啓蟄


近所のホテル&レストランは3月までお休み

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ヴェネツィアは今日も青空が広がり、風は少し冷たいものの、穏やかないい日になっています。ここ1週間ほど、イタリアでは山岳部のみならず中部から南部にかけて各地で大雪の被害が出るなどのニュースをよそに、ここだけ嘘のようにこんなお天気の日が続いています。近郊で雪になった日には、さすがに冷たい雨となりましたが・・・これも異常気象の一環なのでしょうが、ヴェネツィアの冬らしい、一寸先も見えない真っ白の霧だとか、なんとも手足がしんしんと冷える薄曇、というのは1週間に一度来るか来ないか、ほんとに春が来てしまったような感じさえします。といって、油断ならないのが、ヴェネツィアの寒さなのですが。

合間のひととき

1月7日に、日本から戻ったときには、家のごく近所から、かなり観光の中心地まで、レストランやホテル、お店、と至るところ軒並み「休業」の張り紙。1週間から2週間、1カ月いや2カ月の休業などというところも。本来ならちょうどバーゲンのシーズン、貧乏学生の身、買い物はできなくてもせめて雰囲気だけでも偵察に行こう・・・などと繰り出しても、開いているのは、ほんとうにごく数軒のブランド店のみ。それも、お義理に一応開けています・・・という雰囲気で、たまに見かける日本人以外に入っているお客もなし。レストランにせよ、ふつうのお店にせよ、休業のところはガラスの部分に内側から新聞紙などの紙が貼ってあることが多く、ヴェネツィア全体が、宴の後どころか文字通り、廃墟か、無人島か、という感じになっていました。
それもそのはず。華やかな仮面、仮装で知られるヴェネツィアのカーニバルは、1月6日の公現祭の後に始まり、復活祭の約50日前にあたる「マルテディ・グラッソ」(martedì grasso=脂の火曜日)まで。とはいえ実際には、仮面や仮装と、それを見に来る人々が町にあふれ、「カーニバル」を楽しむのは期間中の最後の10日間くらい。今年は復活祭が4月20日と遅く、それに従ってカーニバルの行事が組まれているのも2月21日から3月4日と、かなり遅め。一方で、春の到来とともに迎える復活祭、その後に祝日の続くイタリア、ヴェネツィアでは夏まで観光客が途絶えることがありません。1月6日のクリスマス・シーズンを終えて、そんな稼ぎ時を前に、思いきって改装したり、一息入れたりしようということなのでしょう。幸い、ここから車で2-3時間も走れば今年は雪でいっぱいのドロミテ、1週間のスキー休暇というの大正解です。
とはいえ、週末ともなると、仮装をさせられた子どもたちの姿を見かけるようになってきました。大人の、本格的仮装はまだ一人二人・・・ですが、冬眠していたヴェネツィアも、お日様とともにそろそろ目覚め始めたようです。

所用のため、今日から数日ミラノに出かけます。ではまた。
Fumie