「九寨溝へ行ってきた 後編」 2006年12月18日 English version is not available.


 成田→広州→成都と移動し、九寨黄龍空港へ到着。黄龍を観光して九寨溝へようやくやってきた。そして翌日念願の…。

2006/8/17(木) 3/5日目 九寨溝


 昨日は暗くてわからなかったが、ホテル外観はこんな感じであった。写真ではわからないが、入り口屋根にチベット文字も見える。


 九寨溝周辺にはホテルや現地の人が行くようなレストランなど結構ある。とはいえホテルに関しては満室注意。今回は結局自分でホテルに電話をかけて予約した。


 九寨溝入り口。タクシーで10分程度。


 入り口に入ったところ。奥にあるゲートの前に、チケット売り場や売店がある。


 チケット売り場。7時半開園ではあるが既に販売はしている。まだ客も並ぶほどはいない。この時点で7時15分くらい。


 チケットは2日間有効だが、2日目も利用する予定がある場合にはここに並ぶ必要がある。ちなみに中国語の案内しかみあたらない。


 その場でデジカメで撮影され、チケットにレーザープリンターで写真が印刷される。券を他人に譲渡できない仕組みとなっている。別に2人で一緒に写ろうと構わない。


 入り口のゲート。なんとなくDisney Landを彷彿とさせる。


 ゲートを越えるとバスが沢山待機している。どのバスも一番頂上を目指して行くので、どれでも良いのでまずは乗る。
 バス乗り場の状況をみていると、どうも7時半前から既に運行しているような感じであった。


 バスには民族衣装を着たガイドが各名所の説明をしてくれる。が、しかし当然中国語なので、中国語が全くダメな人は「ここに何かあるらしい」くらいしかわからないので要注意。地図と各所にある小さな看板をバスの窓越しに凝視して判断することとなる。

 バスの登り道はかなり険しく揺れる。頂上まで30分程度であるが、乗り物に弱い人は要注意。やはりバスでは戻している人を、見たくはなかったが不幸にも見てしまった。
 私は平気であったが、間接的に被害を受けていた。気が付いたら服の端に…。子供の場合、相当飛距離が出るらしい。バスの真ん中の通路を飛び越えるとは。

 バスに乗る際に、ガイドに降りたい場所を指さして地図を見せておけばそこで下ろしてくれる。
 朝はほとんどの人が頂上の終点まで乗っていくが、我々は「鏡海」なる湖を朝一で見るために途中下車した。朝一番が見頃だそうだ。

 鏡海。湖に流れが無く、湖面に鏡のように映り込む。朝9時前頃が風がなくもっとも綺麗らしい。入り口バス乗り場から20分程度で着く。


 この後バスに再び乗り頂上へ。頂上から降りて行きながら各名所を巡る算段だ。

 頂上バス停付近。頂上には原始森林なる名所がある。大半の人がそこから観光し始めるようで、まだ9時前にもかかわらず人は多い。


 原始森林。バス停から徒歩20分程度歩くと着く。よく見る山林といった感じで、特になんと言うことはない場所。


 ここからはバスに乗らず遊歩道を下って湖を見ていった。

 遊歩道。


 草海。草が生い茂る。


 案内板も沢山ある。ただし湖が沢山あるため、どれがどれだかわからない場合も。見たのかどうかもだんだんと怪しくなってくる…。


 出会う人はまばら。掃除の人くらい。


 天鵝海。


 箭竹海。あまり面白くなかったりして…。


 昼ご飯時となったので、バスに乗り諾日郎保護駅なる所まで下って昼食をとった。

 バス停はほぼ名所ごとにあるので移動は楽。しかも数分に1回と、かなりの頻度でやってくる。あまり面白くない遊歩道は避けた方が効率良く回れそうである。


 諾日郎保護駅。レストラン、おみやげ屋などがそろっている。


 昼食時は人でごった返す。ビュッフェスタイルのレストランが3軒ほどある。


 味は観光地の食事といった感じ。
 飲み物は持ち込み可能。むしろ気にせず持ち込まないと何も飲むものがなかったような気が。ちなみに当然コーラは冷えていない。


 九寨溝の観光ルートはY字型になっており、Y字の中心にここ諾日郎保護駅がある。
 入り口はY字の根元。先ほどの原始森林はY字の右上に位置する。

 九寨溝付近を移動したときの軌跡。Dへ向かう左上のルートはGPSのバッテリーが切れて記録できなかった。下が北の方角。
 A: 九寨溝入り口(Y字根本)
 B: 諾日郎保護駅(Y字中心)
 C: 原始森林(Y字右上)
 D: 長海(Y字左上)
 E: ホテル


