。彼が好きであった1つは、ボリュームを上げても、サウンドが歪まないということで す。このため、非常に大きなサウンドが出ます。しかし、それでも彼が物凄い力でピッキングすると、時々歪むんです(笑) 彼は、彼のギターから信じられない信号出力を得ていました。そしてほとんどのアンプはそれを再現することができません。 彼は、私がジャクソン・ブラウンのために作ったベースアンプを最初のアルバムに使用しました。

質問:ダンブルアンプは、フェンダーデラックスをより、強力に、より丈夫なものにしたものだと言う、プレイヤーもいますが。

Dumble:それは外見に限って説明するには良い方法です。小さいフェンダーデラックスには、いくつかのすばらしい品質があります。 わずかな音のボ リュームです ばらしい倍音構造を手に入れることができます。特にあなた自身がプレーしている時、それは本当の喜びです。しかし、その音はグループアンサンブルには適さ ないでしょう。 また、回路は全く似ていません。私は真空管、トランス、およびノブを使用しますが、共通点はそこまでです。私が望む結果を得るために、私はユニークな回路 を使用しなければなりません。それは、私のトーンサーキットと、カップリングサーキットと私が位相反転の方法です。

(訳者注:Dumbleのトーンサーキットは、トーンシェイピングがユニークですね。位相反転回路はACバランスがユニークでしょう か?カップリング回路 とは何をさすのかは不明ですがDrive CircuitのInner Trimでしょうか。)

質問:あなたは、フェンダーアンプの改造を行っています。フェンダーアンプは、ダンブルアンプにもともと近い構造ということでしょう か?それともフェン ダーアンプの改造というのは妥協なのでしょうか?

Dumble:それは妥協です。フェンダーアンプをそのまま流用することは、実際の物理的構造から制限が多くなります。事実上、私がデヴィッド・リンドレーのアンプにSteel String Singer Modsを最終的に施した後、彼はもう私の改造したFenderBassmanを使用しなくなりました。 彼はサウンドに白い雲に浮かぶような透明感(訳者注:Dumble氏はこの手のエモーショナルな表現が好きなようです)と敏感なピッキングレスポンスを要 求しました。そして、私は特別な回路を思いつきました。私はFender社のシャーシを流用することができますが、その場合、全ての穴をふさぎ、その後、 また回路にあわせて穴を開けることになります。それらは、ほんの少しの変更ですが、実際には、部品と部品の間の0.5センチメートルの距離はサウンドにお いて大きな差を作ります。それは回路定数と呼ばれるものに関わるテクニックです。

質問:あなたのアンプの大部分には、ブライトスイッチとディープスイッチは別々に取り付けられています。これは両方を同時にしようする ことができるのです か?

Dumble:そうです。豊かな低音と、シルキーグラスのような高音を得ることができます。

質問:様々なモデルの出力はどれくらいですか?

Dumble:Overdrive Specialは100ワットですが、スイッチによって50Wに出力を下げることができます。また、特別に150Wのものも製作します。これはとても楽し いですよ。出力の範囲は、Hotel Hogと呼ばれる25Wのレコーディング用のアンプから、一番大きな出力のものは、サンフランシスコのコンサート・ホールにちなんで命名された450Wの Winterlandがあります。

質問:Overdrive SpecialとSteel String Singerは結合して使用することができないのでしょうか?
Dumble:フェニックスシリーズは、ラックマウント方式のアンプなので、異なるプリ部とパワー部を結合して使用することができます。オーバードライブ の有無に 関係なく、別々となっているプリアンプは全て、50W、100W、150Wのパワーアンプに接続することが可能であり、それらは同時に稼動させることも可 能です。 また、オーバードライブセクションを直列に結合することにより、2つのコントロールから、4つのコントロールを持つオーバードライブセクションに拡張する こととなります。

質問:様々なスピーカーを実験した後、あなたは好むのは何ですか?

Dumble:私はいろいろなものが好きなので、どれでも使いますが、最も用途が広いと思うのは、Electro Voice社のスピーカーです。しかし、JBL、Altecなどのメーカーも、各々の特徴を持ち、他社に負けないすばらしいスピーカーを作ります。 私はスピーカーを2つの分類に区分します。効率を優先したものと、効率が低いもの。両方とも上手く使うと非常に有効です。 低い効率のスピーカーは、セレッション、ジェンセンのようなものです。これらは、物理的な構造から、Altecs、JBL、およびEVと同じような音声出 力を同じ電気出力で得ることはできません。したがって、同じ音声出力を得るために、アンプを激しく稼動させることなりますが、この結果、異なる倍音構造を もったサウンドを得ることができるという利点があります。 私はJBLのサウンド、特にコードのサウンドが好きです。しかし、私は4インチのボイスコイルの非直線形の問題に、たくさん苦労をしました。(訳者注:何 を示すかは詳細は不明です。ちなみに、もとの英語は、 "I had a lot of trouble with 4" voice coil not traveling in a linear fashion"です) また、実際にコイルは、マグネットへショートすることもあります。Altec社のものにはそのようなことがなかったので、Electoro Voice社がEVMシリーズの製作を始める1979年まで、私はAltec社のスピーカーを使用していました。

質問:あなたのスピーカーエンクロージャー製作に関する考え方は他の会社とどのように違っていますか?

Dumble:私の作るスピーカーエンクロージャーは他のものとは異なっていると思います。私は2、3のサイドに支持されたバッフル ボードはあまり有 効ではないと 思っています。私はスピーカーエンクロージャーに関する全てについて、必要とされるトーンをもたらすように設計します。後面開放型スピーカーエンクロー ジャーでさえ、エンクロージャー内の空気が最適な条件になるように設計し、それを利用します。スピーカーエンクロージャーについてはまだ研究中でもありま す。私はこれからも役立つテクニックを見つけていくつもりです。 まだ開発中ですが、スピーカーエンクロージャーのための新しいテクニックがあります。より多くの電気出力を与え、前部からの音声出力を増加させることの代 わりに、私は、air pole inversion process(※訳者注:inversionとあることから、バスレフ効果を示すのでしょうか?)が効果的に働くように、後面開放型スピーカーエンク ロージャー (open-back enclosures)の特別なシリーズを設計しました。 これは、エンクロージャー内の空気を利用し、フロントとリアからの両方から、お互いに位相を合わせた音声出力を取り出すというものです。同じ電気出力のス ピーカーと比較すると、ほとんど倍の音声出力を得ることができます。

(訳者注:詳細は不明ですが、 "open-back enclosures"とあることから、 オーバルポートの発展系のことかもしれません。バスレフ型のことではなさそうですが、人によってはバスレフ型はフロントポートによる開放型という人もいま すね。色々と妄想が尽きません。)

質問:そのスピーカーエンクロージャーはトーンの品質を変えるものですか?

Dumble:はい、豊かなローエンドが得られます。そして、それはまさにソロプレイにおいて歌い上げるようなミッドレンジを与えま す。また、コード とソロのプレ イにすばらしく機能しますが、スライドプレイ時に特に素晴らしく機能します。デヴィッド・リンドレーとローウェル・ジョージが使用したスピーカーエンク ロージャーもこの種類です。

質問:あなたの目指しているのは、たった一つのエモーショナルなものですか、それとも目指すのは数多くのものですか?

Dumble:それは「パノラマ」と考えています。私は、その広さに限界があるとは信じていません。正しいギタートーンというのは、お そらく数百、数 千また数百万があります。空気が電気になるとき、それが何であっても、それは正しい音です。それは五感を刺激する音です。

以上