「キャニオニング」 2005年8月1日 English version is available.


 最近をよく名前を聞くようになった「キャニオニング」。Canyon(渓谷)で、ボートなしで激流下りをするスポーツだ。
 去年挑戦してみたかったのだが、あいにく台風が来てしまい1年延期となってしまっていた。

事前準備

 「いかにして川の中で写真を撮るか?」。今回はこれが最大の問題であった。
 私のデジタルカメラは、当然防水仕様ではないし、防水ケースもない。防水の写ルンですでは、撮れる枚数がすくない。
 「かくなる上は、さっき台所にあったジップロックにデジカメを…」と考えていたのだが、やはりあった、カメラ用防水ビニールバッグ
 キャニオニング直前に購入し、前夜一緒に湯船につかり、十分な防水効果を確認した。

 Pentax Optio Sをバッグに入れて、電源を入れた状態。
 ある程度空気をバッグに入れてから密閉しないと、せり出してくるレンズが引っかかりカメラがシャットダウンしてしまう。
 ビニール一枚隔てての操作は困難を極める。画像の再生や各種設定変更は、まず無理だと思った方がよい。フラッシュもビニールに反射してしまい、まともに機能しないことが多い。さらに、たまにバッグごと川に漬けて冷やさないと、内部に熱を持ち結露してしまう。これをしなかった時は、結露がひどく水が漏れたのではないかと疑ったくらいである。
 ちなみにレンズが出たときの本体の厚みは46mm程度。
キャニオニング

 キャニオニングをするには、一般的に事前にツアーに申し込む。
 申し込むショップによって、実施箇所・実施人数等の条件変わってくるようだ。同じ川でも、ショップによっては大きな滝を下れたり、全く同じ箇所でも他の滑り方をさせたりするようだ。場所の権利や安全性のポリシーなどで変わってくるようである。

 こんな大きな滝を下ったりするツアーも。

 というわけで、「一日キャニオニング」をツアーに申し込み、早朝群馬県月夜野まで行ってきた。

 ショップに到着。曇っていて案外涼しいことに一同チキンアウト気味。
 曇っていても結構日焼けはするので、日焼け止めを忘れないようにしたい。体はウェットスーツで隠れるが、こんな曇り空でも顔が見てわかるくらいに焼けてしまった。

 いつもの免責同意書。最近この手の書類を書く機会が多くなっている気がするが…。

 ウェットスーツの着方を教えているお兄ちゃん。
 ウェットスーツ・グローブ・ライフジャケット・ヘルメットはそろえてあるので、特に持参する必要はない。靴のみ別料金であった。この靴(濡れても良いスニーカーなど)は持ち込み可。
 サンダルで来ると、濡れてても着替がしやすくて良い。

 8割方着替え完了。ウェットスーツの下に着る水着は要持参。

 川へは車で移動。他の人と一緒になる場合も。今回は全員で7名。

 橋に到着。ここから川へはザイルで降りる。

 崖下りも楽しいのだが、ここに何をしに来のか忘れていた瞬間。7人全員下におりるまで、時間がかかることかかること…。

 高さ8mの崖からダイブして、ようやく川に入れる。

 ダイブの仕方などを説明。要所要所でこのようなレクチャーがある。

 案外高所感は感じなかった。気軽にジャンプ。

 とか思ってたら、予想以上に沈み込む。

 激しくむせたが、ライフジャケットがあるのですぐに浮く。海でもプールでもない、川の味がする。

 先へ進むと川が細くなっていき、流れがいっそう激しくなってくる。

 川底がよく滑るので、流れに身を任せて川を下っていく。

 後ろ向きに流されて、一人だけ皆から遠ざかってゆく。川の流れが速く、何もできない(写真は撮ったが)。

 そのまま流されると、ちょっと行ったところにドドーンと滝が。
 カメラ片手に死ぬところだった…。

 川の流れの緩やかなところに出てきて終了。午前中はこれで終わり。

 川辺でお昼。ウェットスーツのままだが、寒くはない。

 午後は違うところへ移動。しばらく山登りが続く。

 足場の悪い、細く急峻な山道をひたすら登る。蛇や熊もでるらしい。
 防水バッグの中からフラッシュを使用したため、光が反射してしまっている。

 団体行動をしているので、写真をまともに撮っている余裕がない。
 ここでは全身装備でかためているため、泥も虫もへっちゃら。大嫌いな蜘蛛などむんずと手づかみして、放り投げることも可。なんだか自分が強くなったようだ。

 「鼻毛の滝」。
 山道からいったん出て川岸を登ったり、また山道に戻ったり。もうちょっと登る。

 重装備で山登りは暑い。川に来たら、とりあえず頭から全身水に浸かって涼む。泥も汗も流れて気持ちよい。

 こんな川岸を登る。

 滑りのポイントまで到着。
 2人連結して滑っている。

 20mのスライダー。こんな感じで滑り降りる。滑っている最中は笑いっぱなし。なんだか楽しい。

 左手に構える例の青い防水バッグに注目。何はともあれ、どんな格好になっても写真は撮る。
 服の汚れなど全く気にせず川に這いつくばったりできるので、なかなか面白いアングルを試すこともできた。

 滝の裏側も歩ける。気持ちいい。
キャニオニングって

 非日常的で、ちょっとスリルのある川遊びであった。
 川の輝く透明感、川のにおい、川の音。日常何となく想像していたよりも、現実はもっと刺激的で、幻想的であった。五感に伝わる川の存在感は、忘れられない物になるだろう。
 リフレッシュしたい人にとって、こんなに最適なスポーツは他にはないと思う。
 川にあまりなじみのない人には、想像以上の体験ができるかもしれない。
 昔、川遊びなどをしていた人は、その時の感覚を久しぶりに思い出すかもしれない。
 いづれもきっとやみつきになるだろう。

 川の魅力を再認識した日であった。


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