お菓子か、炭か
元旦午前1時ころのサン・マルコ広場
| あけましておめでとうございます。 昨日あたりから日常生活に戻られた頃でしょうか。 イタリアは、今日1月6日も祝日。エピファニア(epifania,ご公現のお祭り)、キリスト誕生のお祝いに、東方の3博士が来訪した日にあたります。といっても、もはや宗教的関心は薄く、むしろベファーナ(Befana)の日として親しまれています。この日、ベファーナという名の、ほうきにまたがった魔女が、よい子にはお菓子やおもちゃ、悪い子には炭をプレゼントしにやって来るからです。日本ではクリスマス前に見かける、お菓子の詰まった靴下、イタリアではクリスマスを過ぎる頃に街中に出回りはじめるのですが、実はこれは、サンタさんではなく、魔女が運んでくるというわけです。 それにしても、12月25日(木)、26日(金)、1月1日(木)、そして6日(火)が国民の祝日にあたるイタリアでは、今年の年末年始は大・飛び石連休となりました。日程のみならずお天気にも恵まれ、ヴェネツィアでは年末にまとまって雨が降ったものの、クリスマス、元旦などは雲一つない晴天。もっとも、地方によってはホワイト・クリスマスになったところも多かったようです。クリスマス当日、大聖堂からコンサートのテレビ中継のあったアッシジでは、たっぷりと雪が降っていて、やはりミサの中継のあったローマの晴天と見事な対称をなし、それはそれはどちらも、まるで作られたかのような美しさでした。 私も久しぶりのまとまった休暇、少し遠出をしたいと思ったものの、お目当ての地はかなり割高な上、どこも予約でいっぱい。あきらめて近場でうろうろしていました。それでも、さすが大連休中、どこもかしこも、人でいっぱいでしたが。 ヴェネツィアの大晦日 おせち料理にお雑煮、のような、お正月の特別メニューは、イタリアには存在しません。その代わり、というのか、ご馳走を食べるのは大晦日の夜。クリスマスから一週間もたたないうちに・・・なのですが、再び盛りあがります。何を食べるかは、やはり地方やら家庭によって違い、またよくよく聞いてみると、あるメニューをAさん家ではクリスマスに、Bさん宅では大晦日に食べたり、伝統も微妙にずれていたりします。 私は、当日までまったく予定を立てられずにいたのですが、結局今回は遠出をあきらめ、魚市場に向かいました。クリスマスに肉料理中心に食べすぎているので、この日はぜひともお魚。こちらに残っている日本人の友人等に急遽声をかけ、結局総勢5人での年越しパーティです。メニューはサラミ、チーズのおつまみ、前菜にシャコの塩茹で、第一の皿がまぐろのお寿司と、巻き寿司。続いて、他の友人が用意してくれたお魚と野菜の鍋仕立てスープ。メインにえびと野菜のてんぷら。もう食べきれない、と言いながら、近くのお菓子やさんで買った生チョコレートケーキも、きれいになくなりました。ワインは白2本ですから、食べた量からすると少ない方でしょうか!? ヴェネツィアでは、大晦日の晩、リド島に移動して、そのままリドで初日の出を拝むという習慣があるのだそうです。ちょうど東向きに長く長く広がるリドの海岸はまさにうってつけ。その頃には星空が広がっていて、きっといい初日の出が拝めるだろう、と行ってみたい気がして、3時頃までは頑張っていたのですが、寒さに耐えきれずダウン。翌朝目覚めたときには、既に青空が冴え渡っていました。 長くなりました、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 |