開花宣言


近所で

こんにちは。

 ほんとうにびっくりするぐらい突然暖かくなって、はっと気がついたらなんと桜もちらほら!桜はやはり特別ですよね。こちらでお花見の風習がないのはほんとうに残念。ああーいいなーお花見行きたいな、と心底から懐かしく思っています。ところで、イタリアに花粉症はないの?という質問をたくさんいただきましたが、同じようなアレルギー症状はイタリア人の体質にも存在するし、実際この季節はいろいろな花粉が舞っているはずだけど、日本ほど大問題になっていません。日本では、一時杉を大量植林したことが原因になっていると聞いたことがありますが、イタリアの場合、「一度に」「同じものを」「大量に」植える、などといった作業がとても簡単にできるとは思えず・・・結果として被害を最小限に食い止めているのかもしれません。とはいえ、ここのとこ鼻と目に若干かゆみを感じる私は、話題のヨーグルトを毎朝食べることにしました。
それはともかく、この暖かさで観光客が前倒しに増えているヴェネツィア。今回は、観光一等地の「バーガーキング」でバイトをする、同居人の話から。

ハンバーガー行動学

ヴェネツィアで、わざわざバーガーキングでハンバーガーを食べようという人は、そもそも全体からすると、かなり偏ったサンプルであることは間違いありません。でも、それはそれで、なかなか面白いのです。多いのはアメリカ人やドイツ人の観光客。アメリカ人はたいてい大柄で大変ラフな格好であるだけでなく、親しげ。「バーガーキングはアメリカ製だよ、知ってる?」とか、嬉しそうに話し掛けてくる。(そりゃイタリア製のはずないでしょう・・・)そして、ハンバーガー、ポテト、ドリンク、の一番ヴォリュームのあるセットを二つ、とかぺろりと平らげる。みんな明るく幸せそうなのだけど、何かちょっと問題があると烈火のごとく怒りだし、すぐに「店長を呼べ」。
一方ドイツ人は、レジで注文の際ドイツ語で話し始めるので、”Do you speak English?” と聞くと、”YES!” と答えて、ドイツ語で続ける・・・ちなみに、節約家と言われる彼らは、ヴェネツィアのように、レストランなどの費用が著しく高いところでは、割安なファーストフードに押し寄せるらしい。
それでも、ドイツ語、フランス語、英語は何人かの店員のうち、必ず誰かがわかるので何とかなるのだけど、一番問題はロシア人。ロシア語以外、全く何語も話せないことが多いらしいのです。どうやって旅行をしているのか謎なのですが、もう何も通じないので、まさに身振り手振りで注文を取るのだけど、出てくるとあれが違うとかこれが違うとか、いろいろあるらしい。ただ、問題がなければ(話は通じないながらも)たいてい感じがいいんだそうです。
さて、日本人はどうかと言うと・・・まず、こういう店なので、ほとんどがごくごく若者の数人のグループかカップル。カタカナ英語は、違う意味でローマ字英語になるイタリア人には大変わかりづらいらしく、ほとんど「何を言ってるのかさっぱりわからない」。そこで、日本語を学ぶ私の同居人が登場し、彼女がにっこりと「日本語でどうぞ」と言うと、一瞬びくっとしたりまばたきをし、何事もなかったかのように、日本語に切り替えて注文を続ける。たま〜に「上手ですね」という人はいても、「なぜ?」とか、それ以上突っ込んでくる人は皆無で、レジを離れてからひそひそ話しているのが聞こえる。これがイギリス人だと、「どこで英語を勉強したの?」とか「イギリスには行ったことある?」とか、意外と盛りあがるのだとか。それだけイタリアであまり英語が通用していないということかも・・・何にせよ、日本人は一様に大変礼儀正しく、お待たせしようが席がなかろうが、「大丈夫です」と言ってきちんと待っている。小さい子どもも同じで、他のお客のメイワクになるようなことは絶対にしないし、ほんとにお行儀がいい。
子どものお行儀が一番悪いのはイタリア人。(やっぱり・・・)騒ぐ、ちらかす、物は壊す、ありったけのケチャップはそこら中に塗りたくる・・・ファーストフードらしく、子どもの誕生会というのもやっているのだけど、店員の間では「悪夢」と呼ばれているそうです。
各国それぞれいろんな人がいて、そのほんの一面だし、私が直接見たわけではないのですが、なんとなくわかる気がしませんか?
それではまた。


ヴェネツィアのバーガーキング、遠目にはわかりにくい

Fumie