 昼食を食べにバスでY字中心の諾日郎保護駅まで戻って来たが、全て見きれていない右上は明日見ることにして、次は左上を攻めることとし、バスで左上の頂上まで移動した。

 長海。左上コースの頂上バス停付近にある。


 バス乗り場の看板。中国語簡体字、英語、日本語、韓国語、タイ語で表記されている。流石アジアの世界遺産!
 ここ九寨溝の観光客は、9割以上中国人、それ以外は韓国人と日本人がまれに。欧米人はほぼ皆無であった。今後増えて来るであろう。


 五彩池。長海からちょっと下に行くとある。見事な色合いだが、ものすごい人の数。朝早く行くと良いかも知れない。


 「Y字の左上コース」には他にも湖はあるのだが、今は水が少なく観光は出来ないようであった。次は「Y字根本コース」へバスで移動し、徒歩で入り口方向へ向かって下っていった。

 老虎海。


 浮き輪もちゃんと完備。魚にエサをやらないでの注意も。


 樹正瀑布。


 公主海。滝の下の湖。


 樹正群海。川に木が生えている。


 独特の赤い根が水中の酸素を吸収するそうな。


 臥龍海。基本的に遊歩道に人は少ない。多くの人がバスで移動できる範囲を中心に見学しているようだ。


 火花海。湖から水があふれて、下の湖に流れ出している。このようにして湖が段になって出来ている。


 双龍海。火花海の下の段の湖。


 この辺りにはバス停もないので、草木の生い茂った薄暗い道をひたすら下るしかない。
 同じような光景と湖が続き、さすがに飽きてくる。どれがどの湖だか。


 芦葦海。芦ばかり。


 盆景灘。ようやく開けたところに出た。後はバスにのって入り口に戻るのみ。


 九寨溝入り口にある売店。レストランはないが、軽食屋、おみやげ屋などもある。


 出口には常時タクシーが控えているので、移動に困ることはない。


 九寨溝以外特に何もなさそうなので、ホテルへ戻り同じレストランで夕食となった。
 レストランに入り、昨日の店員と目が合うと、「昨日の迷惑な外人がまた来た!」的な戸惑いがわかり、面白かった。
 この日もインチキ中国語で、楽しく店員に迷惑がられるのであった。

2006/8/18(金) 4/5日目 九寨溝→成都→広州

 昨日の朝も思ったのだが、何故このホテルの朝食には飲み物が温かい牛乳しかないのだろう。牛乳嫌いな人はどうしろと。

 今日も水分なしで朝食を。はやりここでも持ち込みをすべきであったか。
 どうでもよいが、ビュッフェの写真は嗜好がもろにわかって恥ずかしい。


 今日は昼過ぎのフライトで成都経由で広州へ帰る予定なので、朝だけの限られた時間になるが九寨溝へ再び行った。

 昨日見切れなかった「Y字右上コース」にある熊猫海で下車。


 朝は若干霧がかかっているが、人がほとんどいないので存分に満喫できて良い。朝早い時間に行動するに限る。


 五花海。


 珍珠灘。


 珍珠灘瀑布。


 諾日郎保護駅。昨日の昼ご飯時とはうってかわって静か(9時半)。


 諾日郎瀑布。まだ早い時間ではあるが、ここ近辺は寄りやすい場所のせいか人は多い。


 バス停から樹正群海への降り口。Y字の根本コースは人だらけ。


 九寨溝も一通り見終わりちょうど良い時間になったので、ホテルに戻りチェックアウトし、空港へ戻った。

 空港へ行く最中、山羊が道をふさいでたりも。


 九寨黄龍空港のレストラン。メニューはこれに海苔?のスープが付いた料理一品のみのようであった。選択肢は店に入るかは入らないか以外にない(もちろん持ち込めばさらに可能性は広がるが)。念のために説明しておくが、ビュッフェスタイルで自分で盛ったのではない。この状態で料理が来るのだ。味はさほど悪くない。


