「Zorb」 2005年5月7日 English version is available.


 「なにやら大きな玉に人が入って、坂を下っていっているなぁ」
 ずいぶん前にそんなCMをテレビで見かけた。
 「スカイダイビングやバンジーのようなエクストリーム・スポーツの一種か?」
 というわけで、「Zorb(ゾーブ)」をやってみた。

 調べてみると、このZorbはニュージーランドのスポーツであった。
 しかしながら日本でも数カ所Zorbができる場所があることがわかり、群馬県のドイツ村こと赤城高原牧場 クローネンベルクへ行くこととなった。
 が、冬にZorbは営業していない。半年近く待つこととなる…。

半年後…

 朝5時に起きて、遂にドイツ村へやってきた。

 入り口にはもうZorbが展示してある! ここの目玉のようだ。
 この時は興奮していて考えもしなかったが、正直言ってドイツとはいったい何の関係が?

 予想以上にドイツっぽい。本当にドイツへ行きたくなってくる。朝10時前なので、GW中とはいえ人も少ない。

 家族連れが多い。カップルもZorb目当てで結構来ている感じ。当然男2人組などは、最後まで見ることがなかった。相変わらず自分ら以外は…。

 ドイツビールやソーセージが気になっていたのだが、先ずはZorbをやることにした。
 万一あの玉の中で吐きでもしたら、ものすごい自体になるのは想像に難くない。

Zorb!

 早速Zorbをやってみた。

 長い坂を上がった山の中腹に、Zorbのスタート地点がある。

実はこのZorb、一人乗りかと思いきや、ここでは2人乗り。ウェブサイトには載っていないので注意しよう。

 こんな看板がひっそりと。

 また、Zorb中の写真を撮りたい場合には、相方とは別に乗るしかない。
 別々に乗る場合には、「このお兄さん、一人です。一緒に乗ってくれる方、誰かいませんかー」と係員の人が親切に募集してくれるが、場合によっては30分以上待たなくてはならない。
 そもそも募集の声がかかるたびに、恥ずかしいったらありゃしない…。
 写真を撮りたい場合には、3人以上で来るのがベストのようだ。

 ようやく子供1人ゲット。

 Zorb前には名前・住所・電話番号を書く必要がある。

 ゾーブは自己責任にて搭乗とのこと。

 Zorbのウェブサイトで見ていたよりも、玉は意外と小汚く薄汚れていた。想像していたような輝きや、透明感はなかった。
 とはいえ、ここでは別に玉をプールで洗っているわけではなく、搭乗位置まで移動させている。

 たまに空気を補充する。

 Zorbに搭乗。靴は脱ぐ。

 Zorb内のシートに座る。
 手はひもをつかみ、肩はランドセルを背負うように固定される。腰にはロック可能なシートベルト、つま先はひもに引っかけて固定する。すべて自分で行う。

 「さん、に、いち、ハイ!」とおじさんがZorbを押し出す。

 怖いという感じではない。

 スピード感はあまりない。

 ぐるぐる回る。上下が分からなくなるが、頭がクッションに沈み込む瞬間に「あ、逆さま」というのがわかる。
 Zorb中はずっと笑いっぱなし。笑いが止まらない。

 たまにコースアウトする人も。

 体当たりで軌道修正。もちろん跳ね返される。

 「いてー」

 終了。だいたい20秒無いくらい。目は回るが、立てない程でもない。

 Zorbはレールをつたって坂の上に上げられる。

再びZorb

 1回目でZorbの面白さを知った我々は、3回も搭乗することとなった。
 しかも、「なんだかコースアウトできそうだな」などと悪巧みしつつ…。
 以下、2回目以降のZorbの様子を、一般的な搭乗時の反応と比較してみたいと思う。

 一般「漏らしたら大変なことになるね…」  我々「片側に重心をかけて、エイッ!とやれば…」

 一般 無言で一生懸命に準備  我々「よしっ! いけそう!」

 係員「さん、に、いち、ハイ!」  我々「い〜ち…」

 一般「キャー」  我々「に〜い」

 一般「キャー」  我々「さんっ! おりゃあ!」

 一般「キャー」  我々「もう1回! いち・に・さん!」

 一般「キャー」  我々「いち・に・さん・ぬお〜!!」

 一般「ハハハハハ(笑)」  我々「うぉー! 止まるな〜!」

 一般「楽しかったね!」  我々「下の池まで行くつもりだったのに」

 「これで700円かー。高いねー。本当に高いねー。」
 Zorb直後、まだ目が回っている時に言われてちょっぴりアンニュイに。私ら実は3回目…。

ドイツ村

 Zorb以外にも、アーチェリーなどのスポーツもできるのでZorb目当てで来た人もまあまあ楽しめる。

 家族で来るととても楽しそう。犬も連れて入れたりする。

 ドイツ料理。おいしかったが、しばらくソーセージはいらない。食い過ぎ。

Zorbは結構おすすめ

 Zorbは思っていたような激しいスポーツではなく、子供から大人まで楽しめる比較的穏やかなスポーツであった。
 ジェットコースターのようなスピード感や急激な重力の変化によるスリル はない。衝撃による不快感もない。逆に衝撃は快感ですらあった。
Zorbの楽しさは、他では体験できない回転による気持ちよさだ。気分がハイになるような感じがする。Zorbの最中は、ずっと笑いっぱなしであった。
 2回目以降は、Zorbに入りシートに座っただけで、もう笑っていた。あの感覚がもうすぐに来ると思っただけで、反射的に笑いが出てしまっていた。体があの感覚の楽しさをおぼえているのだ。
 想像以上に楽しめ、また意外な感覚でもあった。
 機会があったら、今度はドイツではなく、本場のニュージーランドでやってみたい。

 こんなスポーツ他に思いついて、儲からないかしら…。


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