これで最後


アッカデミア橋から、サンタ・マリア・サルーテ教会を臨む

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
こちらは、なんだか急に暖かくなってきました。私はといえば、今週から後期の授業が始まり、ふたたび苦しい日々が戻ってきました。

Addio, Lire! (永遠にさようなら、リラ)

さて、2月28日をもってイタリア・リラの通用は終了、ユーロ一本の生活に入りました。リラ最終日といっても、特に混乱はなかった模様。というのも実際は1月の中旬くらいから買い物の場でイタリア・リラを見かけることはほとんどなくなっていて、金額の価値を把握するのはリラのまま、実際に使っているのはユーロ、というのがというのが現状だったので。それでもまだ、慣れるのにはもう少し時間がかかりそう。相変わらずスーパーマーケットのレジでの行列は続いています。私はわりとすぐに慣れて、小銭もきっちり出してありがたがれ(?)、やっぱり若いからかしら?(注、スーパーの客層の中では)・・・などとひそかにほくそえみ、この騒動にもすっかり飽きた・・・と思っていたのですが、実は私にとっては、前よりも簡単になったということに気付きました。イタリア・リラでは今まで例えば5桁だったものが、2桁+2桁、xxユーロxxセントになったわけで、何しろ聞き取りが断然楽ちんだったのです。そして1セントまできっちり合わせるのはむしろ当たり前。ところが今まで500リラ以下はかなり適当だったイタリア人にとっては、ストレスなことらしいです。そして確かに、なぜか硬貨が、額が近いものほど似ている。でも、みなさん小銭が大変だ大変だと言って、小銭入れを購入し、そうやって分けているからいつまでたっても慣れないのでは、と思っています。もちろん家賃の支払いに小銭交じりなのはかなり変なのですが、便乗値上げよりはよし、と思い私はこれまたきっちり支払っています。
ところで、このユーロ(EURO)、イタリアではエウロ、確か欧州銀行の取り決めで単数・複数の区別なく常にEUROなのですが、イタリア語としては複数形はEURI(エウリ)にしたいところ。ニュースのアナウンサーも間違えたりしてますが、そのほうが語感として自然。私がイタリアに来た当初、ニュースの中でMarco Tedesco(マルコ・テデスコ)、Franco Francese(フランコ・フランチェーゼ)など時々聞くけど誰?って思っていたら、(どれもイタリア語の名前としてあり得る)なんとそれぞれドイツ・マルク、フランス・フランのこと。これまでこうして何でもすべてイタリア語化し、さらに当然Marchi(マルキ)、Franchi(フランキ)と複数形にしていたこの国の言葉では、例えば2EURO、というのはとても耳障りが悪い。
ついでに言うと、0.01、たぶんセントと約されるこの単位、イタリア語ではcentesimo(チェンテジモ、100分の1、の意)。これは一般名詞なので、当然複数形になり、centesimi(チェンテジミ)。例えば今までの10000リラが5エウロ16チェンテジミ、そりゃ混乱するわ・・・というややこしさなのです。やれやれ。
財布続報。何人の方からご指摘のあった通り、お札の大きさって意外と国によって違い、今まで欧州でお財布を購入すると、日本のお札がうまく入らなかったりしたことがあると思います。同じ問題が、もちろんユーロ導入時にも発生、イタリアのお札は小さかった、というか、高額はそれなりのサイズだったのですが、ユーロになったら全体に「太くなった」ようで、小銭問題だけではなく今までのお財布によってはほんとにお札もはみ出してしまう。そんなこともあって、やっぱりお財布を変える必要に迫られる人もいたようです。

ではまた。
Fumie