こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
先日の日曜日から欧州は夏時間に入り、イタリアと日本との時差が7時間になっています。ちょうど、この切り替えをはさむように、ヴェネツィアもすっかり春になりました。風は冷たいのですが、青空がすがすがしく、こんな日は歩くのが楽しくて、ついつい少しずつ遠回りしながら歩いています。
迷宮、ヴェネツィアにて
英米人、フランス人、ドイツ人にもちろん日本人、観光客も多いのですが、この時期、特に平日に目立つのは学校の遠足です。ずいぶん小さい、おそらく小学校低学年かと思われるグループは、皆おそろいのバッジや、あるいはカードを首から下げて。美術系の高校生らしきグループは、大きなスケッチブックを持って。そんなグループは、ヴェネツィアの細い道ですれ違うのも、また追い越すのも一苦労です。おかしいのは、道だけでなくあちこちの橋も占拠されていること。ちょっと眺めのいい橋では、持参のベンチに座って絵を描く人もいたりするのですが、特に小さな子ども達の、遠足のグループがよく、橋の段々に、ちょうどお雛様の飾りか、もしくは記念撮影のようにきっちり並んで座っているのです。ちょっと休んで話を聞かせるのに、ちょうどいいのでしょう。下で先生が皆のほうを向いて、話しかけているので。それどころか、場合によっては、お弁当、つまり持参のサンドイッチを全員がほお張っていたりすることもあります。まあ、確かに、他に適当な場所がないといえば、ないのですが・・
そんなグループを微笑ましく眺めたり、通ぶってはや歩きで追い越したりしているのですが、この1週間で2回も、久しぶりに大・迷子になってしまいました。しかも、同じ場所に行くのに・・・。
この春からようやく授業が減るので、前からやろうやろうと思っていた、英語のクラスの登録をしようと、同じ大学の、外国語センターというところに行く時です。まず、登録前のレベルチェックテストに行こうと、はりきって家を出て、そういえば、しばらく行ってないけどたどり着けるかな、と一抹の不安が頭を掠めたのも事実。なにしろ、ただでさえ迷宮のヴェネツィアで、たくさん分かれている大学の施設の中でも、その場所のわかりにくさにかけては、ダントツなのです。ただ、最初は、猛烈に迷ったけれど、そういえば行きつけのおいしいピザ屋の近くだとわかってからは、だいたいたどり着けていたし・・・こんなお天気で多少迷っても悪くないか、と思ったのが運のつきでした。
まず、その手前で、登録料を払おうと郵便局に寄ろうとしたら、なぜか休業。仕方がない、少しあるいてリアルト橋の向こうの本局へ。で、行列をしている間に、振りこみ先が郵便局ではなく銀行であることに気がつき、まあ、戻る道にあるだろうとリアルト橋を渡って目の前の銀行に入ると、窓口の女性は相当同じ要件の学生を見てきたらしく、ご親切にも、「うちの銀行でも振りこめるけど、5ユーロの振りこみに、手数料が7ユーロかかるから、当該銀行に行くことを勧めるけど」。で、どこにあるのか聞くと、今渡ってきたリアルト橋の向こうだと言う・・・。そうして、橋を再び往復して、いざ、外国語センターに向かうと、唯一、うろ覚えながらも把握していた道は、橋の工事で通行止め。そこに吊り下げられていた、指定の回り道を行こうとしたら、またその先で同様の通行止め・・・。
結局、最初の通行止めの看板から目と鼻の先のところに行くのに、何百メートルも、しかもあやふやな細道を歩いてようやくたどり着いたときには、へとへとです。全てを終えてようやく家に戻ってきたときには、3時間以上たっていました。家を出てからもちろん歩きづめで。
そして、今日また、今度は正規登録のために同センターへ行くつもりで、今回は直接、当該銀行へ立ち寄ったところまではよかったものの、やはり同じところでぐるぐる、ぐるぐると迷ってしまったのでした。
こんなことで、無事に授業に通えるのか・・・不安です。毎回、たどりつく頃には授業が終わっているのではないでしょうか。
さて、急ですが、事務手続きなどの都合のため、4月3日から3週間ほど、日本に一時帰国します。
それでは、とり急ぎご連絡まで。
Fumie
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