「ブーイング」 2000年4月


 ちょっとした試験を受けに行ってきた。その試験は、午前と午後にわかれているのだ。
 午前の問題はラクだったのだが、午後の問題が最低の出来であった。あの出来では、もはや奇跡が起きることを祈るしかない。適当に書いた数値が全部あっていることを願う。

 午後の試験中、気になった事があった。
 会場の中の男が大声でクシャミをした。
 とても大きなクシャミだったのだ。その轟音は、廊下はもとい、隣の会場にまで余裕で響いていそうなカンジであった。
 午後の試験は終了時間が近づくにつれて、緊張感や精神的な疲労が最高潮に達し、皆神経質になってくる。
 そんな中、先の男が再び爆発的なクシャミをした。
 2回目ともなるとクシャミをしたとたん、「っざけんなよ…」「チッ!」という、とても小さな、しかし数の多いブーイングがまわりじゅうから起きた。
 彼にはサラウンドで聞こえていた事だろう。
 自分は「ビクッ!!」としたあと「ニヤッ」としただけだった。

 去年は去年で、午後の試験中にガーガーいびきをかいて爆睡している人が、周りからの舌打ち&「…ったく」の猛攻撃を受けていた。
 そしてついには試験官が見るに見かねて、オドオドと注意をしに行っていた。おそらくマニュアルにそんな時の対処法が載っていないのだろう。

 次の試験では、どんなブーイングが起こるのだろうか。
 ともかく自分が気をつけようと思う。


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