父の日

ワイシャツとネクタイをかたどったチョコレートも

こんにちは。ごぶさたしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ヴェネツィアではいかにも「春」を実感するような、穏やかで暖かい日が続いています。今まで、イタリアでは、というか、少なくともペルージャやヴェネツィアは、寒い寒いと思っていると急に暑くなったり、その逆だったり、春や秋が短いというか、ブーツから突然サンダルに履き替えるような、そんな印象だったのですが、今年はちょっと違うようです。日がどんどん長くなっていくのと共に、ぐんぐん、春になっています。

その3月も半ば過ぎ、日本では卒業生の姿を見かける頃でしょうか。ヴェネツィアでも、ここ一月ほど、あちこちで卒業の風景を見かけました。実は、このヴェネツィア式卒業というのを、ぜひご紹介したいのですが、今回は「今日」の話題を。

何の日?

さて、春分の日のことをイタリアでは「春の初日」と呼びますが、その直前の今日、3月19日はイタリアで父の日。母の日は、日本や他の国と同じように5月の日曜日なのに、なぜ、こんな中途半端な日に、しかも平日に、父の日?かというと、この日が、聖ヨセフの日であることに由来します。
イタリアでは、1年365日、毎日それぞれその日の「聖人」がいます。まさか、毎日「今日は聖・誰それの日」、などと意識しているわけではないでしょうが、町の守護聖人の日はお祭りだったり、自分と同名の聖人の日は、誕生日のように「おめでとう」などと言い合ったりプレゼントを贈ったりします。ごく普通のカレンダーでも、全聖人が書きこまれていたり、新聞によっては片隅に「本日の聖人」の欄があったりします。実在の人、伝説上の人・・・365人も聖人がいるのか、と思うと驚かれるでしょうが、一日に二人以上いる日もあるので、実際はそれ以上です。カトリックの国ならどこにでもあるのかどうかは不明ですが、確かフランスではやはり聖人入りカレンダーを見た覚えがあります。ただ、主な聖人の日はともかく、日によっては違う聖人だったりすることもあるようなので、「聖人」っていったい何人いることやら・・・。
聖人、聖人というと何やら重苦しいようですが、たぶん日本のカレンダーで「大安」とか「仏滅」とか、「XXの日」とか小さく書きこまれていて、普段は気にしないけど、参考にすることもある、ちょうどそんな程度の意識ではないでしょうか。
その365日のうち、この3月19日が聖ヨセフ、つまりイエス・キリストの育ての父親の日、であることから、イタリアではこの日を父の日としてお祝いすることにしたというわけです。実際のところ、先日の「女性の日」(3月8日)や、母の日ほどの華やかさはないように見えますが・・・定番のプレゼントは、やはりネクタイやワイシャツということです。

というわけで、お父さん、ありがとう!!!残念ながら、ネクタイもワイシャツも贈れませんが・・・。
そして、「父親」のみなさまがたも、毎日お疲れさま!
時差で日付が変わる前に・・・このメッセージを送ります。

ではまた。
Fumie