香港で、現地の友達との会合を果たした。その友達とは知り合って3年にもなるのだが、実は声も聞いたことがない。インターネットで知り合ったのだ。3年間、間欠的にではあるがメールのやりとりをしていた。その3年間で、いったい何度「I go to Hong Kong!!!」と言った事やら。そして、この度ついに行くこととなったので、出発前日の深夜にその旨のメールを送ると、彼女は忙しいのにも関わらず、香港であいましょうと言ってくれた。
現地で彼女の携帯電話に電話をし、ホテルのロビーで待ち合わせた。実際にこうしてあってみると、彼女の気風、性格、口癖までもがよくわかる。当然だが、彼女の存在がよりリアルに感じられた。この瞬間、私の中で初めて「実際に世の中で生活している人」という確かな感覚が生まれた。この経験は、少ない私の想像力にプラスとなったと信じている。しかし、このような感覚を意識する事で、もはや自分は旧世代の人種であるということを証明してしまった気もする。どうなのだろうか。
友達はとても明るく元気な人だ。そんな彼女と、今現実に会って話している事が信じられなかった。
香港に滞在している間、彼女は街を案内してくれた。確かに町並みや名所はおもしろかったが、実際は彼女と一緒にいるという状況を楽しんでいた気がする。また、その状況を作り上げてくれた彼女の気遣いに感謝したい。今回の旅行で一番印象に残った物は、100万ドルの夜景などではなかった。言うまでもないがタイガーバーム宮殿でもない。
今や彼女はネットフレンドではなく、現実の友達となった。だが、真の友達となるには、私の努力が必要そうだ。