 九寨黄龍空港のファーストクラスラウンジ。成都のラウンジよりも小さいが、仕事の出来そうなお姉さん2人が待機。入室するとチケットを確認しに来て、1つ早い便に変更してくれた。流石。


 飛行機のサイズはこのくらい。


 成都に到着後、広州へ移動。空港に着くともう夜になってしまい、食事へ行くくらいしかできなかった。

 点心づくし。食は広州にあり! 数日ぶりに心の底からおいしいと思える料理にありつけた。しかしながら、またもや閉店間近のため急いでかっ込むしかなかった。まもなく夜の12時。


 「これにて全旅程が完了して後は寝て帰るだけ」、と思ってホテルへ戻ったのだが、ホテル内のマッサージ屋が目についた。
 「マッサージなくして、真の旅行とは言えない」というのが我々の信念なので、翌朝5時半ホテルチェックアウトなどは気にせず、信念を貫くこととした。

 深夜にもかかわらず意外と客は入っているようで、10分程度待つこととなった。
 1時間の手・足・背中のコースを受けたのだが、特別良くはなかったが、何せ日本と比べて安いのでともかく満足であった。

 マッサージも受け終わり、「今度こそ後は寝て帰るだけ」と会計を済ませて部屋へ戻ろうとしていたところ、このマッサージ屋の営業案内が目についた。なんとこのマッサージ屋、朝の6時まで営業とあるではないか。「朝っぱらからマッサージを受けに来る客などいるのだろうか? 我々のホテル出発時間くらいまでやっているだなんて…」と思ったのだが、そう。まさに出発までにもう一度マッサージを受けることが可能であることが判明した。
 「日本では高いマッサージ。多少の無理はしても受けられるだけ受ける」というのも我々の信念。貫くこととした。

2006/8/19(土) 5/5日目 広州→成田

 シャワーを浴び、3時半過ぎに就寝。4時に起床。荷造りをしてチェックアウトの準備を済ませる。そしてマッサージ屋に再び直行した。
 さすがに4時半ともなると、客は一人もいなかった。それに考えてみればわかる事なのだが、従業員の集中力ももはやない。時には手が止まるほど、従業員同士しゃべりながらマッサージをしている。これで気持ちよいはずがない。

 ホテル内のマッサージ屋。普段は良いのだが、閉店直前のサービスは最低であった。


 マッサージの最中、「飲み物は何がよいか?」と聞かれたのでコーラを注文した。都会らしく氷の入った冷えたコーラであった。九寨溝とは違い広州は暑い。
 その後「スイカはいるか?」と聞かれた。中国ではスイカをよく食べる。熱いときは客人にお茶を勧めるよりも先に、「何はともあれスイカでも」と振る舞うと聞いたことがある。しかしながら食べにくいし種もあるので「いらない」と断ったのだが、結局スイカが出てきた。手を付けないのも悪いと思い、大した量でもなかったので全てたいらげた。

 私は「残さずいただく」この習慣が好きだ。しかしながら、この美徳も善し悪しであることを最近身をもって知った。

 クーラー直下で冷たいコーラにスイカ。おまけに疲労困憊で睡眠不足。マッサージなどどうでもよいので、一刻も早く部屋のトイレへ…。

 「九寨溝の水を見ると、他の水は見られない」とか言っている場合ではないくらいの水っぷりであった。
 この直後、今回も同行したK氏は39.3度の熱を出し、私も翌日熱を出し、二人とももれなく大風邪をひいたのであった。

 九寨溝の深い水の色、水の様々な様相が今でも脳裏に焼き付いている。
 九寨溝の綺麗な思い出は決して忘れない。そして汚い思い出も…。


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